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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002BGY

有価証券報告書抜粋 リオン株式会社 研究開発活動 (2014年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


当社グループ企業の中において、当社以外は特筆すべき研究開発活動を行っておりません。
当社では、医療機器事業及び環境機器事業の各分野において、顧客満足度の向上を図り、常に信頼され続ける新製品の開発を目指し、法規制の順守、品質第一を念頭において研究活動を行ってまいりました。
将来の基盤となる技術開発を行うR&Dセンターにおいては、医療機器事業関連で、世界初の軟骨伝導補聴器の開発や次世代の補聴器コンセプトの構築を視野におき、難聴者の生活の質の向上に、より一層貢献できる補聴器の研究開発に取り組んでおります。環境機器事業関連では、高度な管理体制が課題となっている医療や食品分野において、これまでの微粒子計測技術を基盤に、ピコプランクトンカウンタの開発や人工透析液のリアルタイムモニタリング技術の研究など、新たな応用分野の研究開発に取り組んでおります。また、補聴器、音響・振動計測器の基本構成部品であるマイクロホンについて、耐環境性能に優れたMEMSエレクトレットマイクロホンを、一般財団法人NHKエンジニアリングシステム並びに当社の設立母体である一般財団法人小林理学研究所と共同で実用化に取り組み、その応用については東北大学と共同で研究を行うなど、新たな事業につながる新規技術の開発を行っております。製品開発活動においては、顧客の新たなニーズを積極的に掘り起こし、かつ市場における当社製品の優位性を確保するよう、これまでに蓄積してきた技術ノウハウを生かした製品の開発を行いました。これらの研究開発活動で支出した当連結会計年度の研究開発費の総額は1,702百万円であり、売上高の9.2%に相当します。

セグメントごとの研究開発活動は次のとおりであります。
[医療機器事業]
医療機器事業では、主に補聴器と医用検査機器に関する研究開発を行っており、研究開発費は830百万円であります。
補聴器においては、2013年12月に、リオネット補聴器の最高価格帯リオネットマジェスシリーズとして、「リオネットマジェスV」の防水耳かけ型補聴器を発売いたしました。防水・防塵性能は保護等級IP57に適合し、大量の汗をかくスポーツからシャワー、入浴、温泉まで幅広い日常シーンでの使用が可能となりました。2014年2月には、同じくリオネットマジェスシリーズで従来の「スーパーミニカナール」タイプに比べて、さらに小さく目立たないデジタルオーダーメイド補聴器の「スーパーミニカナール極(きわみ)」を発売いたしました。内部部品の小型化やフェースプレートの新設計を図り、リオネット補聴器で最小サイズを実現しております。
医用検査機器においては、臨床現場で標準純音聴力検査、語音聴力検査、閾値上聴力検査等を行えるオージオメータAA-M1B,AA-M1Cを2013年12月に発売いたしました。本製品では、上記機能のほか、健診向け閾値検査、選別検査を簡便に行える機能も備え、健診機関においても使用可能な仕様となっております。また、インピーダンスオージオメータRS-M1を同年同月に発売いたしました。イヤープローブの改良やサイズダウンによる省スペース化、タッチパネルの採用など臨床現場での使いやすさが向上するほか、チンパノメトリー検査及びレフレックス検査両方の自動測定を連続して行える機能などを備えております。

[環境機器事業]
環境機器事業では、主に音響・振動計測器と微粒子計測器に関する研究開発を行っており、研究開発費は872百万円であります。
音響・振動計測器においては、液体の粘度を簡単に測定できる高粘度用の円筒形回転粘度計ビスコテスタVT-06を2013年9月に発売いたしました。本製品は、主に重油、塗料、接着材などの工業製品や食料の製造工程での品質管理に利用され、従来製品に比べて、より小型・軽量化を図るとともに、見やすいデジタル表示、人間工学に基づいた流線型デザイン、シンプルな操作性など、使いやすさも同時に実現いたしました。
微粒子計測器においては、機能、性能の拡充と計測の信頼性向上につながる製品開発を進めております。2014年2月には、最先端の半導体製造現場における品質管理用の液中微粒子計として、薬液中の0.03μm粒子まで計測可能な液中パーティクルセンサKS-19Fを発売いたしました。最先端の半導体市場においては、さらなる微細化プロセス技術が進んでおり、半導体工場や材料・薬液メーカーの、より微小な粒子を計測・管理するニーズの高まりにお応えする製品開発が重要であるものと認識しております。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01842] S1002BGY)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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