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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100BY6X

有価証券報告書抜粋 マルサンアイ株式会社 業績等の概要 (2017年9月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用や所得の改善を背景とした、消費の緩やかな回復基調が続いております。又、米国、欧州、中国などの経済も回復傾向が見られております。しかしながら、北朝鮮問題、英国のEU離脱、米国との貿易問題など、政治・経済面で先行き不透明な状況となっております。
食品業界におきましては、原油価格の漸増による変動費の増加、加えて為替市場の変動など、企業を取り巻く環境は、引き続き不透明な状況が続いております。
みそ業界におきましては、2016年のみそ出荷量はわずかに増加いたしましたが、総務省の家計調査では、みその使用量は漸減傾向が続いております。
豆乳業界におきましては、健康志向の高まりを背景に、飲用に加え料理や業務用食材としての活用が進み、市場は底堅く推移しております。
このような環境の中で、当社グループは消費者の皆様方に安全で安心できる製品の提供に努めるとともに、原価高騰に対して、事業の効率化やコスト削減等の利益向上対策に努め、経営基盤の強化に取り組んでまいりました。
この結果、売上高は、豆乳及び「豆乳グルト」が堅調に推移したため253億45百万円(前年同期比4.6%増)、営業利益は、子会社であるマルサンアイ鳥取株式会社の新工場稼働による減価償却費の増加により7億10百万円(前年同期比5.2%減)、経常利益は、円安によるデリバティブ評価益を計上したため9億22百万円(前年同期比73.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は、4億13百万円(前年同期比31.3%増)となりました。
セグメント別の業績は、次のとおりであります。

① みそ事業
生みそ、調理みその売上が減少したものの、新たに発売した液状みその「香りつづくとろける味噌シリーズ」の配荷が順調であったため、売上高は、45億94百万円(前年同期比0.2%増)となりました。
a.生みそ
主力である「純正こうじみそ」等の出荷が減少したため、売上高は、37億38百万円(前年同期比1.0%減)となりました。
2017年3月に「カップ本場赤だし減塩500g」をロングセラー商品「カップ本場赤だし500g」の姉妹品として発売いたしました。同時期に「だし入りあわせ減塩400g」を中京地区で人気の「だし入りあわせ減塩750g」の小容量タイプとして発売し、需要が拡がる減塩みそ市場へのマルサン商品の訴求を図りました。
又、だし入りみそのシェアを獲得するために発売した「みそ職人 旨味贅沢」は、3年連続モンドセレクション優秀品質最高金賞を受賞。同時に3年連続で金賞以上を受賞した商品に付与される「国際優秀品質賞」も受賞となりました。塩分ひかえめながら、だしの旨味でおいしさを追求した品質が国際的に認められました。そして、パッケージにモンドセレクション優秀品質最高金賞3年連続受賞を告知いたしました。
海外での日本料理店の増加から、みその需要が拡がっていることもあり、海外からの引き合いも徐々に増えており、海外得意先専用商品の開発や販売も行っております。


b.調理みそ
主力である「酢みそ」、「田楽みそ」等の出荷は持ち直したものの、他の調理みそ製品の売上が減少したため、売上高は、3億96百万円(前年同期比1.7%減)となりました。
2017年3月に、和日配売場用のからし酢みその中身をリニューアルし、これまで導入されていなかった企業や未紹介企業に再案内し、導入店の増加を図りました。

c.即席みそ
「本場赤だし」シリーズ及びフリーズドライ製品が堅調に推移したため、売上高は、4億16百万円(前年同期比2.2%増)となりました。
2017年3月に人気のサンリオキャラクター「ぐでたま」をパッケージに採用した「ぐでたまのかき玉みそ汁1食/4食入り」の2種類を発売いたしました。即席みそ汁市場へのテコ入れ、又、若年層の女性及びそのお子様達をターゲットにした商品として、多くの量販店に導入され好評を博しております。

d.液状みそ
新製品「香りつづくとろける味噌シリーズ」を発売し、売上高は、43百万円となりました。
2017年9月にみそ業界初の鮮度ボトルを使用した「香りつづくとろける味噌シリーズ410g」を発売いたしました。単身者や働く女性のために、料理の時間を短縮でき、片手で使えるボトル容器の使いやすさ、清潔さ、美味しさ、料理への汎用性などのニーズにお応えした新しい液状みそです。基本のおみそ汁の他に様々なみそ料理ができる万能みそで、新みそ生活を提案いたします。おみその嗜好性を考慮して「あわせ」「こしこうじ」「赤だし」の3種類を発売いたしました。又、中京地区から全国に使用者が増加している名古屋めしの代名詞である汎用タイプの調理みそ「甘味噌だれ」もラインナップいたしました。
なお、発売後、大手量販店をはじめとする販売店舗へ順調に導入されております。

