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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100LP4A (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 ユシロ化学工業株式会社 研究開発活動 (2021年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等


2020年度は、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、日常清掃用洗剤として「除菌と消臭と洗浄が一度にできる中性多目的クリーナー」の開発と販売、新規除菌技術の開発検討等を行い、社会貢献に努めました。また、海外各国のロックダウンの影響による原料調達の遅れにもユシログループ全体で協力し、製品の安定供給に全力を挙げて取り組みました。「新分野への挑戦」として、切断傷を修復可能な“自己修復性ポリマー”に関しましては、2018年6月から販売している「ウィザードゲル®」において200を超える企業や研究機関へ販売実績を挙げ、現在実装に向けた応用研究が精力的に行われております。当期の研究成果として新たに「ウィザードエラストマー®」(ゴムのような伸縮性のある素材)の開発に成功しました。自己修復性はもちろんのこと、耐水性や強靭化を同時に実現しました。これにより、水を嫌う電気・電子材料や、材料強度が要求される建材などへの応用も期待されています。さらに、光造形型の3Dプリンターを用いることで、3次元データを忠実に再現した樹脂成形物の造形を可能としました。この造形前の液体製品である3Dプリンター造形専用の「ウィザードモノマーEMU-6001」を製品化し、2020年4月より販売を開始しました。
当連結会計年度において、国内で研究開発に携わるスタッフは90名であり、当社国内従業員の29%に当たります。アメリカ、中国、タイ等の海外グループ各社との連携を密にするため、研究開発部門から9名を出向者として各社へ派遣しております。現在保有する特許は、国内56件、海外22件であり、当期の特許登録は、国内3件を数え、知的財産権の確保及び活用に注力いたしました。当連結会計年度における研究開発費(海外を含む)の総額は、1,739百万円であります。

(1) 日本

当社は、「カスタマーインティマシー戦略(個々の顧客ニーズを的確に捉え、要望に合致した仕様に調整した製品を提供する戦略)」で成果を挙げています。例えば、自動車産業における工場内の作業環境改善を目的に開発した低ミスト型水溶性切削油剤「ユシローケンREVOSシリーズ」を日本工作機械見本市(JIMTOF2020 Online)にて発表し、多くの反響を得ております。更に航空機産業において、クオリケム社の難削材切削加工油剤 XTREME CUT250C及びXTREME CUT290がボーイング社の全ての加工分野で承認(BAC5008:2021/2/22)され、同分野における今後のシェア拡大に期待が掛かります。その他、次世代材料として注目されるCFRP(炭素繊維強化プラスチック)に合わせた高性能新規加工油剤を開発し市場展開を行っております。一般消費者向けの製品では、使い易さを追求し高まる需要に応えるべく、長年ご愛顧いただいております洗濯槽クリーナーをリニューアルいたしました。
当連結会計年度における研究開発費の金額は、1,110百万円であります。

(2) 南北アメリカ、中国、東南アジア/インド
新型コロナウイルスの影響が大きい海外においても、各地に生産拠点及び製品開発拠点を持つ強みを生かし、トラブル対応や製品の開発改良についても迅速にかつ積極的に対応しました。タイにあるアセアンテクニカルセンター、ユシロマニュファクチャリングアメリカInc.とクオリケムInc.が中心となり、日本と協力してなしえた成果です。
当連結会計年度における研究開発費の金額は628百万円であります。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01080] S100LP4A)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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