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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100IVLD (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 ユシロ化学工業株式会社 研究開発活動 (2020年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等


2019年度は、第18次中期3ヵ年計画の最終年度であり、研究開発部門では、現有分野においては、海外の市場を考慮した新製品の開発に取り組んでいます。また、2015年度から「新分野への挑戦」を進めています。その研究成果の1つとして切断傷を修復可能な“自己修復性ポリマーゲル「ウィザードゲル」”という商標を掲げ、2018年6月より3剤(主剤、乾燥防止剤、重合開始剤)を混合することでウィザードゲルを作製できるキット「ウィザードパック」を上市しました。以後、弊社の既存分野を超えた多岐に渡る分野の顧客にて用途開発が進められており、2020年1月には「医療研修用臓器モデル」の用途で採用されました。これを皮切りに、今後益々の実用化に向けた研究体制ならびに顧客フォローの強化を図って参ります。新たなトピックとして、ウィザードゲルとは異なり、水などの溶媒(液体)を一切含有せず、ゴムのような伸縮性を有する“自己修復性エラストマー”の開発に成功しました。ウィザードゲルでは適用が困難であった「水を含有しない素材」が求められる分野(電子、電池など)への応用が期待されています。2020年1月末に開催された国際展示会nano tech 2020では、「ウィザードエラストマー」というブランド名で初披露を果たし、ウィザードゲルを評価中の顧客に加え、新規顧客に対する効果的なPRの機会となりました。さらに、2020年2月より、新製品として「ウィザードモノマー」の販売を開始しました。この「ウィザードモノマー」には、紫外線を照射すると固化する特徴を有するものがあり、ウィザードエラストマーを作製可能な1液タイプの製品です。今後もウィザードブランドの醸成と独創的な機能性ポリマーの開発を進めて参ります。
当連結会計年度において、国内で研究開発に携わるスタッフは87名であり、当社国内従業員の29%に当たります。アメリカ、メキシコ、ブラジル、中国、タイ等の海外グループ各社との連携を密にするため、研究開発部門から10名を出向者として各社へ派遣しております。現在保有する特許は、国内58件、海外22件であり、当期の特許登録数は、国内3件、海外2件を数え、知的財産権の確保及び活用に注力いたしました。当連結会計年度における研究開発費(海外を含む)の総額は、1,878百万円であります。

(1) 日本

当社は、「カスタマーインティマシー戦略(個々の顧客ニーズを的確に捉え、要望に合致した仕様に調整した製品を提供する戦略)」で成果を挙げています。例えば、顧客が難削材やCFRP(炭素繊維強化プラスチック)などの新規材料を採用した場合、それぞれの材料特性に合わせた高性能新規加工油剤を開発し、市場展開を行っております。ビルメンテナンス関連製品も、他社製品との差別化を意識した新製品開発を行っています。
当連結会計年度における研究開発費の金額は、1,157百万円であります。

(2) 南北アメリカ、中国、東南アジア/インド
タイにあるアセアンテクニカルセンターが、東南アジア及びインド等、現地生産拠点のニーズを的確に把握した戦略的製品開発をしております。米国市場では、2018年に当社グループの一員となった「QualiChem社」と新規製品を開発中です。
当連結会計年度における研究開発費の金額は721百万円であります。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01080] S100IVLD)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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