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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100D0AR

有価証券報告書抜粋 久光製薬株式会社 業績等の概要 (2018年2月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、国際情勢の不透明感が増す中でも安定的な世界経済に支えられ、好調な企業収益を背景に緩やかな回復傾向となりました。
国内の医療用医薬品事業につきましては、伸び続ける社会保障費を抑制すべく、医療費抑制策が推進されており、より一層厳しい環境下で推移しました。
このような状況の中で、当社は、重点商品の経皮吸収型貼付剤を中心に事業活動を行い、医療機関のニーズに的確に対応した学術情報活動を展開しました。
国内の一般用医薬品事業につきましては、厳しい販売競争が続く中、新商品を発売し、販売促進に努めました。
研究開発活動につきましては、得意とする経皮吸収型貼付剤分野に資源を集中し、新しい局所性及び全身性の医薬品開発に邁進しました。
また、海外子会社であるノーベン ファーマシューティカルス社(以下「ノーベン社」といいます。)との研究開発活動において、人事交流を含めた連携を強化し、迅速化に努めました。
生産環境面につきましては、九州本社、宇都宮工場において、環境マネジメントシステムに関する国際規格である「ISO14001」の認証事業所として、地球環境の保全に取り組んできました。
具体的には、環境関連の法規及び協定などの遵守のもと、製造工程、製品輸送方法及び空調機などの効率化を図り電力や重油などのエネルギー使用量及び廃棄物削減を行うとともに、廃棄物のリサイクル率99%以上を維持し、環境にやさしい商品づくりで環境負荷低減に取り組みました。
加えて、エネルギー管理委員会でエネルギー使用量の推移をチェックし、工場やオフィスにおいて積極的に省エネ活動を推進してGHG(温室効果ガス)の排出量低減に努めてきました。
社会貢献活動につきましては、企業と従業員が一体となって活動しており、歳末の海外たすけあい募金活動へ参加や、マッチングギフト制度「久光製薬株式会社ほっとハート倶楽部」を通じて47団体の活動支援などを行いました。
2017年7月の九州北部豪雨による被害に対しては、義援金の寄付を行ったほか、開催したイベントでチャリティの呼びかけを行うなどの支援活動を行いました。
女子バレーボールチーム「久光製薬スプリングス」は、Vリーグ機構が発表した「スーパーリーグ構想」に基づいて、「久光製薬スプリングス」を通じた地域の一体感や活力の醸成及び地域の活性化を目的とした連携協定を佐賀県と締結しました。構想が発表されて以降、Vリーグ女子バレーボールチームでは初めての協定締結となりました。

2018年2月には、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会と「東京2020オフィシャルパートナー(外用鎮痛消炎剤)」の契約を締結しました。来たるべき2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催に向けて、当社はスポーツ文化の更なる発展と向上に支援を行ってまいります。

当社は「医薬品事業」のみを報告セグメントとしており、業績は次のとおりです。


[医薬品事業]
当連結会計年度の医薬品事業、とりわけ国内の医療用医薬品事業につきましては、医療費抑制策が進む中、先行きが不透明な環境下で推移しました。
このような状況の中、当社は、経皮吸収型貼付剤を中心として、医療機関への適正かつ、きめ細やかな学術情報活動、すなわち有効性・安全性に関する情報の提供・収集活動を展開するとともに、ケトプロフェン含有の経皮鎮痛消炎剤「モーラスⓇテープ」及び「モーラスⓇパップXR」、「モーラスⓇパップ」、経皮吸収型エストラジオール製剤「エストラーナⓇテープ」、鎮痛効果の高いフェンタニルクエン酸塩含有の経皮吸収型持続性疼痛治療剤「フェントスⓇテープ」、ブプレノルフィン含有の経皮吸収型持続性疼痛治療剤「ノルスパンⓇテープ」、オキシブチニン塩酸塩含有の経皮吸収型過活動膀胱治療剤「ネオキシⓇテープ」などの適正使用促進活動に努めました。
次に、国内の一般用医薬品事業につきましては、経皮鎮痛消炎剤などの販売に加えて、新商品を投入し、新規顧客創造活動に努めました。
2017年7月には、フィット感とはがしやすさが向上した経皮鎮痛消炎シップ剤「フェイタスⓇZジクサスⓇシップ」、2017年9月には、l-メントールとトウガラシエキスの配合量が増えた経皮鎮痛消炎シップ剤「のびのびⓇサロンシップⓇFH」、2017年11月には、医療用と同じ成分を同量配合したアレルギー専用鼻炎内服薬「アレグラⓇFXジュニア」の販売を開始しました。
また、海外事業につきましては、ユーロモニター社より、「SalonpasⓇ」が一般用医薬品市場鎮痛消炎貼付剤カテゴリーにおいて、販売シェア世界No1ブランドの認定を受け、2017年5月18日に認定証を授与されました。
サロンパスⓇブランドは、海外においても積極的な販売促進活動を展開し、米国の一般用医薬品外用鎮痛消炎貼付剤市場における販売額シェア1位を獲得しています(Information Resources,Inc. 2017年1月から2017年12月 累計販売金額)。
さらに、「SalonpasⓇ」をはじめとする当社商品の販売を強化することを目的として、2017年8月には「久光製葯(中国)有限公司」を、2018年2月には「久光製藥(香港)有限公司」を設立しました。
このような営業活動の結果、当社グループの当期の売上高は1,478億7千万円(前年同期比1.3%増、19億4千5百万円増)となり、当期の営業利益は263億4千5百万円(前年同期比0.2%増、3千9百万円増)、経常利益は282億4千5百万円(前年同期比0.2%増、6千6百万円増)、親会社株主に帰属する当期純利益は191億1千9百万円(前年同期比6.3%減、12億7千5百万円減)となりました。


(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末と比較して209億5千9百万円増加し、1,265億6千9百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは304億5千3百万円の収入(前連結会計年度は199億1千万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益(276億9千4百万円)、減価償却費(60億5百万円)、法人税等の支払額(69億3千5百万円)などによるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは13億7千8百万円の支出(前連結会計年度は10億7千万円の収入)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出(31億3千1百万円)、有価証券の減少(20億7千2百万円)などによるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは71億5千3百万円の支出(前連結会計年度は184億2百万円の支出)となりました。これは主に、配当金の支払額(68億5千5百万円)などによるものです。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00944] S100D0AR)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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