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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100LPCB (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 井村屋グループ株式会社 研究開発活動 (2021年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当連結会計年度の研究開発活動は、「おいしいの笑顔をつくる」の社会的使命のもと、高い技術と新鮮な時代感覚をもち、夢のある商品とすぐれたサービスを通じて豊かな生活を提供できるよう、菓子及び食品とその関連分野における活動を行っております。
すなわち、基礎研究や外部研究機関との共同研究の継続及び事業展開上急務な研究課題に取り組み、お客様の食の安全と安心を提供できるよう、新素材の開発とその応用、製品の改善・改良・品質の向上、生産技術・生産設備の開発などに努めております。
コロナ禍の状況において①市場、顧客、消費者の変化を俊敏にとらえた新商品開発、②健康志向、免疫力強化等もテーマに取り入れた新商品の開発を推進してまいります。
現在の研究開発は、各事業会社の商品開発部門及び研究・開発部門などにより推進されております。なお、研究開発活動を担当している期中平均人員は69名であり、当連結会計年度における当社グループが支出した研究開発費の総額は457百万円であります。

セグメントの研究開発活動を示すと次のとおりであります。
(1) 流通事業
(基礎研究)
大学や公設研究機関と連携しながら、井村屋のコア原料である「あずき」に関する基礎研究に取り組んでおります。小豆から抽出したポリフェノールの機能性研究(血糖値上昇抑制効果)、発酵、栽培技術等、小豆に関する多岐にわたった研究を行い、これらの研究成果を特色ある自社商品の商品開発や販売促進、あるいは新規事業につなげていきたいと思います。小豆の機能性研究は、一昨年には新聞発表等も行いましたが、その後も研究は継続し将来的な機能性表示食品としての商品化を目指しております。
(菓子商品)
コロナ禍において食べきりサイズで押すだけ簡単パッケージが特徴の「片手で食べられる小さなようかん」「もっちりぷるんわらびもち(黒糖・柚子)」など衛生的に食べられる点もご評価いただき、多くのお客様からご好評をいただきました。また、これらの商品をアソートタイプに詰め合わせたEC関連商品も発売しました。また、今後の災害対策に対する意識がいっそう高まってきていることから「えいようかん」「チョコえいようかん」が好調に推移しました。今後も、時代の変化に対応した商品づくりを行ってまいります。
(食品商品)
主力商品である「ゆであずきシリーズ」として、全ての原料を北海道産に限定し、包材には環境に配慮したレトルトパウチを使用した「北海道パウチゆであずき」、お客様の健康に寄与できるレンジで温めるだけの簡単調理が可能な「もち麦入りぞうすい(和風だし・中華だし)」を発売しました。新型コロナウイルスの影響による家庭内需要の増加、小豆のおいしさ・健康性についてのご評価をいただき「ゆであずき」「つぶあん」「こしあん」「ぜんざい」「おしるこ」「氷みつ」等の商品が好調に推移しました。
その他、小豆を煮汁ごと炊きあげ、小豆の栄養を閉じ込めた「無糖のあずき」もご好評いただいております。引き続きお客様に喜んでいただける商品開発を行ってまいります。

(デイリーチルド商品)
主力商品である美し豆腐は、「4個入り 美し豆腐」の包装を従来の巾着タイプからピロータイプに変更することでプラスチック使用量を2/3に削減し、リニューアルしました。
また、コロナ禍で消費者の健康意識が一層高まる中、新商品として森永乳業㈱のシールド乳酸菌®を豆腐1個当たり100億個配合した「乳酸菌入り豆腐」を発売しました。
チルド用の肉まん・あんまんは、特色である熟成発酵生地を使用した「ゴールドシリーズ」を中心にご好評いただいております。今後も更なる付加価値のある商品開発を行ってまいります。
(冷菓商品)
2012年発売以降ご好評いただいております「やわもちアイス」は、中身とパッケージを刷新いたしました。特に、包材につきましては 紙素材へ変更し、脱プラスチック化を実現しました。リニューアル後の販売も好調です。2020年度は家庭内需要の影響もあり、特にマルチ商品(箱入りタイプ)が好調でした。中でも「BOXやわもちアイス」は大きく伸長しました。2019年より発売した新ブランドのKASANELにおきましては、洋風タイプを発売し、ターゲット層の幅を広げました。また、輸出関係もラインナップを拡充し、海外のお客様にも高評価をいただきました。今後も和風を中心とした更なる拡売を目指すとともに、特色や付加価値のある商品開発に取り組んでまいります。
(点心・デリ商品)
CVSを中心に商品提案及び供給を行っております。今期は話題性のあるコラボ商品を多く取り扱いました。特色である熟成発酵生地を使用した「ゴールドパックシリーズ」は、個包装化する事で袋のままレンジ調理ができ、手軽に調理ができると、ご好評いただいております。
また、今期は家庭内需要の影響もあり、冷凍食品の中華まんが好評でした。新商品として、SDGsの考え方から「大豆ミートまん」を発売いたしました。豚肉不使用で作る大豆ミートまんは今後更なる展開を目指していきたいと考えております。また、SNSから発信を行った「すまん」は、多くの方からの反響をいただきました。今後も更なる付加価値のある商品開発を行ってまいります。
(冷凍菓子商品)
「小豆加工技術」、「もち加工技術」、「包あん技術」、「冷凍技術」を融合し、自然解凍するだけで包みたての美味しさを味わえる冷凍和菓子を展開しております。新商品としてご家庭でいつでも簡単に楽しめる4コ入シリーズとして「4コ入大福(つぶあん)」、「4コ入きなこおはぎ(つぶあん)」、「4コ入あん入黒糖わらび餅(こしあん)」を発売しました。配合を見直し冷凍中もおいしさキープが可能な冷凍和菓子として仕上げました。今後も多くのお客様にお喜びいただける商品開発を進めてまいります。
当連結会計年度における研究開発費の金額は433百万円であります。

(2) 調味料事業
2020年度は、七根サイトにおきましては、免疫力を上げる素材として、野菜の抗酸化に着目し、野菜のもつ機能性の調査や商品化の検討を行いました。市場を席巻しつつあるプラントベースに関しても、肉の代替とされる大豆たん白に対し、その独特の風味をマスキングできるようなODMに活用できる配合を開発いたしました。
中原サイトにおきましては、スパウチ関連の提案商品開発(ODM)を実施した結果、5件の新商品を獲得する事ができました。新工場のPRも併せて引き続き当社の特性である高粘性商品の製造ができる特色を活かし拡販を進めてまいります。
今後の新素材開発につきましては、2020年度に引き続き、顧客が期待する素材開発や、提案商品開発(ODM)の活動を迅速に行い、コロナ禍における激動の市場変化にしなやかに対応できる新商品開発を進めてまいります。加えて、SDGsやカーボンニュートラルも念頭においた、新たな商品設計の検討を進めてまいります。
当連結会計年度における研究開発費の金額は24百万円であります。

(3) その他事業
特記事項はありません。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00371] S100LPCB)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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