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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100CG80

有価証券報告書抜粋 ヤマハ発動機株式会社 業績等の概要 (2017年12月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度における世界経済環境は、地政学的リスクによる先行き不透明感がある中で、緩やかに景気回復が続きました。先進国では欧米で個人消費・輸出の拡大を背景に景気回復が続き、新興国でも資源価格の回復とともに内需が拡大しました。また、為替動向もおおむね安定した1年でした。

このような経営環境のもと、当連結会計年度の売上高は1兆6,701億円(前期比1,673億円・11.1%増加)、各利益は過去最高益を達成しました。営業利益は1,498億円(同412億円・37.9%増加)、経常利益は1,548億円(同528億円・51.7%増加)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,016億円(同385億円・60.9%増加)となりました。なお、年間の為替換算レートは米ドル112円(前期比3円の円安)、ユーロ127円(同7円の円安)でした。
売上高は、アセアンにおける二輪車や北米における船外機並びに産業用機械・ロボットの販売好調、円安効果などにより増収となりました。
営業利益は、売上高の増加に加え、高価格商品の販売増加、二輪車事業でのプラットフォームモデル、グローバルモデル等の開発手法や理論値生産等の製造手法によるコストダウンなどの収益性改善等が、経費増加を吸収して増益となりました。
財務体質については、親会社株主に帰属する当期純利益率は6.1%(前期比1.9ポイント増加)、総資産回転率は金融ビジネスを拡大させながら1.22回(同0.08回増加)、自己資本は6,228億円(前期末比886億円増加)、自己資本比率は44.0%(同3.5ポイント増加)となりました。これらの結果、ROEは17.6%(前期比5.2ポイント増加)となりました。また、フリー・キャッシュ・フロー(販売金融含む)は731億円のプラス(同235億円減少)となりました。

セグメント別の概況
〔二輪車〕
売上高1兆452億円(前期比1,151億円・12.4%増加)、営業利益688億円(同329億円・91.4%増加)となりました。
販売台数は、フィリピン・タイ・台湾・ベトナムなどで増加、先進国・インドネシアなどで減少、事業全体では約540万台で2011年以来の前年比増加となりました。その結果、売上高は増収となり、営業利益はアセアンやブラジルなどの新興国における高価格商品の販売増加やコストダウンの効果により大幅な増益となりました。
アセアンではプラットフォームモデルで高めた収益性を維持しながら、各市場で高いプレゼンスを発揮するための商品投入を進めています。また、先進国においてはブランドの個性を発揮する商品・ヤマハらしいマーケティングを展開しながら新たな需要を創ります。

〔マリン〕
売上高3,238億円(前期比266億円・9.0%増加)、営業利益595億円(同41億円・7.4%増加)となりました。
船外機・ウォータービークルの販売台数は前年比増加、ボートは米国に続き欧州でのボートビルダー買収を進め、生産台数が増加しました。その結果、売上高は増収となり、営業利益は北米・欧州で大型船外機の販売増加によるモデルミックス改善もあり、増益となりました。
また、北米のボート周辺機器メーカーの買収など、将来に向けてシステムサプライヤーを目指すビジネスモデルづくりを進めています。


〔特機〕
売上高1,516億円(前期比7億円・0.5%減少)、営業損失15億円(前期:営業利益45億円)となりました。
レクリエーショナル・オフハイウェイ・ビークル(ROV)の在庫調整が完了しましたが、その影響により減収・減益となりました。
新たな商品戦略を進め、市場領域を広げていきます。

〔産業用機械・ロボット〕
売上高676億円(前期比207億円・44.2%増加)、営業利益156億円(同81億円・107.0%増加)となりました。
3月に新工場の稼動を開始し、サーフェスマウンター・産業用ロボットの販売台数が大幅に増加したことにより、増収・増益となりました。
サーフェスマウンターは、超高速領域から市場規模の大きい高速領域までをカバーする商品ラインナップが出来上がり、さらなる高効率ソリューションの提供を進めます。

〔その他〕
売上高818億円(前期比55億円・7.2%増加)、営業利益73億円(同21億円・41.0%増加)となりました。
電動アシスト自転車では、日本で販売台数が増加し、欧州向けE-kit(電動アシスト自転車用ドライブユニット)の輸出も大幅に増加したことにより、増収・増益となりました。
シニア層・子育て主婦層・学生層のお客様を増やすと同時に、新しいスポーツ市場の開拓に取り組み、今後もさらにお客様を広げていきます。

なお、各セグメントの主要な製品は以下のとおりです。
セグメント 主要な製品
二輪車 二輪車、中間部品、海外生産用部品
マリン 船外機、ウォータービークル、ボート、プール、漁船・和船
特機 四輪バギー、レクリエーショナル・オフハイウェイ・ビークル、
ゴルフカー、スノーモビル、発電機、除雪機、汎用エンジン
産業用機械・
ロボット
サーフェスマウンター、産業用ロボット
その他 電動アシスト自転車、自動車用エンジン、自動車用コンポーネント、
産業用無人ヘリコプター、電動車いす


(2) キャッシュ・フロー
〔営業活動によるキャッシュ・フロー〕
税金等調整前当期純利益1,523億円(前期:997億円)や減価償却費455億円(前期:424億円)などの収入に対して、売上債権及び販売金融債権の増加額合わせて503億円(前期:22億円の増加)などの支出により、1,263億円の収入(前期:1,432億円の収入)となりました。

〔投資活動によるキャッシュ・フロー〕
固定資産の取得による支出644億円(前期:504億円)などにより、532億円の支出(前期:465億円の支出)となりました。

〔財務活動によるキャッシュ・フロー〕
配当金の支払や借入金の返済などにより、528億円のマイナス(前期:676億円のマイナス)となりました。

これらの結果、当期のフリー・キャッシュ・フローは731億円のプラス(前期:966億円のプラス)、当期末の有利子負債は3,535億円(前期末比:109億円の減少)、現金及び現金同等物は1,556億円(同:201億円の増加)となりました。なお、有利子負債には販売金融に係る借入金が2,487億円(同:341億円の増加)含まれています。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02168] S100CG80)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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