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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100811H

有価証券報告書抜粋 レオン自動機株式会社 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、原油安による物価上昇率の低下に伴う実質所得の押し上げなどから個人消費が持ち直しているものの、そのペースは緩やかでした。また、政府主導の経済政策や日銀の金融緩和策の効果もあり、企業収益や設備投資、雇用情勢が改善するなど、緩やかな回復基調で推移しました。
海外におきましては、米国では景気の拡大が継続しました。欧州では原油安が実質所得を押し上げ、個人所得が底堅く推移しながらも、中国の需要減速などで輸出の伸びは鈍っており、緩やかな回復となりました。また、中国、新興国の経済成長率は減速しており、依然として不透明な状況が続いております。
当社グループが市場とする食品業界は、消費の低迷による商品の低価格化や差別化などの課題をかかえております。また、食の安全性、健康志向の増大、環境問題など市場のニーズが多様化しております。
このような状況の下で当社グループは、変化する市場環境や経営環境に対応するため、市場動向を調査し、レオロジー(流動学)を基礎とする当社独自の開発技術の商品化により、食品機械のより一層の標準化推進と、安全性の向上を図るとともに、多様な消費者ニーズに対応できる商品群を国内および海外の食品業界へ提案してまいりました。

当連結会計年度における売上高は25,100百万円(前年同期比9.0%増)、営業利益は2,370百万円(前年同期比7.6%増)、経常利益は2,520百万円(前年同期比8.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,710百万円(前年同期比8.7%減)となりました。

報告セグメント別の状況につきましては、次のとおりであります。

〔食品加工機械製造販売事業〕
国内市場では、食品成形機において「火星人 CN580型」、「セットパンナー KP301型、KP302型」、新型の「重合ノズルソニックスライサー SK100型」が和洋菓子業界向けに販売が好調でした。また、「2列火星人 WN155型」の調理食品業界への販売が好調で、新機種の「包あん機 AN210型」への買替需要もあり、売上が前年より増加しました。製パンライン等においては、品質アップやバラエティー化に対応した「ドーナツライン」、「菓子パンライン」、「ピザライン」、「サブレサンドライン」や「ペストリーライン」などの販売がありましたが、売上は前年より減少しました。なお、コンビニベンダー向けの販売は引き続き好調に推移しております。以上により、国内全体の外部顧客への売上高は、前年同期比1.2%増加しました。
アメリカ市場では、食品成形機において「火星人 KN550型」の調理食品業界やエスニック市場への販売があり、売上は前年より増加しました。製パンライン等においては、「クッキー生産ライン」、「ブレッドライン」、「ピザライン」の販売があり、売上は前年より増加しました。以上により、アメリカ全体の外部顧客への売上高は、現地通貨ベースでは前年同期比1.9%増加し、円ベースでは前年同期比11.4%増加しました。
ヨーロッパ市場では、食品成形機において調理食品を生産する「火星人 KN550型」、クッキー等の菓子を生産する「火星人 KN171型」の販売が好調で、売上が前年より増加しました。製パンライン等においては、南欧・中東で大型の「ブレッドライン」、「クッキー生産ライン」の販売がありました。また、ドイツでは、ブレッド生産用の「ストレスフリーデバイダー VX212型」の販売が好調で売上が前年より増加しました。以上により、ヨーロッパ全体の外部顧客への売上高は、現地通貨ベースでは前年同期比14.5%増加し、円ベースでは前年同期比9.4%増加しました。

アジア市場では、食品成形機において中国・台湾で月餅や中華まんを生産する「火星人 KN550型」、中国でミニパンを生産する「火星人 CN511型」の販売が好調で、売上は前年より増加しました。製パンライン等においては、中国、香港、フィリピンで高品質なパンの需要に対応した「VM製パンライン」、韓国で調理食品を生産する「メガフォーマー」、シンガポールで「ブレッドライン」の販売があり、売上が前年より増加しました。以上により、アジア全体の外部顧客への売上高は、前年同期比19.6%増加しました。
修理その他は、国内、海外ともに売上が前年より増加しました。

