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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1008KTO

有価証券報告書抜粋 五洋食品産業株式会社 業績等の概要 (2016年5月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

この度の「2016年熊本地震」におきまして、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、被災地の一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げます。
当事業年度におけるわが国の経済は、政府の経済政策や日銀による積極的な金融緩和策の推進等を背景に緩やかな回復基調が続いている一方で、米国の利上げ、中国をはじめとした新興国等の成長鈍化など、海外経済の減速懸念が強まっており、不透明さが残りました。
このような経営環境のなかで当社は、販売チャネルに応じ、「飲食店等(プロ)向け業務用スイーツ事業(業務用チャネル)」、「宅配向けスイーツ事業(宅配用チャネル)」、「小売市場向けスイーツ事業(小売用チャネル)」、「海外向けスイーツ事業(輸出チャネル)」の4つを柱とするスイーツの企画開発と生産販売事業を展開し、それぞれの販売チャネルにおいて事業の拡大に取組んでまいりました。
特に、当社が属する洋菓子市場は売上高の季節的変動が著しく、毎年夏場にあたる第1四半期会計期間に需要が最も少なく業績が低調になる一方で、クリスマス等のイベントがある12月を含む第3四半期会計期間に最も需要が多くなり利益が極大化する傾向にありますが、このような事業環境の中でも第1四半期会計期間において黒字化を達成し、年間を通じて堅調な受注動向を背景に堅調に業績は推移いたしました。
このように売上高が堅調に推移した要因として、①販売戦略上の管理単位を定義し、顧客の要求事項を満たす商品分類とコンセプトに合致する商品開発体制を構築するべく継続的に経営資源を投下し、案件成約率が改善していること、②国内最大の消費地である首都圏の営業体制を強化したことで、業務用チャネルにおける大手外食チェーン(レストラン、カフェ、回転寿司など)からの受注が継続的に拡大しており、売上高を牽引していること、③タイ、香港において現地有力企業との販売提携、業務提携を通じた輸出取引が継続的に拡大し、輸出チャネルでの売上高が伸びていることなどが挙げられ、こうした従前から継続的に取組んでいる営業上の改善施策が功を奏して、増収につながりました。
また、当社の強みは「作り立てのおいしさ」をいつでもどこでも再現する企画開発力と量産化の仕組みにありますが、具体的には①味と価格を両立させる商品企画開発力、②大量生産でも高品質を実現する生産技術力、③企画・開発・生産・供給を一気通貫する短納期対応力、④大ロットでも対応できる安定供給能力の4つの要素が挙げられ、これらが業務用の大口需要を獲得できるコア・コンピタンス(競合他社に真似できない核となる能力)であります。
こうした背景から、前事業年度より引続き大手外食チェーンからの大口需要の取込みに成功し、業務用チャネルの売上高が堅調に推移した結果、当第4四半期累計期間における業務用チャネルの売上高は1,220,235千円(前年同期は982,503千円、237,732千円の増収(対前年同期比24.2%増))となりました。
また、積極的に設備投資を行い、増産体制にシフトさせた結果、当事業年度の生産金額(売価換算)は1,998,172千円(前年同期は1,740,804千円、257,368千円の増加(対前年同期比14.8%増))となり、前年同期と比べて大幅に増加し、生産供給量を拡大いたしました。この結果、製品1単位当たりに配賦する製造間接固定費(単位当たり製造間接固定費配賦額)が対前年同期に比して減少し、その他の生産効率向上施策と相まって、売上原価率が71.0%となり前年同期72.7%に対して1.7ポイント改善いたしました。
以上の活動の結果、売上高の増加と売上原価低減の両方に成功して好調な結果を残すことができ、当事業年度の売上高は1,870,848千円(前年同期は1,639,120千円、231,728千円の増収(対前年同期比14.1%増))、営業利益は119,432千円(前年同期は61,412千円、58,020千円の増益(対前年同期比94.5%増))、経常利益は88,329千円(前年同期は39,536千円、48,792千円の増益(対前年同期比123.4%増))、当期純利益は82,024千円(前年同期は38,794千円、43,230千円の増益(対前年同期比111.4%増))となり、同累計期間の営業利益、経常利益及び当期純利益ともに過去最高額を更新することができました。
また、当社が重要業績評価指標と位置付けているEBITDAについて、当事業年度では180,624千円(前年同期は119,973千円、60,651千円の増加(対前年同期比50.6%増))、EBITDAマージンは9.7%(前年同期は7.3%、2.4ポイントの改善)となり、こちらも同様に好調な結果を残すことができ、増加させることに成功いたしました。
※EBITDA=営業利益+減価償却費等の非現金支出費用
※EBITDAマージン=EBITDA÷売上高

なお、当社は冷凍洋菓子事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

(2) キャッシュ・フローの状況

当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末と比較して239,151千円減少し、196,573千円となりました。
当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は32,145千円(前年同期は112,003千円の獲得)となりました。これは主に、税引前当期純利益76,927千円を計上したことのほか、減価償却費61,449千円、売上債権の減少60,044千円、仕入債務の減少78,298千円及びたな卸資産の増加70,468千円によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は242,537千円となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出243,139千円によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は28,759千円となりました。これは主に、長期借入れによる収入200,000千円、長期借入金の返済による支出548,873千円及び株式の発行による収入347,792千円によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E26570] S1008KTO)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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