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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007X5L

有価証券報告書抜粋 三菱ケミカルグループ株式会社 研究開発活動 (2016年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


当社グループは、各社において独自の研究開発活動を行っているほか、グループ会社間での技術や市場に関する緊密な情報交換や共同研究、研究開発業務の受委託等を通じて、相互に協力し、連携の強化を図るとともに、グループ外の会社等との間でも共同での研究開発を積極的に行うなど、新技術の開発や既存技術の改良に鋭意取り組んでおります。
当社グループの研究開発人員は5,040名、当連結会計年度における研究開発費の総額は1,383億円となっており、各事業部門別の研究内容、研究成果及び研究開発費は次の通りであります。
(1) エレクトロニクス・アプリケーションズセグメント
記録材料、電子関連製品及び情報機材に関する研究開発を行っており、当連結会計年度の主な成果は次の通りです。
・三菱化学㈱が、2015年8月、有機薄膜太陽電池を用いたシースルー発電フィルムを開発し、市場開拓を開始しました。
本セグメントにおける当連結会計年度の研究開発費は72億円であります。
(2) デザインド・マテリアルズセグメント
食品機能材、電池材料、精密化学品、樹脂加工品、複合材、無機化学品及び化学繊維に関する研究開発を行っており、当連結会計年度の主な成果は次の通りです。
・三菱樹脂㈱が、2015年7月、㈱グリーンイノベーションと共同で、甘草の国内での栽培技術を確立しました。
・三菱レイヨン㈱が、アクリル繊維を使用した「ボンネル」について、保温性、軽量感に優れたダウンライクの詰め綿「パフウォーム」を開発し、2015年10月から販売を開始しました。
・三菱樹脂㈱が、2015年11月、医薬向け錠剤・カプセル包装用防湿シートの新シリーズ2品を開発し、販売を開始しました。
本セグメントにおける当連結会計年度の研究開発費は217億円であります。

(3) ヘルスケアセグメント
医薬品、診断製品、臨床検査及び製剤材料に関する研究開発を行っており、当連結会計年度の主な成果は次の通りです。
・田辺三菱製薬㈱が、「ラジカット」の筋萎縮性側索硬化症(ALS)への適用について、日本(2015年6月)及び韓国(2015年12月)において、それぞれ承認を取得しました。
・田辺三菱製薬㈱が、2015年12月、「レミケード」の腸管型・神経型・血管型ベーチェット病及び川崎病の急性期の効能・効果の承認を取得しました。
・田辺三菱製薬㈱が、2015年12月、アケビア社との間で、慢性腎臓病に伴う経口貧血治療剤「バタデュスタット」に関する日本及びアジア(中国を除く)における独占的開発・販売権に係る協業契約を締結しました。今後、田辺三菱製薬㈱は、慢性腎臓病に伴う貧血を適応症として同剤の開発を進めてまいります。
本セグメントにおける当連結会計年度の研究開発費は863億円であります。
(4) ケミカルズセグメント
基礎石化製品、化成品、合成繊維原料、炭素製品及び産業ガスに関する研究開発を行っており、当連結会計年度の主な成果は次の通りです。
・大陽日酸㈱が、2015年10月、幹細胞評価基盤技術研究組合の委託事業プロジェクトにおいて、生体試料の温度履歴情報統合管理システムを開発しました。
本セグメントにおける当連結会計年度の研究開発費は47億円であります。
(5) ポリマーズセグメント
合成樹脂に関する研究開発を行っており、当連結会計年度の主な成果は次の通りです。
・三菱レイヨン㈱が、アクリル樹脂シート「アクリライト」について、難燃性を更に向上させた新グレードを開発しました。
・三菱化学㈱が、2015年6月、植物由来のイソソルバイドを原料とした高機能透明バイオエンプラ「DURABIO」について、スズキ㈱と共同で、従来よりも軽量で、耐衝撃性・耐熱性を高めた新グレードを開発しました。
本セグメントにおける当連結会計年度の研究開発費は132億円であります。
(6) その他
エンジニアリング等に関する研究開発を行っており、その他部門における当連結会計年度の研究開発費は3億円であります。

上記のほか、研究開発費には、特定の事業部門に区分できない基礎研究に要した研究開発費が46億円あります。

事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


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