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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100NQ1I (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 中野冷機株式会社 研究開発活動 (2021年12月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等


当連結会計年度は研究開発費として420百万円を投入し、主に下記のような研究開発を行いました。

日本
(1) スーパーマーケット向けショーケースのモデルチェンジ
スーパーマーケット向けの主力ショーケースのモデルチェンジを2021年3月に実施しました。
目標は、コストダウン、省エネ、省力化機能の充実、冷却性能の向上です。
2021年度は原材料値上げの影響で目標のコストダウンには届きませんでしたが、2022年度は生産性向上の取組みを強力に推進していく計画です。

(2) コンビニエンス・ストア向けの新型ケースの開発
コンビニエンス・ストア向けショーケースも2021年3月にモデルチェンジを実施しました。
店舗における維持管理時間の削減、サービス出動低減のための異常予知、冷却性能の向上が目的です。
具体的には異常予知機能追加、省力化の発展(スライド棚角度3段階可変)、清掃レス(吸込みに清掃ブラシ装着)などを盛り込んでいます。
冷凍機内蔵型ショーケースについても、温暖化係数が低い低GWP冷媒への転換を図りました。

(3) 新冷媒と冷凍機システム
温暖化係数の少ない低GWP冷媒や自然冷媒への転換を進めています。
自然冷媒への対応では、スーパーマーケット向けにCO2システムを数店補へ導入し、また物流センター向けにも大型冷凍機の自然冷媒システムを2022年春に導入の予定です。

(4) 店舗環境システムへの技術対応
店内空調と冷凍冷蔵システムを連係させながら、省エネと店内快適性の向上を図る取り組みを開始しました。コンビニエンス・ストアには、空調、換気、ショーケースの運転率の最適ポイントを見つけ省エネと快適さを提案します。
スーパーマーケット向けには、空調、換気、ショーケースの運転率以外に、コールドアイル解消、扉開放による結露など課題に対して、制御やショーケースを中心とした最適システムを提案します。
行動は、各店舗の店内環境と電力の計測、実験室を利用して空調と換気、ショーケースの運転との関係などを分析しました。2022年度は、それらの結果から店舗の実情に応じたシステム提案を計画しています。

(5) 店補監視と異常予知システムの構築
店補監視システム(新センサムセイバー)の最新化を図りました。異常予知機能(着霜やガス漏れ)、クラウド連結、タッチパネルによる操作性向上などを盛り込んで機能アップしました。
2022年度は、AIを利用して異常予知の精度を更に向上させる計画です。

(6) 将来的な省人化や自動店補への取り組み
大学との産学連携で省人化ロボット技術開発を図り、小売店舗におけるショーケースへの商品陳列システムの開発を実施しました。2021年12月末に商品移動ロボットと陳列ロボットの試作が完成し、2022年度末には顧客へのプレゼンを目標にしています。
店補において、顧客の混雑状況に応じてオープンショーケースの開口部を自動開閉することで無駄な電力を削減するショーケース自動開閉システムを完成し、2021年11月に食品センターに導入し現在稼働しております。2022年度は、店舗導入に向けて一般スーパーやコンビニエンス・ストアにプレゼンテーションをしていく計画です。

中国
(1) 水冷内蔵システムの開発
顧客より冷凍機排熱を水冷式にしたいとの要望があり、工事代理店との共同開発を実施しました。
水循環システムはクローズド方式でブライン冷却サイクルを採用しました(ウォーターループ式)。
ブライン循環水は定温となるように循環量と空冷FANをPID制御します。
また、ブライン配管にエスロンパイプを利用することによって、配管工事を簡易に行えるようにしました。

(2) 果物店向け引戸式リーチインケースの開発
果物専門店の狭い店舗での運用がし易い引戸式としました。
引戸ドアの結露を防止する方法は、電導膜ではなく電源不要な熱反射ガラスを採用し低コスト・省電力にしました。
ケース単体使用のために、冷凍機への配電やデフロスト制御もショーケースに標準装備し、工事現場での設置工事コストを削減し、納期短縮への対応も考慮しました。

(3) 平型ショーケース開発
日本式の平型ショーケースの要求があり、形状は日本で販売されているショーケースに似たケース形状としました。
これまで平型ショーケース3台を並べたレイアウトにしていましたが、2台の直ショーケースは前後両吹き式で1台としてエンドケースとの一体感を出して外観性を改善しました。

(4) 移動用急速予冷庫の開発
ブドウの収穫後の新鮮さを保つための移動用急速冷却予冷庫で、予冷庫の大きさをトレーラーコンテナの大きさに合わせることで、トレーラーに積載したままの移動を可能としました。
予冷庫は4分割され、収穫されたブドウの各収穫箱を予冷できるようにしました。
4分割された庫内は仕切りにより、他の庫内の室温に影響を与えないようにしています。
ブドウ収穫場まで移動し、収穫された品温30℃のブドウを1時間半で0℃まで急速予冷します。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01671] S100NQ1I)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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