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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002BHR

有価証券報告書抜粋 ミサワホーム株式会社 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当期のわが国経済は、政府の財政政策や日本銀行の金融政策により、円安や株価の上昇をもたらし、景気は緩やかに回復しました。
住宅業界においては、消費税率引上げによる反動減や、関東・甲信地区の大雪で住宅設備メーカーの工場が被災し、操業を停止したことにより調達に影響があったものの、上半期までの駆込み需要や低金利などに支えられ、新設住宅着工戸数は前期比10.6%増の98万戸となりました。
こうした中、当社グループは、中期経営計画「Home Step Jump(ホーム・ステップ・ジャンプ)計画」(2011年度~25年度)の最終年度を迎え、集大成とするべく諸施策を実施してまいりました。
その結果、売上高は4,260億33百万円(前期比7.9%増)、経常利益は126億98百万円(前期比5.6%増)、当期純利益は104億円(前期比4.8%増)となりました。
当期は、消費税率引上げによる影響に対応できるよう、販売子会社への人的資源投入による営業体制の強化をはじめ、市場ニーズに合った商品投入や24年連続グッドデザイン賞受賞にちなんだ大型プロモーションなどを実施し、販売拡大に努めました。
当期における事業別の概況は、次のとおりであります。

戸建住宅事業

〔当期発売商品〕
・GENIUS Zi(ジニアス ジー)
・GENIUS GATE(ジニアス ゲート)
・SUPER LIMITED(スーパー リミテッド)
・JUST PLUS 30 KURA(ジャストプラス 30 クラ)
・Season n(シーズン エヌ)
・Solar Max(ソーラー マックス)シリーズ

〔木質系パネル住宅〕
戸建商品ブランド「GENIUS」シリーズでは、昨年4月、創立45周年記念商品として、長年培ってきたデザイン力を反映させ、さらに機能美を追求した商品「GENIUS Zi」を発売しました。また昨年10月には、共働き世帯の増加や高齢者の単世帯化に対応した二世帯住宅商品「GENIUS GATE」を発売し、世帯・世代間の自然な交流を促す工夫や、地域とのつながりの場を提案しました。尚、同商品は、2013年度グッドデザイン賞を受賞し、さらに “明日を切り拓く力を持ったデザイン・未来を示唆するデザイン”として「グッドデザイン・ベスト100」にも選定されました。
政府は消費税率の引上げによる反動減を緩和し、景気の下振れリスクに対応するため、住宅取得に係る給付措置などを講じました。このような住宅取得支援策のメリットを最大限に活かせるよう、昨年10月、1,500万円台の企画商品「SUPER LIMITED」を発売しました。

〔鉄骨系ハイブリッド住宅〕
昨年1月に発売した「HYBRID FORM」が、狭小敷地でありながら内部空間の解放性やプランニングの柔軟性をはじめ、将来にわたる変容への対応力が高く評価され、2013年度グッドデザイン賞を受賞しました。
インターネットによる住宅販売サイト「MISAWA WEB DIRECT(ミサワ・ウェブ・ダイレクト)」においては、30坪の建物に広く暮らせる工夫などを盛込んだ人気商品「JUST PLUS 30」に、大収納空間「蔵」を設けた「JUST PLUS 30 KURA」を昨年4月に発売しました。

〔在来木造(木造軸組・2×4)住宅〕
2009年度より本格的に販売を開始した木造軸組住宅「MJ Wood」は、年々販売棟数を伸ばし、現在は年間1,000棟を超える販売規模に成長しました。商品開発においても研究を重ね、昨年7月に発売したコストパフォーマンスの高い子育て世代向け商品「Season n」は、2013年度グッドデザイン賞を受賞しました。
〔技術開発〕
当社グループは、アレルギー物質による健康被害などを回避するため、冷暖房エネルギーのロスを最小限に抑制しながら、新鮮な外気を取入れる「熱交換型24時間フロアセントラル換気システム」を全工業化戸建住宅に標準装備しています。昨年11月にはトヨタホーム株式会社(名古屋市)と共同で、微小粒子状物質「PM2.5」に対応できる高捕集率外気フィルターを搭載した24時間換気システムを開発し、屋内空気環境の更なる向上を目指しました。
また、政府が実施する「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」を活用し、より多くの売電収入を得られるよう、太陽電池容量10kW以上の太陽光発電システムを搭載した商品「Solar Max」シリーズを昨年8月に開発し、工業化住宅に展開しました。

