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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10023HX

有価証券報告書抜粋 三菱製鋼株式会社 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度(2013年4月~2014年3月)における当社グループを取りまく経営環境は、主要な需要先である自動車業界において、国内市場は緩やかな回復に加え、消費税率引き上げに伴う駆け込み需要がありました。また、中国市場は緩やかに回復し、北米市場は引き続き堅調に推移しました。建設機械業界は鉱山用建設機械の需要が低迷したものの、全体としては前年の需要停滞と大幅な在庫調整の局面から回復しました。
このような状況下、連結売上高は、前期比54億1千9百万円(5.1%)増収の1,115億7千5百万円となりました。連結経常利益は、前期比21億9千3百万円(58.9%)増益の59億1千5百万円となりました。また、連結当期純利益は、33億7千3百万円となりました。

セグメントの業績を示すと、次のとおりであります。

[特殊鋼鋼材事業]
特殊鋼鋼材事業につきましては、主要顧客である建設機械向けの緩やかな需要回復及び海外向け販売増により、売上高は、前期比60億5百万円(14.5%)増収の474億2千5百万円となりました。経常利益は、売上げの増加及びコスト改善効果により、前期比14億9千2百万円(526.6%)増益の17億7千5百万円となりました。

[ばね事業]
ばね事業につきましては、国内では消費税率引き上げに伴う駆け込み需要の影響、中国での新規受注、北米での為替の影響等により、売上高は、前期比32億6千7百万円(7.4%)増収の475億円となりました。経常利益は、売上増及び北米子会社の収益改善により、前期比2億3千3百万円(9.9%)増益の25億8千4百万円となりました。

[素形材事業]
素形材事業につきましては、精密鍛造品撤退の影響及び鉱山用建設機械部品の需要減があり、磁気製品とターボチャージャー部品の需要回復があったものの売上減を補えず、売上高は、前期比20億5千1百万円(17.4%)減収の97億7百万円となりました。経常利益は、売上げの減少及び為替の影響により、前期比4億6千9百万円(45.7%)減益の5億5千7百万円となりました。

[機器装置事業]
機器装置事業につきましては、前年下期から受注は回復傾向であるものの、円高時の受注低迷の影響が残り、売上高は、前期比9億6千万円(10.0%)減収の86億8千5百万円となりました。経常利益は、売上げが減少したものの、採算改善及び為替の影響により、前期比1億9千4百万円(38.0%)増益の7億4百万円となりました。

[その他の事業]
その他の事業につきましては、流通及びサービス業等でありますが、売上高は、前期比9千3百万円(2.8%)増収の34億3百万円、経常利益は、前期比1千8百万円(11.6%)増益の1億7千5百万円となりました。


(2) キャッシュ・フロー

当連結会計年度のキャッシュ・フローは営業活動により55億2千2百万円の収入、投資活動で24億8千4百万円の支出、財務活動で39億8千1百万円の支出となりました。
この結果、現金及び現金同等物は当連結会計年度に6億5千5百万円減少し、当連結会計年度末残高は260 億1千5百万円となりました。

[営業活動によるキャッシュ・フロー]
税金等調整前当期純利益60億1千万円、減価償却費31億1千9百万円、仕入債務の増加額10億4百万円等の収入に対し、売上債権の増加額17億5千2百万円、たな卸資産の増加額23億9千9百万円等の支出により、営業活動全体として55億2千2百万円の収入となりました。

[投資活動によるキャッシュ・フロー]
有形及び無形固定資産の取得による支出22億7千万円等により、投資活動全体として24億8千4百万円の支出となりました。

[財務活動によるキャッシュ・フロー]
長期借入金の減少額32億8千1百万円、配当金の支払額5億3千6百万円等により、財務活動全体として39億8千1百万円の支出となりました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


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