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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100COMF

有価証券報告書抜粋 ラオックスホールディングス株式会社 業績等の概要 (2017年12月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 経営成績に関する分析

①当期の経営成績
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当社グループが判断したものであります。

当社主要事業に係る訪日外国人観光客の動向に関しましては、観光客向けのビザ発給要件の緩和や、航空路線の拡大、クルーズ船の寄港数増加などにより、1月~12月の訪日外国人観光客数が推計で2,869万人(前年比19.3%増)と、5年連続で最高記録を更新いたしました。また、消費総額は4兆4,161億円(前年比18%増)と、年間累計で初めて4兆円を突破いたしました。当社主要顧客である中国人訪日観光客数は、679万人(前年比6.6%増)と過去最高を記録するとともに、個人旅行(FIT=Foreign Independent Tour)の比率も前年比4.7%増と、団体旅行から個人旅行への移行が更に進んできております。消費額の費目別構成比においては、買い物(モノ消費)の支出比率は37.1%と依然として最高であるものの、飲食や娯楽、宿泊料金といったサービス関連(コト消費)の支出比率は51.6%と前年比で1.3%増加しております。(出典:日本政府観光局(JNTO)および観光庁統計データ)

当連結会計年度の当社事業におきましては、クルーズ船の寄港数増加に合わせ九州・沖縄地区を中心に全国で9店舗を出店いたしましたが、不採算店舗の削減として8店舗閉店いたしました。個人旅行増加対策としては、中国最大手のオンライン旅行サイト Ctrip.com International,Ltd.(携程)社との連携を深めるとともに、2月より開始したWeChat(微信)に連動した独自のポイント会員約30万人に対して情報発信することで、お客様へ継続的にアプローチを行ってまいりました。
また、「モノ+コト」の新たな取り組みとして、3月には飲食子会社であるフードクリエイションワークス株式会社を設立、6月には体験型である対面式化粧品美容専門エリア「JCL(ジャパンコスメラウンジ)」の展開を開始いたしました。7月には千葉ポートスクエア ポートタウンを開業、12月には千葉ポートシアターにて「ノンバーバルパフォーマンス『ギア-GEAR-』East Version(イーストバージョン)」の上演を開始するなど、新たな体験要素として飲食およびエンターテイメント事業を開始いたしました。このようにモノとコトの融合、インバウンドと地域活性の融合に繋がる施策を実践することにより新たな需要喚起に努めてまいりました。
婦人靴事業では、7月に新興製靴工業株式会社を株式会社モード・エ・ジャコモに吸収合併を行い、製造から販売までを一貫して提供する体制(SPA)を推進する一方、10月には株式会社オギツ及びその他5社を連結子会社化し、売上規模、業界シェアの拡大を図ってまいりました。

海外事業では、第3四半期よりBtoCビジネスである越境ECに加え、BtoBビジネスとして貿易事業を本格的に開始いたしました。中国の巨大マーケットに対し親会社である蘇寧易購集団股份有限公司(旧社名:蘇寧雲商集団股份有限公司)の販売戦略に対応した商品を効率的に販売することが可能となりました。
これらの結果、当連結会計年度の売上高は642億91百万円(前年同期は627億64百万円、2.4%増)、営業利益は1億38百万円(前年同期は9億55百万円の損失)と前年同期に比べ増収増益となり黒字に転換いたしました。今後、更に訪日外国人観光客は増加と消費動向の多様化が進むと予測しており、これまでの取り組みを進化させると同時に、将来の市場変化を先取りした新たな顧客の獲得により、更なる業績の向上と事業の成長を目指してまいります。

事業の種類別セグメントの業績は、次のとおりです。
(イ)国内リテール事業
当事業セグメントにおきましては、主力であるインバウンドにおけるレジ通過数は2,512,773件(前年比5.8%増)と過去最大を記録、レジ通過単価は19,651円(前年比12.1%減)と前年を下回っているものの、下半期においては前年を上回り、回復傾向がみられました。また、一部店舗の整理や固定費を見直すことで収益性の改善を図りました。婦人靴事業においては、第4四半期よりオギツグループを子会社化することにより、売上規模が拡大いたしました。当連結会計年度の売上高は605億87百万円(前年同期は602億15百万円、0.6%増)、セグメント利益は12億95百万円(前年同期は16億89百万円、23.3%減)と前年同期に比べ増収減益となりました。
(ロ)海外事業
当事業セグメントにおきましては、メイドインジャパンの良質な商品を中国大陸や台湾への卸売りと、越境EC事業を行っております。当連結会計年度の売上高は、20億12百万円(前年同期は21億36百万円、5.8%減)セグメント利益は16百万円(前年同期は7億63百万円の損失)となりました。事業再構築の取り組みを進めており、前年同期に比べ減収となりましたが、セグメント損失は大幅に削減いたしました。
(ハ)その他事業
当事業セグメントにおきましては、主に千葉ポートスクエアなどの商業不動産事業及び不動産賃貸事業を営んでおります。当連結会計年度の売上高は、17億53百万円(前年同期は5億62百万円、211.5%増)セグメント利益は3億34百万円(前年同期は44百万円の損失)と前年同期に比べ増収増益となりました。


(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、71億57百万円と前期に比べ42億93百万円の増加となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、27億83百万円の増加(前連結会計年度は14 億58百万円の増加)となりました。これは主に、棚卸資産の減少26億91百万円によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、49億57百万円の増加(前連結会計年度は68億10百万円の減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出29億9百万円があったものの、定期預金の払戻による収入75億円があったことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、34億65百万円の減少(前連結会計年度は26億69百万円の増加)となりました。これは主に、短期借入金返済による支出33億43百万円によるものです。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03101] S100COMF)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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