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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1009C61

有価証券報告書抜粋 レカム株式会社 業績等の概要 (2016年9月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度における我が国の経済は、政府による経済政策や日銀による金融政策により企業収益が回復するなど、緩やかな景気回復傾向が続いておりましたが、中国や新興国経済の減速等の影響や原油価格の急落に伴う世界景気の不透明感、為替の乱高下等、経済環境は先行き不透明な状況にあります。当社の属する情報通信業界におきましては、先行き不透明感から買い控えの動きもあるなか、情報通信機器のリース残高でみると前年並みで推移しており、回復感に乏しい状況が続いております。
こうした経営環境のなか、当社グループは今期の最重要テーマとして「グループ経営の推進」を掲げ、事業本部制の移行による権限委譲と意思決定の迅速化に取り組んでまいりました。グループの中核事業である情報通信事業では約6万件の顧客データベースを活用した顧客との関係性を強化し、情報通信機器や光回線、電力、LED顧客へのアップセルに注力するとともに、新規の顧客開拓にも努めてまいりました。BPO※1事業では業種を絞った新規顧客の開拓や既存顧客からの売上積み上げに注力するとともに、BPOセンターでは大連、長春、ミャンマーの特性に合わせた業務の効率的な配分を実施し、業務効率向上のためのOJT活動を実施いたしました。
以上の結果、当連結会計年度の業績は、売上高が前年同期比18.9%増の4,421百万円となりました。営業利益は、増収効果に加え、各事業における経費削減の徹底、BPO事業の収益急拡大等により連結営業利益は124百万円(前年同期は64百万円の損失)、経常利益は97百万円(前年同期は67百万円の損失)といずれも黒字転換するとともに8期ぶりの利益水準となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、前年同期比88.4%増の54百万円となりました。
※1 BPO(Business Process Outsourcing)の略称です。
セグメント毎の業績は次のとおりであります。
なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 注記事項」をご参照ください。
a. 情報通信事業
直営店チャネルにおいては、顧客データベースの情報整理と活用により効率的な営業活動を実施し、新規の顧客開拓にも努めました。商品戦略としては、独自の販売プランにより差別化を図ったデジタル複合機の拡販に努めるとともに、LEDと電力、サーバーとUTM※2といったセット販売に注力してまいりました。これらの結果、同チャネルの売上高は前年同期比4.1%増の1,802百万円となりました。
加盟店チャネルにおいては、加盟店へ販売手法の共有を推し進めるとともに、LEDやセキュリティ商材等の販売支援を強化してまいりました、これらの結果、同チャネルの売上高は前年同期比18.5%増の1,825百万円となりました。
代理店チャネルにおいては、採算性を重視して代理店の見直しを進めるとともに、既存の代理店に対してはセキュリティ商材等の販売支援を積極的に実施しました。これら結果、同チャネルの売上高は前年同期比12.2%減の173百万円となりました。
関連会社においては、M&Aにより昨年7月より子会社となったコスモ情報機器の売上が通年寄与したほか、セキュリティ商材の販売代理店であるヴィーナステックジャパンのUTM商材販売が軌道に乗りつつあることから、前期比138.1%増の273百万円となりました。
これらの結果、情報通信事業の売上高は、前年同期比15.3%増の4,075百万円となりました。利益面においては増収効果に加え、オリジナルの光回線である「Ret’sひかり」等のストック収益が積みあがってきた結果、セグメント利益は44百万円(前年同期は69百万円の損失)と黒字転換いたしました。
※2 UTM(Unified Threat Management:統合脅威管理)の略称です。


b. BPO事業
BPO事業は、顧客の業種を絞った新規営業展開を強化するとともに、既存顧客からの追加業務の受注による売上の積み上げに取り組んでまいりました。BPOの業務拠点においては、業務効率と品質向上に取り組み、3拠点の特性を活かした業務を委託することで全体的な収益向上につなげてまいりました。
これらの結果、売上高は249百万円(前年同期比88.6%増)となりました。セグメント利益は、増収効果及び業務の効率化を推進したこと等により、54百万円(前年同期は1百万円の利益)となりました。

c. 海外法人事業
海外法人事業は、本年4月に大連支店に次ぐ中国での法人向けの販売拠点として上海支店を開設し、日系企業へLEDを中心としたエコ商材並びにOA機器の販売を開始いたしました。上海でのLED販売は初年度より順調に立ち上げることができ、今後の新たなエコ商材の導入と新たな拠点開設を進めていく礎を築くことができました。
これらの結果、売上高は96百万円(前年同期比87.3%増)となりました。セグメント利益は、増収効果及び業務の効率化を推進したこと等により、20百万円(前年同期比779.1%増)となりました。

(セグメント別売上高)
セグメントの名称販売高(千円)
情報通信事業 直営店1,802,247
FC加盟店1,825,894
グループ会社273,877
代理店173,661
4,075,679
BPO事業249,501
海外法人事業96,616
合計4,421,797

(注)1.上記の金額に消費税等は含まれておりません。


(販売品目別売上高)
セグメントの名称販売高(千円)
情報通信事業ビジネスホン1,011,052
デジタル複合機871,576
UTM(注)2369,925
LED(注)3177,888
サーバ239,463
光回線サービス(注)4351,052
サポート&サービス442,846
その他611,876
4,075,679
BPO事業249,501
海外法人事業デジタル複合機8,289
LED(注)388,327
96,616
合計4,421,797

(注)1.上記の金額に消費税等は含まれておりません。
2.UTM(Unified Threat Management:統合脅威管理)の略称です。
3.LEDは、オフィス向けの高機能LED照明の販売及び設置工事売上です。
4.光回線のサービス卸の売上です。

(2) キャッシュ・フロー

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末と比べ494百万円増加し、903百万円となりました。投資活動で89百万円使用した一方で、営業活動で241百万円、財務活動で368百万円獲得したこと等によるものです。
なお、当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
① 営業活動によるキャッシュ・フロー
営業活動で獲得した資金は、241百万円となりました。これは主に税引前当期純利益が109百万円となったこと、仕入債務が102百万円増加したこと等によるものです。
② 投資活動によるキャッシュ・フロー
投資活動で使用した資金は、89百万円となりました。これは投資有価証券の取得により95百万円、営業譲受により19百万円それぞれ減少し、投資有価証券売却により61百万円増加したこと等によるものです。
③ 財務活動によるキャッシュ・フロー
財務活動で獲得した資金は、373百万円となりました。これは第三者割当による新株式及び新株予約権の行使による払込等により441百万円増加し、一方で有利子負債の借換及び返済を進めたことにより長期借入金が78百万円減少したこと等によるものです。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02971] S1009C61)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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