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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100CG80

有価証券報告書抜粋 ヤマハ発動機株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2017年12月期)


研究開発活動メニュー株式の総数等


当社グループに関する財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの分析の内容は原則として連結財務諸表に基づいています。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。

(1) 重要な会計方針及び見積り

当社の連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しています。その作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者はこれらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断していますが、見積り特有の不確実性があるため、実際の結果は、これらの見積りと異なる場合があります。
当社の連結財務諸表で採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載していますが、特に次の重要な会計方針が連結財務諸表作成における重要な見積りの判断に大きな影響を及ぼすと考えています。
① たな卸資産
当社グループは、たな卸資産の、推定される将来需要及び市場状況に基づく時価の見積額と総平均法による原価法(貸借対照表価額は、収益性の低下に基づく簿価切下げの方法により算定しています。)による評価額との差額に相当する陳腐化の見積額について、評価減を計上しています。実際の将来需要又は市場状況が、当社グループ経営者による見積りより悪化した場合、追加の評価減が必要となる可能性があります。
② 貸倒引当金
当社グループは、売掛金、販売金融債権及び貸付金その他これらに準ずる債権を適正に評価するため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権については、個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しています。将来、債権の相手先の財務状況がさらに悪化して支払能力が低下した場合には、引当金の追加計上又は貸倒損失が発生する可能性があります。
③ 投資有価証券
当社グループは、販売又は仕入に係る取引先や金融機関等の株式を保有しています。これらの株式には価格変動性が高い公開会社の株式と時価を把握することが困難である非公開会社の株式が含まれます。当社グループは、投資価値の下落が一時的ではないと判断した場合、合理的な基準に基づいて投資有価証券の減損損失を計上しています。時価のある有価証券についての減損処理に係る合理的な基準は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 有価証券関係」に記載しています。なお、将来の市況悪化又は投資先の業績不振など、現在の簿価に反映されていない損失又は簿価の回収が不能となる状況が発生した場合、減損損失の追加計上が必要となる可能性があります。
④ 製品保証引当金
当社グループは、販売済製品の保証期間中のアフターサービス費用、その他販売済製品の品質問題に対処する費用の見積額を計上しています。当該見積りは、過去の実績若しくは個別の発生予想額に基づいていますが、実際の製品不良率又は修理コストが見積りと異なる場合、アフターサービス費用の見積額の修正が必要となる可能性があります。
⑤ 退職給付に係る負債
従業員の退職給付費用及び退職給付債務は、数理計算上で設定される前提条件に基づいて算出されています。これらの前提条件には、割引率、長期期待運用収益率、将来の給与水準、退職率、直近の統計数値に基づいて算出される死亡率などが含まれます。当社及び一部の国内連結子会社が加入する年金制度においては、割引率は優良社債を基礎とした複数の割引率を退職給付の支払見込期間ごとに設定しています。長期期待運用収益率は、年金資産が投資されている資産の種類毎の期待収益率の加重平均に基づいて計算されます。実際の結果が前提条件と異なる場合、又は前提条件が変更された場合、その影響は累積され、将来にわたって規則的に計上されるため、一般的には将来期間において認識される収益・費用、計上される資産・負債及び純資産に影響を及ぼします。数理計算上の差異等の償却は退職給付費用の一部を構成していますが、前提条件の変化による影響や前提条件と実際との結果の違いの影響を規則的に費用認識したものです。
また、前述の前提条件の変化により償却額は変動する可能性があります。