② 豆乳飲料事業
豆乳が堅調に推移したため、売上高は、186億59百万円(前年同期比4.5%増)となりました。なお、持分法適用関連会社のアメリカン・ソイ・プロダクツ INC.につきましては、持分法による投資利益56百万円を営業外収益に計上しております。
a.豆乳
無調整豆乳、カロリーオフ製品、海外向け製品等が好調に推移し、売上高は、155億77百万円(前年同期比7.2%増)となりました。
2017年3月に昭文社の人気旅行ガイドブック「ことりっぷ」編集部監修の「ことりっぷ豆乳飲料 黒蜜きなこ&ゆずはちみつ」を発売いたしました。さらに、2017年9月に「ことりっぷ豆乳飲料 栗と和三盆」を発売し、若い女性に好評を博しております。又、2017年3月に「ソイプレミアムひとつ上の豆乳 豆乳飲料 柑橘」を発売して、プレミアム豆乳市場への訴求もしております。なお、同時期に幼児用豆乳飲料「まめぴよ シリーズ」のココア&いちごをリニューアル、同時に3連パックも発売し、子供・ベビー用品専門店での取扱いもされております。さらに、2017年9月には、「タニタカフェ監修 オーガニック豆乳シリーズ」の調製/無調整の2種類を200mlと1000mlの品揃えで発売いたしました。健康認知度の高いタニタブランドとオーガニックという二つの要素を取り入れた商品として、全国量販店での採用が進んでおります。その他、鳥取新工場の稼働開始を記念して数量限定発売した「豆乳飲料すなば珈琲200ml」も、近隣エリアのコンビニを中心に導入されております。
又、長年、三和化学研究所と共同開発で取り組んできた流動食「リカバリーシリーズ」については、先方の流動食事業からの撤退もあり、4月よりマルサンNBブランドとして14アイテムを、豆乳を主原料に使用した流動食という差別化を図った商品として販売継続しております。


b.飲料
春の新製品である飲料「あまざけ」等は順調に推移したものの、アーモンド飲料が競合他社の販売促進の影響を受けたため、売上高は、30億82百万円(前年同期比7.3%減)となりました。
2017年3月には新製品として健康市場で話題の「あまざけ 200ml」を発売いたしました。米糀の自然の甘さを活かした商品として好評を得ております。

③ その他食品事業
「豆乳グルト」の販売エリア拡大による売上増加、その他「あま酒(濃縮タイプ)」や「水煮大豆」の売上増加により、売上高は、20億73百万円(前年同期比17.3%増)となりました。
「豆乳グルト」は、3年連続モンドセレクション優秀品質金賞を受賞。同時に3年連続で金賞以上を受賞した商品に付与される「国際優秀品質賞」も受賞となりました。新たな生産工場の稼働などで生産数も増加できており、需要にもお応えできる体制となってまいりました。市場が拡大しているWEB販売の一部ルートでも1個から販売できるように対応しております。
鍋スープでは2017年9月に、「まつや」とコラボした4品目のストレート鍋スープ「まつやとり野菜みそ甘酒仕立て麹鍋スープ」を発売いたしました。既存の「豆乳、ごまみそ、キムチ」と合わせてお取扱い店が増加しており、シーズンスタートの売上も順調であります。又、健康食品ルートで販売しているLOVE健康シリーズの鍋スープ600gにつきましては、新製品「野菜がおいしいとり塩鍋600g」を新たに加え、合計5アイテムをデザインリニューアルして今シーズンに備えております。
ここ最近の健康商材として話題が高まっている甘酒につきましては、供給量を確保する目的もあり、従来の加糖タイプを終売し、無加糖タイプのみに絞り、販売強化に努めております。

④ 技術指導料その他
技術指導料及び受取ロイヤリティーとして、売上高17百万円(前年同期比28.7%減)を計上いたしました。

(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ6億34百万円増加し、26億2百万円(前連結会計年度比32.3%増)となりました。各キャッシュ・フローの状況と主な要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、13億48百万円(前連結会計年度は11億90百万円の資金増加)となりました。これは、減価償却費8億67百万円及び税金等調整前当期純利益8億26百万円等の資金増加によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、46億83百万円(前連結会計年度は21億87百万円の資金減少)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出45億80百万円等の資金減少によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は、39億65百万円(前連結会計年度は11億93百万円の資金増加)となりました。これは、短期借入金の純増加額40億円等によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00422] S100BY6X)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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