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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100LNXH (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 ヴィスコ・テクノロジーズ株式会社 研究開発活動 (2021年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当連結会計年度は、高付加価値製品の開発を主体に研究開発をして参りました。具体的には、より広い業種への製品展開を目指した新型画像処理製品であるVTV-Edgeのリリースを始めました。また、高輝度LED照明ラインアップの充実により、光学系の分野においてさらに他社との差別化を図っております。今後も当社グループ製品の強みを更に強化すべく、「既存技術にとらわれない技術開発」「人間に近い外観検査」をテーマに研究開発活動を推進して参ります。
当連結会計年度における研究項目別の研究目的及び研究成果は次のとおりであり、研究開発費の総額は212,542千円となりました。
なお、当社グループの事業は画像処理検査装置事業のみの単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

「既存技術にとらわれない技術開発」

(1)VTV-Edge 新製品開発
当社従来製品であるVTV-9000に続いて、VTV-Edgeをリリースしました。これは、従来、当社の販売中心であったコネクタ・電子部品・半導体分野以外の市場へ広く拡販を目指した製品となっております。

(2)ボンディングワイヤ検出(特許取得済)
従来、ボンディングワイヤーのようなひも状の対象物の場合、個々に形状が異なることから、その経路を特定することが困難でしたが、自己組織化マップを用いた当社独自の手法を用いる事により正しく検出する事が出来るようになりました。

(3)3版式カラーカメラと対象物の偏光特性を利用したワンショットマルチ光学条件検査(特許取得済)
偏光版を付与した照明と偏光ビームスプリッタを用いることで、従来検出することができなかった検査対象物の表面及び内部に露出する欠陥を同時に検査することが可能となりました。
加えて、赤色・青色・緑色のカラー照明と3版式カラーカメラを併用し、1回の撮像で照明条件の異なる複数の画像を得ることで、画像検査装置構成の大型化を抑えつつ、より多くの欠陥の認識が可能となりました。

(4)高輝度LED照明装置のラインアップ充実
従来のLED照明では輝度が不足しており、画像検査に最適な画像を得るには比較的長時間露光を必要としました。本製品の開発(当社従来比10倍)により、様々な検査対象に最適な検査画像を短時間露光で得ることが可能となるため、検査精度・処理速度の向上を図ることができます。

(5)VTV-QCS(Quality Control System)の高機能化
当社画像処理製品であるVTV-9000を遠隔で一元的に管理・監視するためのツールをさらに発展させました。
これにより、現地に赴くことなく、リモートで複数台の画像処理検査装置を使った検査工程の監視を行ったり、検査条件やタスクを切り替えたりする機能、画像保存によるトレーサビリティ管理が可能となり、より効率的な製造現場における検査工程の無人化に役立つものとなります。

「人間に近い外観検査」
AIを利用した研究開発の取り組み
これまで、自己組織化マップを用いた機械学習機能を当社画像処理製品に実装して参りました。また、ニューラルネットワークによる画像分類機能の実現にも成功しましたが、さらにマシンビジョン用途でのAI機能に関わる問題解決を図るための研究開発に取り組んでいく予定です。
上記に加えて、従来方式では、検出が困難であったような欠陥検出を「AIフィルタリングにより欠陥検出を可能とする技術」を発展させることにより実現を目指しております。

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このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E33583] S100LNXH)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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