有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007UDS
リオン株式会社 業績等の概要 (2016年3月期)
(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国の経済は、政府や日本銀行の経済・金融政策を背景に企業の設備投資に持ち直しの動きが見られるなど、緩やかな回復基調が続いているものの、年度末にかけて、改善傾向にあった個人消費マインドに足踏みが見られたほか、原油価格や為替の変動による影響及び中国等の景気減速への警戒感から、先行きが不透明な状況で推移しました。このような中、当社グループの業績につきましては、補聴器と微粒子計測器の販売が好調に推移したことから、全体では前連結会計年度と比べて増収となりました。利益面につきましては、音響・振動計測器における新製品開発費用等の増加が影響し、営業利益、経常利益が減益となりました。また、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、税制改正に伴う法人税率の引き下げ等により税金費用が減少したため増益となりました。
当連結会計年度の業績を前連結会計年度と比較しますと、次のとおりとなります。
(金額単位:百万円) | |||||
前連結会計年度 (自 2014年4月1日 至 2015年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2015年4月1日 至 2016年3月31日) | 増減 | 増減率 (%) | ||
売上高 | 18,758 | 18,859 | 100 | 0.5 | |
営業利益 | 2,332 | 2,268 | △63 | △2.7 | |
経常利益 | 2,413 | 2,370 | △43 | △1.8 | |
親会社株主に帰属 する当期純利益 | 1,427 | 1,594 | 167 | 11.7 |
セグメントごとの業績は次のとおりであります。
[医療機器事業]
補聴器では、市場全体が概ね好調に推移したほか、2015年8月に発売した中価格帯の新製品「リオネットプレシアⅡ」が好評を博し、増収となりました。医用検査機器では、下期は総合病院、大学病院等に対する大型の聴力検査室の販売が増加したことに加え、診断用オージオメータなど高額製品の販売が回復傾向にありましたが、上期における減収の影響等により、売上高は前連結会計年度に及びませんでした。
これらの結果、医用検査機器は減収となったものの、補聴器の好調な販売が事業全体を牽引し、医療機器事業は前連結会計年度と比べて増収増益となりました。
[環境機器事業]
音響・振動計測器では、2015年6月に発売した振動計の新製品や多機能計測システムの販売が好調であったものの、地震計において高額製品の販売が伸び悩んだほか、システム製品などの大型案件が減少したことから、減収となりました。微粒子計測器では、台湾や韓国を中心とした海外ファウンドリ企業の微細化に伴う活発な設備投資により、電子デバイス関連市場における液中微粒子計の販売が好調に推移したことに加え、国内の再生医療分野において気中微粒子計の販売が伸びたことから、増収となりました。
これらの結果、微粒子計測器は増収となったものの、音響・振動計測器の減収幅が大きかったこと並びに新製品開発費用等が増加したことにより、環境機器事業全体では前連結会計年度と比べて減収減益となりました。
当連結会計年度のセグメントごとの業績を前連結会計年度と比較しますと、次のとおりとなります。
(単位:百万円) | ||||||||||
セグメントの名称 | 売上高 | 営業費用 | 営業利益 | |||||||
2015年 3月期 | 2016年 3月期 | 増減 | 2015年 3月期 | 2016年 3月期 | 増減 | 2015年 3月期 | 2016年 3月期 | 増減 | ||
医療機器事業 | 11,121 | 11,345 | 223 | 9,867 | 9,848 | △18 | 1,254 | 1,496 | 242 | |
環境機器事業 | 7,636 | 7,513 | △122 | 6,558 | 6,741 | 182 | 1,077 | 772 | △305 | |
計 | 18,758 | 18,859 | 100 | 16,426 | 16,590 | 163 | 2,332 | 2,268 | △63 |
(2) キャッシュ・フローの状況
(単位:百万円) | ||||
区分 | 前連結会計年度 (自 2014年4月1日 至 2015年3月31日) | 当連結会計年度 (自 2015年4月1日 至 2016年3月31日) | 増減 | |
営業活動によるキャッシュ・フロー | 1,457 | 2,142 | 685 | |
投資活動によるキャッシュ・フロー | △1,183 | △536 | 647 | |
財務活動によるキャッシュ・フロー | △588 | △1,274 | △686 | |
現金及び現金同等物の期末残高 | 2,466 | 2,798 | 332 |
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べて332百万円増加し、2,798百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、前連結会計年度に比べて685百万円増加し、2,142百万円となりました。これは主に税金等調整前当期純利益2,365百万円を計上したためであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、前連結会計年度に比べて647百万円減少し、536百万円となりました。これは有形固定資産の取得として262百万円、無形固定資産の取得として293百万円を支出したためであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、前連結会計年度に比べて686百万円増加し、1,274百万円となりました。長期借入金の返済と社債の償還として935百万円、配当金として377百万円を支出したためであります。
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このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01842] S1007UDS)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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