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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007ZTT

有価証券報告書抜粋 京王電鉄株式会社 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

7〔財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析〕に記載しているとおり、当連結会計年度の連結営業収益は4,162億5千4百万円(前年同期比2.0%増)、連結営業利益は377億5千8百万円(前年同期比11.6%増)、連結経常利益は350億6千6百万円(前年同期比11.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は194億6千8百万円(前年同期比12.9%増)となりました。
セグメントごとに主な営業成績を以下に記載いたします。

〔運輸業〕
① 営業概況
鉄道事業では、京王線(笹塚駅~仙川駅間)連続立体交差事業について、事業主体である東京都とともに「事業及び工事説明会」を開催したほか、引き続き用地取得・設計業務を進めました。構造物の耐震性向上については、高架橋柱や盛土などを対象とした耐震補強を引き続き進めました。また、近年増加傾向にある異常気象への対策としては、電気設備の落雷対策を進めたほか、大雨対策として、観測の精度を高めるため沿線に雨量計を増設しました。ホームドアについては、井の頭線吉祥寺駅で使用を開始しました。環境への取組みについては、電車がブレーキをかけた際に発生した回生電力を、駅の照明やエスカレーターなどに使用される電力に変換して供給する「駅舎補助電源装置」を2駅目となる高幡不動駅に導入しました。また、従来よりさらに消費電力削減効果に優れた新型VVVFインバータ制御装置の本格導入を開始したほか、井の頭線全車両の車内照明LED化が完了しました。これらの環境保全に対する積極的な取組みが評価され、「2015年交通関係環境保全優良事業者等大臣表彰」を受賞しました。サービス向上策については、ダイヤ改正を行い、京王線の準特急停車駅に「笹塚」「千歳烏山」を追加したほか、都営新宿線直通列車の増発、終電時刻の繰下げなどを実施し、都心方面へのアクセス強化や早朝・深夜時間帯の利便性向上をはかりました。営業面では、高尾山口駅を、高尾山の玄関口としてふさわしい駅舎にリニューアルしたことに続き、高尾山の自然をイメージしたラッピング車両の運行を開始しました。このほか、京王よみうりランド駅や京王多摩センター駅で沿線施設とのコラボレーション企画による駅装飾を実施しました。
バス事業では、路線バスにおいて、京王線のダイヤ改正に合わせ、始終発時刻の繰上げ繰下げを行いました。また、小仏と高尾山口駅および高尾山口駅と京王八王子駅を結ぶ新規路線を開設し、高尾山をイメージした特別デザイン車両の運行を開始しました。高速バスにおいては、中央市・南アルプス市線(新宿~中央市・南アルプス市)を新設しました。貸切バスにおいては、3列シートやパウダールーム付きトイレなどを備えたハイグレード貸切観光バス「プライムK」を導入し、新たな需要の取込みをはかりました。
タクシー業では、訪日外国人旅行客向けのサービスとして、東京の観光名所を貸切車両で巡る「東京周遊タクシー」サービスを開始しました。なお、タクシー業については、本年4月に事業特性に応じた機動的な運営を可能とするため、事業持ち株会社である京王自動車(株)と、事業会社8社に再編しました。

※本年4月の内容につきましては、当連結会計年度への収支影響はありません。

業種別当連結会計年度
(27.4.1~28.3.31)
(百万円)
前年同期比
(%)
鉄道事業83,7762.3
バス事業35,3272.3
タクシー業12,500△1.2
その他2,7631.3
消去△5,156
営業収益129,2101.8
営業利益15,08922.9


(うち鉄道事業)
種 別単 位当連結会計年度
(27.4.1~28.3.31)
前年同期比
(%)
営業日数3660.3
営業粁84.7
客車走行粁千粁127,386△0.0
輸送人員定期千人383,7283.7
定期外268,6122.2
652,3403.1
旅客運輸収入定期百万円34,4803.0
定期外45,8322.3
80,3132.6
乗車効率%42.6

