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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10083HL

有価証券報告書抜粋 中外鉱業株式会社 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、経済政策や金融緩和策を背景に雇用情勢や企業収益の改善等、景気は緩やかな回復基調が続いているものの、資源価格の下落や中国を始めとする海外景気の下振れ等、先行きは依然として不透明な状況にあります。
このような経済状況のもと、当社グループ(当社および連結子会社)は、貴金属事業におきましては、金・プラチナ価格は、米国政策金利の引き上げおよび原油価格の下落、為替相場等の影響を背景に総じて軟調に推移いたしました。宝飾事業におきましては、個人消費の本格的な回復が見込めず、依然厳しい環境の下推移いたしました。不動産事業におきましては、住宅ローン減税等の経済政策や低金利の継続等、富裕層を中心に住宅購買意欲は回復基調で推移いたしました。機械事業におきましては、内需は、政府による設備導入補助金等の投資促進策の影響から6月、7月の受注環境は堅調に推移したものの、その後は、補助金による受注の反動減により伸び悩んだこと等から、厳しい状況の下推移いたしました。外需は、北米市場は、自動車や航空機向けの受注が堅調に推移したものの、中国市場の需要減少等、中古工作機械業界においても厳しい状況の下推移いたしました。投資事業におきましては、有利で安定した運用を基本としており、金先物取引において運用益を計上いたしました。
この結果、当連結会計年度の売上高は29,188,551千円(前年同期20,814,920千円 40.2%増)、営業損益は204,498千円の損失(前年同期は244,846千円の損失)、経常損益は271,145千円の損失(前年同期は350,514千円の損失)、親会社株主に帰属する当期純損益は483,010千円の損失(前年同期は466,194千円の損失)となりました。
セグメント別の業績は次のとおりであります。
①貴金属事業
貴金属事業におきましては、売上高は24,851,784千円(前年同期16,331,292千円)、営業損益は2,222千円の利益(前年同期81,003千円の利益)となりました。
②宝飾事業
宝飾事業におきましては、売上高は1,982,919千円(前年同期1,930,413千円)、営業損益は23,304千円の損失(前年同期115,014千円の損失)となりました。
③不動産事業
不動産事業におきましては、売上高は451,759千円(前年同期522,792千円)、営業損益は1,095千円の利益(前年同期8,456千円の利益)となりました。
④機械事業
機械事業におきましては、売上高は1,469,513千円(前年同期1,812,685千円)、営業損益は159,770千円の損失(前年同期25,795千円の利益)となりました。
⑤投資事業
投資事業におきましては、営業損益は358,092千円の利益(前年同期178,929千円の利益)となりました。

(2)キャッシュ・フロー
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、税金等調整前当期純損失283,582千円等による減少があったことから前連結会計年度末に比べ273,842千円減少し902,973千円となっております。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は22,014千円(前連結会計年度は330,493千円の使用)となりました。これは主に預け金の減少額182,635千円による資金の増加があったものの、税金等調整前当期純損失283,582千円等による資金の減少があったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果獲得した資金は25,773千円(前連結会計年度は513千円の獲得)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出14,794千円等の資金の減少があったものの、投資有価証券の売却による収入35,234千円等による資金の増加があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は277,601千円(前連結会計年度は139,760千円の使用)となりました。これは主に短期借入れによる収入50,000千円の資金の増加があったものの、長期借入金の返済による支出139,680千円および非支配株主への分配による支出187,887千円等の資金の減少があったことによるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


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