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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100I8OL (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 ローランド ディー.ジー.株式会社 研究開発活動 (2019年12月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等


当社グループにおける研究開発活動は、主に当社及び子会社のDGSHAPE株式会社で行っております。
当社グループは「イメージをカタチに」のビジョンのもと、デジタル技術の活用でプロセスを変革し、市場に関わる人々のビジネス創出に貢献できる製品や個人の想像力を実現するための製品を作るため、新しい価値の創造を目指した研究開発を推進しております。
当連結会計年度は、2020年度を最終年度とする中期経営計画に取り組み、新たな成長ステージに向けた転換期として、「成長分野の拡大」、「サイン市場向けプリンターの下げ止め」、「収益性の改善」を重点課題に設定し、事業ポートフォリオの転換と事業運営力の強化に注力しました。また、「DP(デジタルプリンティング)事業」、「COTO(コト)事業」、「DGSHAPE(ディージーシェイプ)事業」の3事業を定め、デジタル制御技術をベースに多様な価値の実現と独自性を支える技術開発を推進しました。
なお、当社及び連結子会社の事業は、コンピュータ周辺機器の製造販売であり、区別すべき事業セグメントが存在しないため単一セグメントとなっており、セグメント情報に関連付けては記載しておりません。

プリンターでは、新たなオンデマンド印刷市場の開拓を目指すため当社独自の価値を付した製品開発に加え、UV硬化型インクジェット技術を用いた、特殊印刷、工業用途、オリジナルグッズ向けの製品開発や当社の強みを活かした地域パートナーとの協業による特定用途向けのカスタマイズ提案や様々な材料、形状に対する印刷技術の研究開発に取り組みました。また、ハードウェア性能のみならず、インク技術、カラーマネジメント技術を総合的に高めていくことで、顧客へのソリューション提案を目指し、製品開発に注力しました。
3月には、大判インクジェットプリンターTrueVIS(トゥルービズ)シリーズの新製品「VG2-640」及び「VG2-540」の2機種を市場投入しました。TrueVISシリーズでは、新色オレンジを含む新開発のTR2インクを採用し、新インクの特性や色域を最大限に発揮させるための機能拡充と共に、機構設計等を一から見直すことで印刷とカッティング品質の向上を図りました。既存概念にとらわれず、様々な新技術への挑戦と出力品質や操作性、信頼性など全ての面において細部までこだわった製品づくりにより、当社史上最高の表現力を実現しました。また、10月に発売したTrueVISシリーズの新製品「SG2-640」、「SG2-540」及び「SG2-300」の3機種は、3月に発売した「VG2-640」及び「VG2-540」の優れた機能を踏襲しながらも、先進国から新興国まで、幅広い地域のお客様に受け入れられるよう、お求めやすい価格と低ランニングコストを実現した4色(CMYK)対応にすることで、より多くのお客様に“見る人の心を一瞬でとらえ、動かす”特別な表現力を提供しております。
11月には、UVインクによるユニークな特殊印刷と、印刷した絵柄の輪郭カットが一台で行える特長は継承しつつ、お客様により快適に使っていただくためのブラッシュアップした機能追加や、新開発のプリントヘッドとLEDランプの搭載により、今まで以上に美しく高濃度な印刷が可能となったVersaUV「LEC2-300」を市場投入しました
リテイル市場向けには、小型UVプリンターVersaUV(バーサユーブイ)「LEF2-200」を3月に、VersaUV「LEF2-300」を9月に市場投入し、“多彩な材料に付加価値の高い特殊印刷ができる”というLEFシリーズ最大の特長を継承しつつ、小規模工場でノベルティ等のオリジナルグッズ製作を行う顧客のビジネスを広げるソリューションを提案しました。また9月に発売した小型レーザー加工機「LV-290」及び「LV-180」の2機種は、小型UVプリンターと組み合わせることにより、多様な形状でフルカラーのアクリルスタンドやアクセサリーを製作することができるようになり、より付加価値の高いアイテムの製作実現が可能となりました。

また4月には、当社初のガーメントプリンターVersaSTUDIO(バーサスタジオ)「BT-12」を発売しました。A4サイズの卓上型プリンターで、Tシャツやポロシャツ、トートバッグ等の綿素材へ写真やイラストを直接印刷してオリジナルグッズが製作できます。ソフトウェア「cotodesign(コトデザイン)」と接続することで、手軽に店頭でのオリジナルプリントサービスが始められ、新たなサービスを提供したいとお考えの小売店舗への最適なソリューションとして提案しました。

工作機器では、製造業や彫刻業、教育機関等の3Dものづくり市場を基盤に、デジタル化の進展が見込めるデンタル市場の成長を加速させると共に、IoT技術等も取り入れ、新たな価値提案を創出することで、事業の拡大を図ってまいります。注力市場であるデンタル市場の成長に向けて、2018年に発売したデンタル加工機「DWX-52D」「DWX-52DCi」及び「DWX-42W」をはじめとしたDWXシリーズは、2010年の発売以来10年が経過した2019年には世界累計出荷台数が10,000台を突破しました。引き続き、歯科技工所から歯科医院まで様々なニーズに対応し、他社にない付加価値を提供してまいります。
また、3Dものづくり市場向けに投入した小型彫刻機「DE-3」は、既存の彫刻システムにもそのまま対応できるように基本的な構造は変更せず、インターフェース、ソフトウェアの見直しを行い、お客様の利便性の高いモデルとして評価いただいております。
リテイル市場向けには、半導体レーザー箔転写機LDシリーズの新型機「LD-300」を11月に発売いたしました。従来機の機能を継承しながら大幅に転写面積を拡大し、最大A4サイズ、高さ200㎜までの立体物への箔転写が可能となりました。さらにレザー素材(植物タンニンなめし革、合成皮革)への箔転写も可能となり、今後もお客様の要望に応えた開発を進めてまいります。

なお、当社グループの開発部門人員は、2019年12月31日現在187名であり、当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費の金額は3,720百万円であります。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02054] S100I8OL)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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