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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10022D8

有価証券報告書抜粋 井村屋グループ株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2014年3月期)


研究開発活動メニュー株式の総数等

文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループ(当社及び連結子会社)が判断したものであります。

(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりまして、当社グループの経営陣による重要な会計方針に関する見積り、判断及び仮定を使用する必要があります。
経営陣は、売掛債権、たな卸資産等について継続して評価を行っておりますが、その見積り及び判断は、判定しにくい資産・負債の簿価及び収益・費用の報告数字の基礎となります。しかし、実際の結果は、見積りによる不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。当社グループでは、重要な会計方針のうち特に以下の事項が、連結財務諸表において使用される当社グループの重要な判断と見積りに大きな影響があるものと考えております。
①その他有価証券の減損において50%超の投資価値の下落は強制減損しているが下落30%から50%までのものの取扱い
②不動在庫等があった場合の販売見込み金額の検討による期末評価及び“不動”の定義
③貸倒懸念債権等についての回収不能見込額
④退職給付会計における退職給付費用及び債務算出の前提となる割引率や年金資産の期待収益率等の検討・判断
⑤継続的な税務計画の検討による繰延税金資産の将来実現の検討・判断
⑥減損会計における資産の収益性および投資回収率の低下に伴う資産価値の下落
⑦有形固定資産の除去に伴う資産除去債務費用の計上


(2) 当連結会計年度の経営成績の分析
(売上高)
当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度から25億62百万円増加(前期比7.6%増)し、362億70百万円となりました。売上高等の詳細については「第2〔事業の状況〕1〔業績等の概要〕の1)業績」に記載の通りですが、さらに前連結会計年度と比較した当連結会計年度の事業別売上高実績を示すと下記の通りであります。


企業集団の事業別売上高
(単位:百万円)

事業区分
前連結会計年度当連結会計年度前期比増減
金額構成比金額構成比金額増減率



菓子4,09712.2%4,16111.5%641.6%
食品5,45116.2%5,49115.1%400.7%
デイリーチルド2,1706.4%2,2046.1%331.6%
加温7,49222.2%8,25722.7%76410.2%
冷菓9,35627.8%10,94630.2%1,59017.0%
新スイーツ2780.8%2930.8%155.5%
流通事業計28,84685.6%31,35486.4%2,5088.7%
調味料事業4,65313.8%4,70413.0%511.1%
その他の事業2080.6%2100.6%21.1%
合計33,707100.0%36,270100.0%2,5627.6%


(営業利益)
売上原価は、前連結会計年度から17億74百万円増加(前期比7.6%増)し、250億60百万円となりました。売上原価率は前年並みの69.1%となっております。
販売費及び一般管理費は、前連結会計年度から3億97百万円増加(前期比4.0%増)し、104億39百万円となりました。
以上の結果、当連結会計年度の営業利益は、前連結会計年度から3億90百万円増加(前期比103.0%増)し、7億69百万円となりました。
(経常利益)
当連結会計年度の経常利益は、前連結会計年度から4億4百万円増加(前期比79.0%増)し、9億16百万円となりました。
(当期純利益)
当連結会計年度の当期純利益は、前連結会計年度から2億28百万円増加(前期比213.5%増)し、3億35百万円となりました。


(3) 当連結会計年度末の財政状態の分析
(資産の部)
当連結会計年度末における資産合計は245億23百万円となり、前連結会計年度末と比べ2億74百万円減少いたしました。これは主に、前期末休日の影響による受取手形及び売掛金の減少や、有形固定資産の減価償却によるものです。
(負債の部)
当連結会計年度末における負債合計は139億7百万円となり、前連結会計年度末と比べ5億3百万円減少いたしました。これは主に、借入金の返済によるものです。
(純資産の部)
当連結会計年度末における純資産合計は106億15百万円、前連結会計年度末と比べ2億28百万円増加いたしました。これは主に、当期純利益の計上により利益剰余金が増加したことによるものです。
この結果、自己資本比率は前連結会計年度末41.79%から43.17%へ増加しました。

(4) 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループを取り巻く事業環境は、需要の低迷から価格競争の激化が進むなど厳しい状況が続いております。また菓子や冷菓業界では長期低落傾向にあると言われて久しく、また外食業界にあっても業績回復の兆しはみられません。
これらの個人消費基調に加え、当社グループでは流通事業の製品の季節商品の占める割合が高いこと及び調味料事業の主要取引先が即席麺業界であることなどから、気象状況が経営成績に大きな影響を及ぼします。
また製造過程では、原料として使用する農作物の天候条件による不作等での高騰、国際原油価格の動向による包装資材の上昇等直接・間接的な影響が考えられます。
それら経営成績に重要な影響を与えるリスクについては、「第2〔事業の状況〕4〔事業等のリスク〕」にも記載しております。

(5) 経営戦略の現状と見通し
当社グループとしては、このような状況を踏まえて、「和と自然」の味を食に生かし、楽しさと健康に寄与する食メーカーを目指すことをビジョンに掲げ、“①成長性の発揮、②生産性の向上、③特色ある技術力のアップ”の項目を中心に経営戦略を実施し、業績の向上、持続的成長に向け今後も邁進する所存であります。これらの具体的な取り組みは、「第2〔事業の状況〕3〔対処すべき課題〕」をご参照ください。
新年度につきましては「第2〔事業の状況〕3〔対処すべき課題〕」にも記載しておりますが、強固なグループ体質を構築するため営業利益に強い意識を注ぎ、営業利益の確保に向けた変革の実行に取り組んでまいります。

(6) 資本の財源及び資金の流動性についての分析
当社グループの資金の状況は、「第2〔事業の状況〕1〔業績等の概要〕の2)キャッシュ・フローの状況」の記載のとおりであります。

(7) 経営者の問題認識と今後の方針について
当社グループの経営者は経営方針の策定に当たり、現在の事業環境及び入手可能な情報に基づき、最善の立案を行うよう努めておりますが、当社グループを取り巻く環境におきましては、消費動向は依然不透明で企業間競争もさらに厳しさが続くものと予測され、また様々なリスクの可能性もあり予断を許さない状況であります。
当社グループは、2012年4月より新たに策定した中期3ヶ年計画に取り組んでおり、目標達成に向け取り組んでまいります。

研究開発活動株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00371] S10022D8)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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