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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AOXV

有価証券報告書抜粋 京浜急行電鉄株式会社 業績等の概要 (2017年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績

当期のわが国経済は、一部弱さがみられたものの、雇用情勢の改善などもあり、緩やかな回復基調が続きました。しかしながら、海外経済の不確実性の影響などもあり、先行きは不透明な状況で推移しました。
このような事業環境のなか、当社グループは、当連結会計年度を初年度とする「京急グループ総合経営計画」に基づき、各事業を推進するとともに、事業の選択と集中を進めるなど経営の効率化を図り、経営基盤の強化に努めました。また、引き続きすべての事業において安全の徹底を図り、安心、良質なサービスの提供に努めました。
以上の結果、当期の営業収益は、交通事業および不動産事業等が好調に推移したものの、レジャー・サービス事業におけるシティホテルの譲渡に伴う減収などにより、3,098億2千9百万円(前期比1.1%減)となりましたが、営業利益は、不動産事業において前期にたな卸資産評価損を売上原価に計上した反動などにより、377億6千1百万円(前期比155.0%増)、経常利益は353億9千3百万円(前期比200.2%増)となりました。これに、特別利益としてシティホテルの譲渡に伴う固定資産売却益や、特別損失として当社およびグループ会社が保有する上大岡京急ビルの減損損失を計上したことなどにより、親会社株主に帰属する当期純利益は225億1千4百万円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失30億1千1百万円)となりました。
次に、セグメント別の業績についてご報告いたします。

イ.交通事業
鉄道事業では、羽田空港国際線の中国便の増便および米国便の昼間時間帯の就航等に伴う訪日外国人の増加や、ダイヤ改正の効果および安定輸送の提供等による当社線の認知度向上などにより、羽田空港国際線・国内線ターミナル駅をご利用のお客様が増加しました。また、都心方面および近距離区間の通勤旅客が増加したことなどにより、輸送人員は前期比で1.8%増加し、過去最高となりました。さらに、引き続き三浦半島の観光資源を活かした企画乗車券の発売や貸切イベント列車の運行を行うなど、当社線の利用促進を図りました。
また、引き続き安全対策を最重要課題とし、高架橋耐震補強工事等を進めたほか、大師線で地下化工事を推進しました。
バス事業では、京浜急行バス㈱は、羽田空港~渋谷駅線、羽田空港~吉祥寺駅線を増便したほか、羽田空港~桶川駅・上尾駅線の運行を開始しました。また、主に訪日外国人を対象とした羽田空港~白馬線(冬季期間限定)の運行を開始するなど、羽田空港アクセス路線の利便性向上を図りました。さらに、訪日外国人の増加に伴い、羽田空港および横浜駅東口ターミナルで4か国語対応の自動券売機を導入しました。このほか、川崎鶴見臨港バス㈱は、企業の進出が続く川崎臨海部での輸送力増強に対応するため、営業所の移設、拡大を実施しました。
以上の結果、交通事業の営業収益は1,216億1千5百万円(前期比1.5%増)となったものの、営業利益は、鉄道事業において京急蒲田駅付近連続立体交差事業の完了に伴う固定資産除却費を計上したことなどにより、207億5千4百万円(前期比3.7%減)となりました。
なお、当社は、本年5月に、着席保証列車「ウィング号」および「モーニング・ウィング号」を座席指定制列車に変更するなど、旅客サービスの向上を図りました。

(業種別営業成績)

業種別当連結会計年度
(自 2016年4月1日
至 2017年3月31日)
営業収益(百万円)前期比(%)
鉄道事業83,4781.9
バス事業33,5750.9
タクシー事業4,561△1.0
営業収益計121,6151.5


(提出会社の鉄道事業運輸成績)

区分単位当連結会計年度
(自 2016年4月1日
至 2017年3月31日)
前期比(%)
営業日数365△0.3
営業キロキロ87.0
客車走行キロ千キロ116,4170.4
輸送人員定期千人258,5181.8
定期外209,3311.7
467,8491.8
旅客運輸収入定期百万円30,9601.6
定期外49,1201.9
80,0801.8
運輸雑収3,4915.7
収入合計83,5712.0
乗車効率%42.6

(注)乗車効率の算出方法
旅客人員×平均乗車キロ×100
客車走行キロ×平均定員


ロ.不動産事業
不動産販売業では、当社は、引き続き港町駅前の分譲マンション「リヴァリエC棟」を販売したほか、「ザ・パークハウス 西馬込」および「ザ・パークハウス 東戸塚レジデンス」を販売しました。また、当社および京急不動産㈱は、「プライム新杉田」の販売を開始しました。さらに、当社は、インドネシア共和国における現地デベロッパーの分譲住宅事業への参画を決定しました。
不動産賃貸業では、当社は、交通結節点としてポテンシャルが高まる品川駅前に立地するオフィスビルなどで、高稼働率の維持に努めました。また、当社および京急不動産㈱は、羽田空港周辺エリアにおいて、賃貸マンションを取得するなど、収益力の強化に努めました。
以上の結果、不動産事業の営業収益は425億6千9百万円(前期比6.9%増)、営業利益は、前期にたな卸資産評価損を売上原価に計上した反動などにより、58億3千8百万円(前期は営業損失176億4千7百万円)となりました。
なお、当社および京急不動産㈱は、本年4月に、分譲マンション「プライムパークス品川シーサイド ザ・タワー」および「プライムパークス品川シーサイド ザ・レジデンス」の販売を開始しました。また、豊かで住みやすい沿線づくりに向け、横浜市金沢区および横浜市立大学と連携し、空き家を改修したシェアハウス「プライムコネクト金沢文庫」の賃貸を開始しました。

