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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100CU5X

有価証券報告書抜粋 丸善CHIホールディングス株式会社 業績等の概要 (2018年1月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
当連結会計年度(2017年2月1日~2018年1月31日)におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善を背景に、景気は緩やかな回復基調にありますが、個人消費の伸び悩み、海外の政治・経済動向に懸念が残るなど、先行き不透明な状況で推移しております。
出版流通業界におきましては、書籍・雑誌販売額及び書店数の減少傾向、電子書籍販売額の急速な拡大による激しい変化など、市場は引き続き縮小傾向にあり、大変厳しい状況にあります。
このような状況のなか、当社グループは書店収益力の改善、学びと地域活性化による市場開拓、書籍を活用したコンテンツ創造を推進し、新たな付加価値・事業モデルを創造することに取組んでおります。
当連結会計年度の業績につきましては、売上高は1,783億49百万円(前年同期比0.03%減)とほぼ前年並みとなりました。一方利益面は、販管費の削減に努めた結果、営業利益は23億1百万円(前年同期比13.2%増)、経常利益は22億55百万円(前年同期比12.0%増)と増益となりました。しかし減損損失等を特別損失に計上したことにより親会社株主に帰属する純損益は3億21百万円(前年同期5億39百万円の純利益)の純損失となりました。

セグメント別の業績は次の通りであります。

[文教市場販売事業]
当事業は以下の事業を行っております。
1.図書館(公共図書館・学校図書館・大学図書館)に対する図書館用書籍の販売、汎用書誌データベース「TRC MARC」の作成・販売及び図書装備(バーコードラベルやICタグ等の貼付等)や選書・検索ツール等の提供
2.大学などの教育研究機関や研究者に対する学術研究及び教育に関する輸入洋書を含む出版物(書籍・雑誌・電子ジャーナル、電子情報データベースほか)や英文校正・翻訳サービスをはじめとする研究者支援ソリューションの提供
3.教育・研究施設、図書館などの設計・施工と大学経営コンサルティングをはじめとする各種ソリューションの提供
4.大学内売店の運営や学生に対する教科書・テキストの販売等

当連結会計年度の業績につきましては、図書館業務機器や電子書籍関連売上は伸長しましたが、公共図書館及び大学向け書籍販売が減少した結果、売上高は606億55百万円(前年同期比0.7%減)と微減となりました。しかし原価、販管費等のコスト削減により、営業利益は31億23百万円(前年同期比4.3%増)と増益となりました。

[店舗・ネット販売事業]
当事業は、主に全国都市部を中心とした店舗網において和書・洋書などの書籍をメインに、文具・雑貨・洋品まで多岐にわたる商品の販売を行っております。
店舗の状況といたしましては、2017年2月に既存の「大分店」を閉店し、4月に場所を移し新たな「大分店」を開店、8月に「池袋店(文具・カフェ)」、10月に「横浜みなとみらい店」、リニューアルのために一時休店しました「秋田店」を開店した他、1店舗を開店、1店舗を閉店した結果、2018年1月末時点で93店舗となっております。(内、1店舗は海外店(台湾)、4店舗は「MARUZEN」「ジュンク堂書店」の店舗名ではありません。)
当連結会計年度の業績につきましては、スクラップアンドビルド及び店舗の複合化、多角化等集客力の向上に注力してきましたが、依然市場環境は厳しく、売上高は756億83百万円(前年同期比0.9%減)と減収となりました。利益面では、販管費の削減に努めた結果、前年同期に比べ改善しましたが営業損失は3億26百万円(前年同期9億78百万円の営業損失)となり、利益計上には至りませんでした。

[図書館サポート事業]
当事業は、図書館の業務効率化・利用者へのサービス向上の観点から、カウンター業務・目録作成・蔵書点検などの業務の請負、地方自治法における指定管理者制度による図書館運営業務、PFI(Private Finance Initiative)による図書館運営業務及び人材派遣を行っております。
当連結会計年度の業績につきましては、図書館受託館数は、期初1,206館から159館増加し、2018年1月末時点では1,365館(公共図書館533館、大学図書館188館、学校図書館他644館)となり順調に推移しております。
その結果、当事業の売上高は251億55百万円(前年同期比10.3%増)と増収となりましたが、新規受託館の準備費用の発生及び人件費の上昇等により原価及び販管費が増加したため、営業利益は16億28百万円(前年同期比15.9%減)と減益となりました。

[出版事業]
当事業は、『理科年表』をはじめとする理工系分野を中心とした専門書・事典・便覧・大学テキストに加え、絵本・童話などの児童書、図書館向け書籍の刊行を行っております。また医療・看護・芸術・経営など多岐にわたる分野のDVDについても発売を行っております。
当連結会計年度につきましては、専門分野として『東京大学工学教程 基礎系数学 確率・統計Ⅱ』『環境とエピゲノム』『続・図書館空間のデザイン』『ギャノング生理学 原書25版』『教育社会学事典』、児童書として『お世話遊びとボタンの練習(ペネロペシリーズ)』『しずくちゃん29』『IMAGINE イマジン〈想像〉』『よく考えて!説明のトリック〈縮刷版〉』など、合計新刊245点(前年297点)を刊行いたしました。
当連結会計年度の業績につきましては、新刊刊行数の減少等の影響により、売上高は43億18百万円(前年同期比3.3%減)と減収となり、営業利益も40百万円(前年同期比74.8%減)と減益となりました。

[その他]
当事業は、書店やその他小売店舗を中心に企画・設計デザインから建設工事・内装工事・店舗什器・看板・ディスプレーなどのトータルプランニング(店舗内装業)や図書館用図書の入出荷業務、Apple製品やパソコンの修理・アップグレード設定等の事業(株式会社図書館流通センターの子会社であるグローバルソリューションサービス株式会社による)、総合保育サービス(株式会社図書館流通センターの子会社である株式会社明日香による)を行っております。
当連結会計年度の業績につきましては、前年から継続している店舗内装業の主要顧客の投資意欲減退の影響により、売上高は125億35百万円(前年同期比8.5%減)と減収となり、営業利益は3億79百万円(前年同期比26.8%減)と減益となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」といいます。)の残高は224億31百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動により獲得した資金は、37億95百万円となりました。これは主に、減価償却費と減損損失によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により支出した資金は、24億10百万円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出と無形固定資産の取得による支出によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により獲得した資金は、21百万円となりました。これは主に、短期借入による収入によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E23841] S100CU5X)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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