有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100W8RB (EDINETへの外部リンク)
ミーク株式会社 事業の内容 (2025年3月期)
(1)事業の特徴
① 基幹サービスについて
それぞれのサービスの内容については下記のとおりとなります。
区分 | IoT/DXプラットフォームサービス | MVNEサービス |
説明 | 『MEEQ』は、SIMを活用したSaaS型IoTプラットフォームであり、Web上の画面から、簡単に1回線からSIMの購入・管理が可能となるサービスであります。通信やデータ処理のノウハウ不足でIoTやDXの取組みに苦戦している全領域の企業向けに開発しました。『MEEQ』を導入することで、多数の通信回線であっても管理が可能となり、ノーコードでシステム開発無くIoTシステムの実現が可能となるよう努めております。 | NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3キャリアに対応したMVNE事業者として、MVNO事業者に対してSIM調達(MNO(注)との交渉を含む)、事業者間精算の運用、サービス設計、その他各種サポート(新規MVNO事業への参入や収益拡大サポート)を実施しております。 |
売上のほとんどはリカーリング売上(注)となっております。また、IoT/DXプラットフォームサービスの契約回線数は順調に推移しています。MVNEの顧客は横ばいで推移しておりますが、特定顧客(楽天モバイル株式会社及びソフトバンク株式会社(旧LINEモバイル株式会社))がMNO化したことによる利用回線数減少の影響を受けてのものであるため、それ以外の顧客の利用は着実に増加しております。
(注)月次で継続的に計上する売上
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② 3キャリアとのL2接続(注)1と閉域網(注)2について
当社は、3キャリアすべてとL2接続を行っており、通信速度制限などの独自料金体系等の設定が可能となっております。3キャリアすべてとL2接続を行っているMVNE事業者は、日本では数少ないため、当社の強みと考えております。
MVNE事業への参入は、ネットワーク設備の構築・運用のために必要な技術力や、MNOとの設備の接続や業務構築のために必要な通信事業に関する知見、設備投資等の固定費を回収できるだけの顧客獲得が必須となり、参入障壁が高いと考えております。
(注)1.MVNEやMVNOが自社のネットワークをMNOのネットワークと接続する際の接続形態の1つであります。L2接続(レイヤー2接続)とは、MNOとMVNEやMVNOのパケット中継装置(PGW)がL2トンネルで結ばれる接続形態であり、ユーザーにMVNOのIPアドレスを割り当てることができます。
2.閉域網とは、インターネット接続と分離することで、セキュリティを確保したネットワークのことであります。企業の機密情報や顧客情報、個人情報などの重要情報の漏洩事故を未然に防止するために、不特定多数のユーザーが利用するインターネットとは別に関係者のみが接続できる通信回線を利用します。
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その上で、当社では、3キャリア混合の閉域網を構築することが可能であり、例えば、クレジットカード決済システム等に用いられるセキュアな回線網についても対応可能です。
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③ 2つの基幹サービス展開による帯域の有効活用・コスト競争力
IoT/DXプラットフォーム『MEEQ』を提供する「IoT/DXプラットフォームサービス」、及びMVNE事業者として、多くのMVNO事業者にネットワーク及び業務システム、業務支援等を提供する「MVNEサービス」の2つの基幹サービスを展開しております。
「IoT/DXプラットフォームサービス」の開始前、すなわち、「MVNEサービス」のみを事業として行っていた際には、スマートフォンによる動画ダウンロード等の下り回線を使用することが多く、アップロードの上り回線については空き帯域が多く生じている状況でした。
「IoT/DXプラットフォームサービス」の展開後、IoTデバイス等から収集される各種データのアップロードが増加し、上り回線の空き帯域の有効活用が可能となりました。「IoT/DXプラットフォームサービス」では、帯域確保のための追加コストが比較的かからず、コスト競争力に優位性が生じていると考えております。
また、帯域が過剰に余ってしまうことは利益率の低下につながり、帯域の不足は品質の低下につながる恐れがありますが、当社は将来の通信量を予測して帯域を構え、割当を機動的に調整するノウハウを有しておりますため、ヒト、モノ、カネの資産を効果的に活用していると考えております。
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④ 事業系統図について
当社の事業系統図は、下記のとおりであります。
[事業系統図]
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(2)具体的な製品又はサービスの特徴
(IoT/DXプラットフォームサービス)
『MEEQ』は、SIMを活用したSaaS型IoTプラットフォームであり、Web上の画面から、簡単に1回線からSIMの購入・管理が可能となるサービスであります。通信やデータ処理のノウハウ不足でIoTやDXの取組みに苦戦している全領域の企業向けに開発しました。『MEEQ』を導入することで、多数の通信回線であっても管理が可能となり、ノーコードでシステム開発無くIoTの導入、DXの実現が可能になると考えております。
これらのサービス内容により、以下のような多種多様な顧客の課題の解決を図っております。
電波が届きにくいエリアでの通信環境を整えたい | 小規模なプロジェクトで使用したい | 高セキュリティな通信環境を構築したい | |||
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3キャリアの回線に接続対応することで課題解決しております。 電波の届きにくい場所でも通信がしやすいよう、使用場所に応じてキャリアの選択が可能。 ※楽天モバイルは相互接続性試験まで完了 | 月額143円(税込)から利用可能で、SIM1枚からの発注も可能(スモールスタートも可能)。例えば、センサー向けであれば10MB程度の低速使い放題プラン、監視カメラ向けであれば、月間40GB程度の大容量プラン等、用途に応じたプラン選択が可能。 | クラウド環境であっても、オンプレミス(注)であっても、閉域網の構築が可能であることで課題解決しております。 インターネットから物理的あるいは論理的に分離されたネットワークとなるため、不特定多数から直接アクセスを受けないセキュアな通信環境を構築することが可能。 |
IoTサービスを海外に向けて展開したい | 通信量・接続状況の確認にかかる工数を減らしたい | 現場業務をデジタル化して円滑化したい | |||
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約180の国・地域に対応できるグローバルSIMにより、海外のIoTビジネス展開を可能に。 利用する国に関係なく、約180の国・地域で料金が一律となる低容量向けのプランも提供しております。 | 導入から管理までワンストップで操作することが可能となるコンソール画面を用意。 多数のSIMをグループ化するなど、使いやすい機能を提供。 | ノーコードでソフトウエア開発不要な「MEEQデータプラットフォーム」により企業のDXを実現。 |
『MEEQ』は、トラッキングシステムやゴルフカート管理システム、入館認証ソリューション等、様々な場面で利用されております。また、DXの浸透を追い風に、顧客数は急ピッチで増加しており、アカウント数は、約7,800アカウントに到達しております。
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(MVNEサービス)
NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3キャリアに対応したMVNE事業者として、MVNO事業者に対してSIM調達(MNOとの交渉を含む)、事業者間精算の運用、サービス設計(ID卸・帯域卸)、その他各種サポート(新規MVNO事業への参入や収益拡大サポート)を実施しております。
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このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E40400] S100W8RB)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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