(業種別営業成績)

業種別当連結会計年度
(自 2016年4月1日
至 2017年3月31日)
営業収益(百万円)前期比(%)
不動産販売業24,1498.8
不動産賃貸業18,4204.5
営業収益計42,5696.9



ハ.レジャー・サービス事業
ホテル業では、京急EXインは、ビジネス、レジャー需要を積極的に取り込み、各館が順調に推移しました。また、当社は、羽田空港利用客の需要を取り込むため、「京急EXイン 京急川崎駅前」、「京急EXイン 品川・泉岳寺駅前」および「京急EXイン 東銀座」を開業し、全12館合計で約2,500室体制となりました。さらに、「京急EXイン 羽田(仮称)」の2017年度開業に向け準備を進めたほか、「京急EXイン 浜松町・大門駅前(仮称)」の2019年度開業に向け出店用地を取得しました。
レジャー施設業では、京急開発㈱は、「天然温泉 平和島」で、深夜早朝時間帯の羽田空港利用客の需要にあわせた送迎バスを増便したほか、同施設の休憩スペースに全席指定席の「プレミアムラウンジ」を新設するなど、新規顧客の獲得に努めました。また、リニューアルオープンした「天然温泉 みうら湯 弘明寺店」が順調に推移しました。さらに、当社は、沿線の当社駐車場を有効活用するため、他社と提携して、月極駐車場の空き区画を1日単位で貸し出す「駐車場シェアリングサービス」を導入しました。
しかしながら、レジャー・サービス事業の営業収益は、シティホテルの譲渡に伴う減収などにより、351億2千9百万円(前期比17.6%減)、営業利益は54億5千1百万円(前期比1.3%減)となりました。

(業種別営業成績)

業種別当連結会計年度
(自 2016年4月1日
至 2017年3月31日)
営業収益(百万円)前期比(%)
ホテル・旅館・飲食業14,848△40.2
レジャー施設・ゴルフ場業8,1797.6
広告代理業7,66433.3
その他4,437△0.4
営業収益計35,129△17.6


ニ.流通事業
百貨店業では、㈱京急百貨店は、開店20周年を迎え、婦人雑貨売場を全面リニューアルオープンしたほか、記念イベント等を実施しました。
ストア業では、㈱京急ストアは、無料送迎サービスの対象店舗を拡大し、「京急ストア葉山店」、「もとまちユニオン葉山店」および「京急ストア能見台店」を加えるなど、地域特性にあわせたサービスの向上を図りました。
㈱京急ショッピングセンターは、京急川崎駅直結の商業施設「ウィング川崎」などが順調に推移しました。また、「ウィング高輪 WEST」において、テナントの入れ替えを実施したほか、「ウィング久里浜」をリニューアルするなど、収益力の強化に努めました。
物品販売業では、㈱京急ステーションコマースは、㈱セブン-イレブン・ジャパンと業務提携した駅構内や駅前の店舗が順調に推移しました。また、他社と共同で宅配便の受け取り先としてご利用いただける「オープン型宅配便ロッカー」を当社線の8駅に設置し、サービスを開始するなど利便性の向上を図りました。
以上の結果、流通事業の営業収益は、㈱京急百貨店において個人消費の低迷等により売り上げが減少したものの、㈱京急ステーションコマースが好調に推移したことなどにより、1,049億3千1百万円(前期比1.5%増)、営業利益は21億2千9百万円(前期比0.5%増)となりました。


(業種別営業成績)

業種別当連結会計年度
(自 2016年4月1日
至 2017年3月31日)
営業収益(百万円)前期比(%)
百貨店業32,796△2.0
ストア業52,8060.9
物品販売業15,82010.3
その他3,5089.0
営業収益計104,9311.5


ホ.その他
京急建設㈱は、鉄道の安全対策工事等を行ったほか、地方公共団体から受注した建物改修工事等を行いました。また、京急サービス㈱は、京急川崎駅直結の駅前ビルに認可保育所「京急キッズランド保育園」を開業しました。
以上の結果、その他の事業の営業収益は566億7千6百万円(前期比5.9%増)、営業利益は34億7千2百万円(前期比17.4%増)となりました。

(業種別営業成績)

業種別当連結会計年度
(自 2016年4月1日
至 2017年3月31日)
営業収益(百万円)前期比(%)
建設業・輸送用機器修理業等37,4607.3
ビル管理業9,7461.0
その他9,4695.9
営業収益計56,6765.9


(2)キャッシュ・フローの状況

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、前期と比べ、75億4千9百万円の収入増となり、593億9千3百万円の資金収入となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、固定資産の取得による支出が増加したものの、固定資産の売却による収入が増加したことなどにより、57億9千9百万円の資金収入(前期は344億2千2百万円の支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、648億8千2百万円の資金支出となりました。前期と比べ、有利子負債の返済が増加したことなどにより、461億5千4百万円の支出増となりました。

以上の結果、現金及び現金同等物の期末残高は、440億2千万円となりました。前連結会計年度末と比べ、3億1千万円増加しました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E04089] S100AOXV)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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