シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AN9V

有価証券報告書抜粋 ラサ工業株式会社 業績等の概要 (2017年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、中国・新興国経済の停滞、米国の政権交代や、東アジアにおける政情不安の増大などの問題を抱えながらも、米国経済の回復や、国内における雇用環境の改善と設備投資の持ち直しなどから、景気は緩やかな回復基調が続いております。
このような環境のなかで、当社グループは、中期経営計画の2年目を迎え、引き続き「安定した収益力」と「財務健全化の達成」の両立を目指すことを基本方針として、既存事業の強化・領域拡大、グローバル化への対応強化、新規事業への注力、財務体質の強化に努め、業績の向上と収益の確保に取り組んで参りました。
この結果、当連結会計年度の売上高は、232億83百万円と前期比5.3%の減収となりました。営業利益は、16億22百万円と前期比3.6%の減益となり、経常利益は、13億42百万円と前期比9.4%の増益となりましたが、これに、損害賠償引当金繰入額他の特別損失1億90百万円と、「繰延税金資産の回収可能性に関する適用指針」を適用したこと等により、法人税等調整額として7億46百万円の利益計上をしたことから、親会社株主に帰属する当期純利益は、17億26百万円と前期比160.4%の増益となりました。
当社グループのセグメント別の概況は、次のとおりであります。

①化成品事業
燐酸などの燐系製品につきましては、食品や繊維工業向けなどの一般品についての出荷数量は減少となりましたが、二次塩類は堅調に推移し増収となりました。電子工業向け高純度品については、国内外の半導体関連ユーザーの操業が年間を通して好調に推移し、大幅な増収となりました。
水処理用などの凝集剤は、上下水道向けの低迷が続いていることと、民間向けに関しても顧客の事業撤退などにより、減収となりました。
コンデンサー向け原料は、期後半にはフル操業となりましたが期初の低迷が響き減収となりました。消臭剤は、繊維向けに大幅な増収となりました。
この結果、当セグメントの売上高は、165億4百万円(前年同期比1.4%増)、セグメント利益は、14億51百万円(前年同期比49.0%増)となりました。

②機械事業
破砕関連機械につきましては、スクリーンを主とした本体販売は引き続き堅調に増加し、プラント販売も大幅に増加しましたが、部品販売、鋳鋼品が減収となりほぼ前年並みの結果となりました。
下水道関連の掘進機の本体販売は、アジア向け輸出が、期初の円高の影響に加え大型物件が少なかったことから減収となりました。レンタル物件は、期末にかけての国内関連工事の低迷が響き減収となりました。その他、特殊スクリーンは、前年比では減収となりましたが比較的堅調に推移し、精密機械加工は、減収となりました。
この結果、当セグメントの売上高は、42億73百万円(前年同期比9.2%減)、セグメント利益は、1億94百万円(前年同期比55.4%減)となりました。

③電子材料事業
化合物半導体向け高純度無機素材につきましては、主力の高純度ガリウムは期央以降に金属市場の低迷に底打ち感が出てきたものの、顧客の在庫調整により売上数量の減少と販売単価の下落に伴い大幅な減収となりました。一方、高純度赤燐、高純度酸化ホウ素及びインジウムに関しましては光通信市場の拡大を背景に増収となりました。また、液晶ステッパー用ホウ酸も順調に販売量が増加しております。なお前期に大きな売上のあった放射性ヨウ素吸着剤は大幅な減収となりました。
この結果、当セグメントの売上高は、12億97百万円(前年同期比46.7%減)、セグメント利益は、1億8百万円(前年同期比58.9%減)となりました。

④その他の事業
石油精製用触媒の再生事業は、前期に引き続きフル操業の状況が続き売上は、微増となりました。不動産の賃貸は、ほぼ前年並みで推移しました。
この結果、当セグメントの売上高は、12億7百万円(前年同期比2.0%増)、セグメント利益は、7億24百万円(前年同期比1.2%増)となりました。
(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ10億5百万円増加し、36億58百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は18億3百万円(前期比11億33百万円減少)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益11億99百万円(前期比4億3百万円増加)、減価償却費9億2百万円(前期比7百万円減少)、たな卸資産が4億29百万円増加(前期は8億71百万円減少)したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は9億24百万円(前期比7億63百万円減少)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出9億44百万円(前期比2億16百万円減少)によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は1億35百万円(前期は34億54百万円の使用)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出21億64百万円(前期比95百万円増加)及び長期借入れによる収入20億円(前期と同額)、短期借入金の増加額3億11百万円(前期は32億39百万円の減少)によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00760] S100AN9V)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。