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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007QVU

有価証券報告書抜粋 井村屋グループ株式会社 対処すべき課題 (2016年3月期)


生産、受注及び販売の状況メニュー事業等のリスク


国内経済は、海外景気の下振れが懸念され、先行き不透明な状況で推移すると予想されます。
菓子食品業界におきましても、個人消費の動向には引き続き予断を許さない状況が続くと見込まれる中、為替の影響による原材料価格の変動や競争の激化が懸念され、経営環境は引き続き厳しい状況が続くとともに、激しく変化するものと想定されます。
このような状況のもと、当社グループは中期3カ年計画「One imuraya 2017」の2年目を迎えます。最終年度である、2017年度は創業120年、会社設立70周年、持株会社制移行7年目の大きな節目となる年度であり、その経営目標達成に向け、2016年度は積極的で、確かで、周到な「準備の年」と位置付け、経営基盤をさらに盤石にしていく重要な一年として事業活動を展開してまいります。
2016年度の活動目標は ①経営品質の向上(商品品質・管理品質・顧客対応品質・社会対応品質)②無駄の削除(ゼロベース経費・安全確保・業務(仕事内容)改革)③2Nの創造(NEWとNEXTの創造に挑戦し、新魅力につなげる)を掲げ、「Be prepared! 準備は良いか」を強く意識し、エポックな2017年度に向け、大きなそして大事な一歩を踏み出します。
組織面では、次代への継承を促進し、特色経営の強化と、よりダイナミックな改革を推進するため、経営体制を変更いたしました。新しい経営体制のもと、更なる経営基盤の強化を図ってまいります。また、2015年4月より導入した、新人事制度の運用・定着を図り、社員一人ひとりの働きがいと成長、そして次世代への人材育成を推進いたします。
品質面では、前期、井村屋シーズニング株式会社に続き、井村屋株式会社の全工場でFSSC22000(食品安全管理システム 認証22000)を取得しましたが、更に、安全・安心を提供する食品企業として、全グループでFSSC22000取得に向けた活動を行い、品質保証体制の確立を図ってまいります。
コスト面では、井村屋株式会社において建設を進めてきました新しい冷凍倉庫「アイアイタワー」が2016年5月に竣工いたしました。冷凍倉庫の稼働を計画通りに実行し、商品品質の安定を図るとともに、新規設備による効果と併せ、物流改革を行い、物流コストの大幅削減を目指します。
流通事業においては品質保証体制を強化し、強みを活かすとともに、新しい技術を付加した商品開発により差別化を行い、着実な成長を目指します。また、SNSを活用した販売促進策の実施や新顧客開拓を行い、NEWとNEXTの創造に取り組んでまいります。
国内事業において、菓子カテゴリーでは重点商品として成長している「どら焼き」シリーズの販路拡大を図ります。また、ようかん、水ようかんに機能性を付加した商品開発を行い、新チャネルへの参入と市場拡大に取り組みます。食品カテゴリーでは容器をリニューアルし、使いやすくなった「氷みつ」で新しい食シーンを提供するとともに、定番商品の「ゆであずき」、「お赤飯の素」の販売強化を継続していきます。冷菓商品では、主力商品の「あずきバー」シリーズに加え、「やわもちアイス」シリーズで商品戦略を展開し、新しい付加価値と顧客満足を提供します。また、ヒット商品となった「クリームチーズアイス」のブランド育成に取り組み、冷菓事業の更なる成長を図ります。「肉まん・あんまん」類では成長を続ける「ゴールドまん」シリーズでの商品戦略を進めるとともに、生産技術を活用した商品開発と提案を行い、更に進化を目指します。豆腐事業では、新たにSOY(大豆)事業として新機能豆腐の開発を行っておりますが、更に機能性と付加価値を高めた商品開発と新規市場開拓を行い、新事業の構築を進めてまいります。スイーツでは積極的な催事販売への出展により「JOUVAUD(ジュヴォー)」ブランドの認知度が向上しておりますが、JPタワー名古屋の商業施設 KITTE名古屋に『La maison JOUVAUD』(ラ・メゾン・ジュヴォー) KITTE名古屋店を6月にオープンし、「JOUVAUD(ジュヴォー)」ブランドの展開と収益性の向上を図ります。
海外での事業展開では、計画に沿って損益の改善を目指した事業活動を推進します。中国のカステラ事業では業務用ルートの販路拡大と輸出商品の売上増加により、差益の向上を図ります。アメリカのIMURAYA USA,INC.においては、好評をいただいている「モチアイス」「モチクリーム」の更なる販路拡大を進めるとともに生産体制の増強と生産性の向上に取り組み、米国アイス事業の成長戦略を展開してまいります。
また、2016年5月に「伊勢志摩サミット」が地元三重県で開催され、井村屋グループも「あずきを“AZUKI”に」をスローガンにグローバルメッセージを発信し、「和」の強みを活かして海外事業戦略を強化してまいります。ASEANを中心に各国の展示会、商談会に積極的に参加し、新規ルートの開拓やマーケットへの商品導入に取り組み、海外での井村屋ブランドの認知度と輸出の拡大を図ります。

調味料事業においては、自社素材商品とOEMに加えて、ODM(Original Design Manufacturing)商品の企画提案を積極的に行うとともに、市場ニーズの情報収集力を強化し、お客様の要望と期待に対応してODM市場での顧客獲得を目指します。また、ハラールを含む新市場でのニーズを把握し、新規市場に対応した商品と機能の提供を行ってまいります。
中国での調味料事業では、特色ある商品と技術を活かし、中国国内と海外市場に対応した商品提案により、売上拡大を推進するとともに井村屋(大連)食品有限公司(IDF)での本格稼働による製造コスト削減とISO22000を基盤とした品質管理体制の構築を図り、中国事業の成長戦略に向けた活動を展開いたします。

生産、受注及び販売の状況事業等のリスク


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00371] S1007QVU)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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