〔食品製造販売事業〕
アメリカのオレンジベーカリーでは、バタークロワッサンの販売が好調であったことと、既存顧客へのパイ、デニッシュペストリーなどの販売量増加により、外部顧客への売上高は、現地通貨ベースでは前年同期比5.6%増加し、円ベースでは前年同期比15.5%増加しました。
国内の㈲ホシノ天然酵母パン種においては、国内大手ユーザー向けのホシノ天然酵母パン種需要が増加したことにより、外部顧客への売上高は、前年同期比10.2%増加しました。

セグメントの業績は次のとおりであります。
①食品加工機械製造販売事業(日本)
日本国内は、食品成形機、修理その他の売上が増加したことにより、外部顧客に対する売上高は9,267百万円(前年同期比1.2%増)となりました。また、売上原価率が1.6%改善したことにより、セグメント利益(営業利益)は2,485百万円(前年同期比8.9%増)となりました。
②食品加工機械製造販売事業(北米・南米)
アメリカ地域は、食品成形機、製パンライン等、修理その他の売上が増加したことにより、現地通貨ベースでは、前年同期に比べ1.9%増加しました。円ベースでは、円換算に使用するUSドルの期中平均レートが109円93銭から120円14銭と円安になったことにより、外部顧客に対する売上高は2,036百万円(前年同期比11.4%増)となりました。また、販売費及び一般管理費が、現地通貨ベースで6.7%増加しましたが、売上原価率が、現地通貨ベースで2.4%改善したことにより、セグメント利益(営業利益)は84百万円(前年同期比81.4%増)となりました。
③食品加工機械製造販売事業(ヨーロッパ)
ヨーロッパ地域は、食品成形機、製パンライン等、修理その他の売上が増加したことにより、現地通貨ベースでは、前年同期に比べ14.5%増加しましたが、円ベースでは、円換算に使用するユーロの期中平均レートが138円77銭から132円58銭と円高になったことにより、外部顧客に対する売上高は2,844百万円(前年同期比9.4%増)となり、セグメント利益(営業利益)は103百万円(前年同期比45.2%増)となりました。
④食品加工機械製造販売事業(アジア)
アジア地域は、食品成形機、製パンライン等、修理その他、仕入商品の売上が増加したことにより、外部顧客に対する売上高は2,234百万円(前年同期比19.6%増)、セグメント利益(営業利益)は729百万円(前年同期比34.8%増)となりました。
⑤食品製造販売事業(北米・南米)
バタークロワッサンの販売が好調であったことと、既存顧客への販売数量が増加したことにより、現地通貨ベースでは、前年同期に比べ5.6%増加しました。円ベースでは、円換算に使用するUSドルの期中平均レートが109円93銭から120円14銭と円安になったことにより、外部顧客に対する売上高は8,224百万円(前年同期比15.5%増)となりました。販売先に対する売掛金の内容を慎重に検討した結果、貸倒引当金513百万円を計上したことにより、販売費及び一般管理費が現地通貨ベースで67.7%増加し、セグメント利益(営業利益)は455百万円(前年同期比39.3%減)となりました。
⑥食品製造販売事業(日本)
国内大手ユーザー向けのホシノ天然酵母パン種需要が増加したことにより、外部顧客に対する売上高は493百万円(前年同期比10.2%増)となりました。また、売上原価率が6.9%改善したことにより、セグメント利益(営業利益)は118百万円(前年同期比136.8%増)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、3,813百万円(前年同期113百万円増)となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、得られた資金は3,200百万円(前年同期605百万円増)となりました。
これは、主に税金等調整前当期純利益が2,520百万円、減価償却費が889百万円、売上債権の減少が104百万円、たな卸資産の増加が154百万円、仕入債務の増加が243百万円などによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果、使用した資金は955百万円(前年同期142百万円増)となりました。
これは、主に有形固定資産の取得による支出が896百万円、無形固定資産の取得による支出が137百万円などによるものであります。設備投資の主なものは、当社においては建物及び構築物などであります。オレンジベーカリーにおいては建物附属設備、製造用機械装置などであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果、使用した資金は2,067百万円(前年同期1,557百万円増)となりました。
これは、長期借入金の返済による支出が654百万円、自己株式の取得による支出が605百万円、配当金の支払が638百万円などによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01670] S100811H)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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