(2) 当連結会計年度の経営成績の分析

① 概要
当連結会計年度の売上高は1兆6,701億円(前期比1,673億円・11.1%増加)、各利益は過去最高益を達成
しました。営業利益は1,498億円(同412億円・37.9%増加)、経常利益は1,548億円(同528億円・51.7%増
加)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,016億円(同385億円・60.9%増加)となりました。なお、年間
の為替換算レートは米ドル112円(前期比3円の円安)、ユーロ127円(同7円の円安)でした。
営業利益の前年からの変動要因は、売上高の増加に加え、高価格商品の販売増加、二輪車事業でのプラッ
トフォーム・グローバルモデル等の開発手法や理論値生産等の製造手法によるコストダウンなどの収益性改
善により427億円の増加、為替影響により154億円の増加、経費増加により104億円の減少、原材料価格変動に
より65億円の減少となりました。為替影響は、対米ドル・対ユーロでの円安進行に加え、インドネシア・ブ
ラジル等の新興国通貨に対しても円安が進んだことによるものです。為替影響を除いても売上高は増収(前
期比1,125億円・7.5%増加)、営業利益は増益(同258億円・23.8%増加)となりました。
② 為替変動の影響
為替の変動により、前連結会計年度と比較して、当連結会計年度の売上高は548億円、売上総利益は247億
円の増収・増益影響を受けています。
為替変動の影響につきましては、売上高は在外子会社の外貨建売上高の円貨への為替換算レートの前連結
会計年度との差を影響額としています。売上総利益については、当社の輸出入にかかる為替影響及び在外子
会社の外貨建売上総利益の円貨への為替換算レートの前連結会計年度との差を影響額としています。また、
販売価格の変動については為替影響額に含めていません。
③ セグメント別売上高・営業利益
セグメント別の売上高と営業利益の概況については、「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (1) 業
績」に記載のとおりです。
④ 営業外収益・費用
営業外収益と営業外費用を相殺した営業外収支は、50億円のプラス(前期:65億円のマイナス)となりま
した。これは主に持分法投資利益28億円(前期:8億円)、受取利息46億円(前期:43億円)、支払利息39
億円(前期:46億円)、為替差損17億円(前期:83億円)などによるものです。
⑤ 特別利益・損失
特別利益と特別損失を相殺した特別損益は、25億円のマイナス(前期:23億円のマイナス)となりまし
た。これは主に当社や海外子会社における減損損失21億円(前期:14億円)や固定資産処分損14億円(前
期:10億円)によるものです。
⑥ 法人税等
法人税等は352億円(前期比97億円・38.1%増加)となりました。
⑦ 非支配株主に帰属する当期純利益
非支配株主に帰属する当期純利益は、主としてYamaha Motor Vietnam Co., Ltd.、台湾山葉機車工業股份
有限公司、PT. Yamaha Indonesia Motor Manufacturing、Industria Colombiana de Motocicletas Yamaha
S.A.、Thai Yamaha Motor Co., Ltd.等の非支配株主に帰属する損益からなり、155億円(前期比44億円・
39.9%増加)となりました。


(3) 資本の財源及び資金の流動性についての分析

① キャッシュ・フローの状況
「第2 事業の状況 1 業績等の概要 (2) キャッシュ・フロー」に記載のとおりです。
② 資金需要
当社グループにおける主な資金需要は、製品製造のための材料・部品等の購入費、製造費用、製品・商品
の仕入、販売費及び一般管理費、運転資金及び設備投資資金です。
設備投資の概況については、「第3 設備の状況 1 設備投資等の概要」に記載のとおりです。
③ 資金調達の状況
運転資金については返済期限が一年以内の短期借入金で、通常各々の会社が運転資金として使用する現地
の通貨で調達しています。設備投資資金については原則として資本金、内部留保といった自己資金でまかな
うこととしています。
なお、当連結会計年度末における有利子負債の年度別返済額は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表
等 ⑤連結附属明細表 借入金等明細表」に記載のとおりです。
④ 財務戦略
自己資本利益率(ROE) 15%水準を目標として、運転資金の効率化や通常投資の見直し等、さらなる
キャッシュ・フローの改善を進めます。また、既存事業の販売促進・支援を目的として、金融ビジネスの拡
大にも継続的に取り組みます。

研究開発活動株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02168] S100CG80)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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