戸建分譲事業
〔主な戸建分譲地〕
・きずなテラスつるせ台128(埼玉県富士見市)
・リンケージコート浜田山(東京都杉並区)
・THE ISLES(ジ・アイルズ)(千葉県浦安市)
・リンクタウン西野中野山(新潟市)
・オナーズヒル加木屋宙の丘(愛知県東海市)
・ヒルズガーデン桂坂御陵の里(京都市)
・オナーズヒル白庭みなみ丘(奈良県生駒市)

トヨタホーム株式会社及びパナホーム株式会社(大阪府豊中市)と共同で、千葉県浦安市にて130区画のスマートタウン分譲地「THE ISLES」を開発し、昨年11月に発売しました。東日本大震災の経験を踏まえ、地盤を強固にする液状化対策工事の実施や、防災品を備えた集会所を設けるなど、安全・安心で快適な街づくりを推進しています。
当社グループは地方自治体などに協力し、スマートタウンづくりを推進しています。2012年11月に参画した当社グループのスマートタウンプロジェクト「エムスマートシティ熊谷」(埼玉県熊谷市)は、昨年12月、省CO2の実現性に優れたリーディングプロジェクトとして、国土交通省が推進する2013年度第2回住宅・建築物省CO2先導事業に採択されました。このほか、新潟市のスマートタウン「リンクタウン西野中野山」内に建設した寒冷多雪地域向けの量産型スマートハウスの実証住宅10棟において、昨年4月から寒冷多雪地域に適したスマートハウスのあり方を検証しています。

資産活用事業

〔主力賃貸商品〕
・Belle Lead FORMAL(ベルリード フォーマル)
・Belle Lead Fits(ベルリード フィッツ)
・Belle Lead Cassiya(ベルリード カシーヤ)
・Belle Lead Unison(ベルリード ユニゾン)

〔当期販売マンション〕
・ALBIO GARDEN(アルビオ ガーデン) 栄町(札幌市)
・ALBIO GARDEN 南麻生(札幌市)

2013年度の税制改正を受け、相続税対策に有効な手段として賃貸住宅経営が注目されています。このように賃貸住宅市場に追い風が吹く中、当期は、様々な立地条件や入居者ニーズに対応した賃貸住宅の現場見学会をはじめ、資産活用セミナーなどを積極的に開催し、販売促進を図りました。
また、20年以上にわたる介護事業の経験を活かした きめ細やかな資産活用を提案し、老人ホームやサービス付高齢者向け住宅などの介護・医療施設の販売に努めました。
マンション分譲部門については、分譲マンションブランド「ALBIO」シリーズを立上げ、積極的な事業展開を図っています。当期は、ミサワホーム北海道株式会社が「ALBIO GARDEN 栄町」及び「ALBIO GARDEN 南麻生」を販売しました。
リフォーム事業
〔主なリフォーム商品・提案〕
・まるごとホームイング
・「耐震」+「制震」リフォーム
・M-SMART REFORM(エムスマート リフォーム)
・定額制マンションリフォーム「Marm(マルム)」
・高齢者対応リフォーム

既存住宅のスマートハウス化に関心が高まる中、太陽光発電システムの搭載やHEMSの採用などによりスマートハウス化を実現する商品「M-SMART REFORM」を訴求し、販売促進に努めました。
また、戸建住宅以外の分野にてリフォーム事業の拡大を目指し、構造体以外を全て撤去し、間取りや内装、設備機器を一新する定額制マンションリフォーム商品「Marm」を販売しています。2010年の発売当初から、高いデザイン性や平米単価による定額制がお客様のニーズに合い、リフォームの主力商品となりました。本年1月には、「Marm」のリフォームを再現した「マンションリフォームプラザ」を東京都三鷹市に開設し「Marm」を訴求するとともに、集客の拠点として活用しています。
このほか、全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会と提携し推進する旅館やホテルのリフォームにおいては、当社が設計を手掛けた旅館「四季クワトロ」が、2013年度グッドデザイン賞を受賞しました。

