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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1009ZQT

有価証券報告書抜粋 ルネサスエレクトロニクス株式会社 対処すべき課題 (2016年12月期)


生産、受注及び販売の状況メニュー事業等のリスク

前述「第2 事業の状況 1 業績等の概要」に記載のとおり、当連結会計年度における当社グループの業績については、前連結会計年度同一期間と比べ、売上高が減少したものの、当社グループが一丸となって、2013年10月に公表した「変革プラン」の成果を確実に刈り取った結果、営業利益率は2桁%を達成し、安定的な経営基盤の確立に一定の目処を立てました。
しかしながら、当社グループが変化と競争の厳しい半導体業界を永続的に勝ち抜き、すべてのステークホルダーの要望に応え続けていくためには、継続的な製品ミックスの改善や利益の拡大を伴う成長を継続することが必要と考えております。
この目的を達成するため、今後も、当社グループは、「構造改革から成長ステージへの加速に向けた事業ポートフォリオの拡充・強化」、「継続的な生産構造の最適化」および「成長戦略を力強く前進させる組織再編への取り組み」という課題に取り組みます。

(1) 構造改革から成長ステージへの加速に向けた事業ポートフォリオの拡充・強化
当社グループでは、構造改革から成長ステージへ飛躍し、安定的な利益成長を遂げるため、当社グループがグローバルに強みを持ち、競争力を発揮できる自動車向け、産業向けおよびブロードベース向けという注力分野において、引き続き、オーガニック的アプローチ(当社グループの既存事業を拡充・強化するアプローチ)とインオーガニック的アプローチ(他社との戦略的な提携、買収等を活用したアプローチ)の双方を用いて、事業ポートフォリオの拡充・強化を加速します。
まず、オーガニック的アプローチによる取り組みとしては、後述するインターシル社の買収に伴う事業ポートフォリオと技術開発領域の変化に迅速に対応しながら、引き続き、一層の事業構造とR&D(研究開発)の最適化に取り組みます。当社グループでは、注力分野において、安定的な利益成長を実現するため、定期的に市場、顧客、競合等の事業環境を注力分野単位で分析・評価するとともに、競争優位性と収益性の観点から、事業ポートフォリオの見直しを実施し、事業領域と製品の選択と集中、そして製品競争力を下支えし、高付加価値プラットフォームソリューションを実現する製品・技術開発の強化を推進しております。具体的には、各製品に共通して活用されるIP(設計資産)、設計技術、製造技術などの共通技術の中から、将来的な必要性・重要性、当社グループの技術的なポジションなどを考慮のうえ、注力すべき重点共通技術を選定し、これらの重点共通技術に経営資源を集中的に投入しております。今後も、当社グループは、グローバル競争の激しい半導体市場において確固たるポジションを維持・強化できるよう、これらの取り組みを継続して強化してまいります。
また、インオーガニック的アプローチによる取り組みとしては、当連結会計年度にインターシル社を買収し当社の完全子会社とする契約を同社と締結し、2017年2月に買収を完了しましたが、製品ラインナップの充実、販売ルートの拡大、開発技術・製品の融合、互いの生産モデルを活用したグローバルな生産体制の構築等のシナジー効果を最大限に発現させ、当社グループの注力分野の拡充・強化に努めます。

(2) 継続的な生産構造の最適化の推進
当社グループは、2013年10月に公表した「変革プラン」を通じて、大幅な生産構造の最適化を実現しましたが、今後も、継続して、より効率的な生産構造に改善することに加え、世界のお客様のニーズに応えるフレキシブルな生産体制を構築します。
具体的には、当社グループでは、新規設備等と比較して生産効率が低い設備や生産プロセスで生産を継続している生産工場が一部存在しているため、今後も、さらなる生産効率の向上と生産コストの低減に向けた生産構造の最適化を推進してまいります。
また、当連結会計年度は、当社グループの注力製品の旺盛な需要に応えるため、増産投資、設備刷新等を積極的に行いました。今後も、当社グループでは、高い競争力を有する生産プロセスとスマートファクトリー化に対応した設備投資をグループ工場で継続する一方、外部に生産を委託するアウトソースを活用する等、お客様のニーズにフレキシブルに応えられる生産構造の構築に邁進してまいります。

(3) 成長戦略を力強く前進させる組織再編への取り組み
当社グループは、上述の成長戦略を力強く前進させるためには、従来以上にビジネスオーナーシップの明確化、グローバルマーケティング機能の強化、意思決定の迅速化、組織の重複機能の解消等を推し進める必要があると考えております。
そこで、これらの課題に対処するため、グループを挙げて、最適な業務プロセスの再構築(BPR:Business Process Re-engineering)の視点から、抜本的な組織再編を進めます。

生産、受注及び販売の状況事業等のリスク


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