シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100KZ1R (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 ローランド ディー.ジー.株式会社 研究開発活動 (2020年12月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等


当社グループにおける研究開発活動は、主に当社及び子会社のDGSHAPE株式会社で行っております。
当社グループは「イメージをカタチに」のビジョンのもと、デジタル技術の活用でプロセスを変革し、市場に関わる人々のビジネス創出に貢献できる製品や個人の想像力を実現するための製品を作るため、新しい価値の創造を目指した研究開発を推進しております。
当連結会計年度は、2020年度を最終年度とする中期経営計画に取り組み、新たな成長ステージに向けた転換期として、「成長分野の拡大」、「サイン市場向けプリンターの下げ止め」、「収益性の改善」を重点課題に設定し、事業ポートフォリオの転換と事業運営力の強化に注力しました。また、「DP(デジタルプリンティング)事業」、「COTO(コト)事業」、「DGSHAPE(ディージーシェイプ)事業」の3事業を定め、デジタル制御技術をベースに多様な価値の実現と独自性を支える技術開発を推進しました。
なお、当社及び連結子会社の事業は、コンピュータ周辺機器の製造販売であり、区別すべき事業セグメントが存在しないため単一セグメントとなっており、セグメント情報に関連付けては記載しておりません。

プリンターでは、新たなオンデマンド印刷市場の開拓を目指すため当社独自の価値を付した製品開発に加え、UV硬化型インクジェット技術を用いた、特殊印刷、工業用途、オリジナルグッズ向けの製品開発や当社の強みを活かした地域パートナーとの協業による特定用途向けのカスタマイズ提案や様々な材料、形状に対する印刷技術の研究開発に取り組みました。また、ハードウェア性能のみならず、インク技術、カラーマネジメント技術を総合的に高めていくことで、顧客へのソリューション提案を目指し、製品開発に注力しました。
6月には、大判インクジェットプリンターTrueVIS(トゥルービズ)シリーズの新製品「VF2-640」を市場投入しました。TrueVISシリーズ初となる最大用紙幅1,625mm対応のプリント専用モデルで、2019年3月に発売した同シリーズのプリント&カットモデル「VG2-640」及び「VG2-540」の優れた機能を踏襲しながらも、これまで表現できなかった“未知の色”を描き出す新機能を搭載することでTrueVISシリーズの“見る人の心をとらえ、動かす”圧倒的な表現力をさらに進化させ、より多くのお客様にお使いいただけるよう、ラインナップの強化を図りました。使用するインクには同時に発表した新開発の「グリーンインク」を採用し、既存の鮮やかなオレンジと新色グリーンをプロセスカラーとして処理することにより、色域がさらに大きく広がると共に、より色彩豊かな表現が可能になりました。

また、9月には、プリンター間のカラーマッチング(色合わせ)を手軽に行うための濃度計「VW-S1」を市場投入しました。「VW-S1」は、当社インクジェットプリンターに標準付属されている出力用ソフトウェア「VersaWorks(バーサワークス)6」のカラーマッチング機能専用であり、お客様のニーズに合わせて「導入しやすい価格」と「誰もが簡単に使える操作性」をコンセプトに開発。色合わせに必要な「濃度測定」に機能を特化することで、一般的な測色計の約1/2の低価格を実現させると共に誰もが手軽にプリンター間のカラーマッチング機能をご利用いただけるようになり、一貫した色表現による安定した出力業務がより身近となりました。
リテイル市場向けには、小型UVプリンターVersaUV(バーサユーブイ)LEF2シリーズの新製品として、「LEF2-300D」を3月に市場投入しました。"驚きの印刷表現を誰もが簡単に実現できる"というLEF2シリーズ最大の特長を踏襲しつつ、従来モデルに比べて最大200mmの高さに対応したことで厚みのあるものはもちろん、アイテムを固定するための治具の自由度も広がることで、これまでできなかった、さまざまなサイズや形状のアイテムに印刷することが可能となりました。

工作機器では、製造業や彫刻業、教育機関等の3Dものづくり市場を基盤に、デジタル化の進展が見込めるデンタル市場の成長を加速させると共に、IoT技術等も取り入れ新たな価値提案を創出することで、事業の拡大を図ってまいります。
注力市場であるデンタル市場向けには、ウェット方式ミリングマシン「DWX-42W」向けのオプション品である「AK-1」を3月に発表しました。「DWX-42W」に装着するだけで、付加価値の高いカスタムアバットメント(インプラント治療に用いられ、患者様毎に形状を最適化した人工支台)を制作できるキットになっており、グローバルで高い需要が期待され、大きな注目を集めております。引き続き、歯科技工所から歯科医院まで様々なニーズに対応し他社にない付加価値を提供してまいります。
リテイル市場向けには、レーザー箔転写機「LD-300」をさらに使いやすくする治具キット「VL-300」を8月に発表しました。小型レーザー箔転写機「LD-80」と同様に、「LD-300」でも小さな対象物に簡単に箔転写を行いたいというお客様の要望を実現しました。今後もお客様の要望に応えた開発を進めてまいります。

なお、当社グループの開発部門人員は、2020年12月31日現在185名であり、当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費の金額は3,022百万円であります。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02054] S100KZ1R)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。