不動産流通事業、介護・福祉事業、ライフサポート事業 他
[不動産流通事業]
当社グループが建築した既存住宅を買取り、必要な改修後保証付で販売するシステム「ホームエバー」や、優良ストック住宅推進協議会が定める「スムストック査定」を活用し、既存物件の仲介を推進しました。

[介護・福祉事業]
当社グループは、株式会社マザアスを中心に、千葉県柏エリアにて地域密着型の介護施設及びサービスを展開しています。昨年4月、在宅介護サービスの新拠点として「マザアスケアセンター南柏」(千葉県流山市)を開設し、柏エリアの介護ネットワークの強化を図りました。

[ライフサポート事業]
当社グループは、以前から保育園事業者である株式会社コビーアンドアソシエイツ(千葉県野田市)と連携し、子育て住宅の研究や園舎の設計・施工を行っています。本年3月、当社が設計した保育施設「コビープリスクールせきまち」(東京都練馬区)が完成しました。また、大学研究室などと共同で実施した「知性を育む保育環境デザインに関する研究」及び「子どもの環境行動分析による園庭・園舎デザイン検証プロジェクト」が、第7回キッズデザイン賞を受賞しました。この園庭・園舎デザイン検証プロジェクトについては、同賞の上位賞にあたる第7回キッズデザイン協議会会長賞を受賞しております。

環境・社会貢献活動
当社グループは、環境5ヶ年活動計画「SUSTAINABLE(サスティナブル) 2015」を定め、環境推進活動を行っています。当期は、次世代省エネ基準の住宅や高効率な設備機器の普及などにおいて、計画を達成しました。
南極地域観測活動に対する支援として、当社グループの従業員が6年連続で観測隊員に選任され、南極・昭和基地の建物の施工や改修工事などを担当しました。また、南極の自然環境や隊員の活動を紹介する「南極クラス」(主催: 各学校生活協同組合・教育関連団体等、協力:国立極地研究所)に、当社グループの観測隊員経験者を講師として派遣しており、当期は、小中学校など162ヶ所・2万名以上の子供たちに向けて実施することができました。この「南極クラス」の活動は、第7回キッズデザイン賞及び2013年度グッドデザイン賞を受賞しました。


東日本大震災への対応
当社グループは、被災地域の皆様が一日も早く安全、安心で快適な暮らしを取り戻すことができるよう、支援活動を行っています。当期は、東北ミサワホーム株式会社が宮城県塩竈市伊保石地区及び岩手県大槌町大ヶ口2丁目地区の復興公営住宅を独立行政法人都市再生機構から受注し、伊保石地区については本年1月に完成しました。また、東北ミサワホームが地元企業と共同で福島県相馬市から受注した刈敷田地区の復興公営住宅については、来年1月完成を目標に取組んでいます。
このほか、津波の教訓を後世に伝えたいという想いから仙台YMCAなどが実施する「津波の教え石プロジェクト」に協賛し、本年3月、宮城県東松島市に「津波の教え石」を建立しました。

(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動及び投資活動により91億46百万円の収入、財務活動により98億3百万円の支出となり、当連結会計年度末残高は545億86百万円(前連結会計年度末に比べ6億7百万円の減少)となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況及び連結ベースの財務数値により計算したキャッシュ・フロー指標は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動による資金の収入は、153億81百万円(前連結会計年度比27億33百万円の減少)となりました。これは主にたな卸資産を取得したものの、税金等調整前当期純利益の計上及び受注残高の増加による未成工事受入金の増加等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動による資金の支出は、62億35百万円(前連結会計年度比1億1百万円の減少)となりました。これは主に固定資産の取得等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動による資金の支出は、98億3百万円(前連結会計年度比51億87百万円の増加)となりました。これは主にD種優先株式の取得及び配当金の支払等によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


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