(注) 乗車効率の算出は延人粁によります。
客車走行粁×平均定員

② 業績
鉄道事業では、雇用情勢の改善やダイヤ改正効果があったことなどにより、旅客運輸収入は2.6%増(うち定期3.0%増、定期外2.3%増)となりました。また、バス事業では、路線・高速で増収となりました。これらの結果、営業収益は1,292億1千万円(前期比1.8%増)、営業利益は150億8千9百万円(前期比22.9%増)となりました。

〔流通業〕
① 営業概況
百貨店業では、「京王百貨店」新宿店において、シニア層や訪日外国人旅行客のニーズに合わせ、2階から5階をリニューアルして商品構成を見直したほか、8階のレストラン街を「新宿Keioダイニング」としてリニューアルし、仕事帰りの利用をターゲットとしたメニューの強化や個室・半個室の拡充などを行いました。また、聖蹟桜ヶ丘店では、1階「京王フードアリーナ」において、惣菜の強化を目的とした改装を進め、東側エリアの改装が完了し、本年4月には西側エリアの改装に着手しました。
ストア業では、西武池袋線富士見台駅改札前に上質な食材を豊富に取りそろえた「キッチンコート」富士見台店をオープンいたしました。なお、本年4月には、グループ内において類似した商品・サービスを展開している会社の経営資源を集約し、「強い小売業」を目指すことを目的として、(株)京王ストアと京王リテールサービス(株)を合併しました。
このほか、調布駅周辺開発については、本年4月に商業施設の建設に着手しました。

※本年4月の内容につきましては、当連結会計年度への収支影響はありません。

業種別当連結会計年度
(27.4.1~28.3.31)
(百万円)
前年同期比
(%)
百貨店業87,4560.6
ストア業38,8182.0
書籍販売業8,198△9.8
駅売店業7,464△2.3
ショッピングセンター事業12,9734.4
その他11,730△0.2
消去△6,694
営業収益159,9460.5
営業利益4,724△1.8


② 業績
ストア業では、既存店が好調に推移したため増収となりました。また、ショッピングセンター事業では、昨年4月に開業した「フレンテ笹塚」が寄与したことなどにより増収となりました。一方、書籍販売業では不採算店舗を閉鎖したことなどにより減収となりました。これらの結果、営業収益は1,599億4千6百万円(前期比0.5%増)、営業利益は営業費用の増加などにより47億2千4百万円(前期比1.8%減)となりました。


〔不動産業〕
① 営業概況
不動産賃貸業では、子育て支援賃貸マンション「京王アンフィール国領」が完成し賃貸を開始したほか、渋谷区広尾の中古集合住宅を一棟丸ごとリノベーションし、共有キッチンなど入居者同士のコミュニケーションスペースを備えた賃貸集合住宅「PIPE」として再生し、入居を開始するなど、引き続き賃貸資産の拡充に努めました。
不動産販売業では、新築戸建住宅「京王四季の街」を八王子みなみ野シティで販売したほか、リノベーションを行った集合住宅「リノア三鷹」や「リノア新松戸」、「ルクラス目白御留山」などを販売しました。
このほか、築年数が経過したビルを取得しリノベーションを施すことで、宿泊者や地域の人々が交流できる場を備えたシェア型複合ホテル「THE SHARE HOTELS」へと再生させる事業を開始しました。
業種別当連結会計年度
(27.4.1~28.3.31)
(百万円)
前年同期比
(%)
不動産賃貸業31,9665.7
不動産販売業12,116△15.7
その他1,4838.2
消去△7,678
営業収益37,8882.0
営業利益8,633△10.2


② 業績
不動産賃貸業では、昨年3月に竣工した「メルクマール京王笹塚」が寄与したことなどにより増収となりました。一方、不動産販売業では減収となりました。これらの結果、営業収益は378億8千8百万円(前期比2.0%増)、営業利益は営業費用の増加などにより86億3千3百万円(前期比10.2%減)となりました。

〔レジャー・サービス業〕
① 営業概況
ホテル業では、「京王プラザホテル(新宿)」において、宴会等の営業力強化をはかるため、本館47階の全宴会場をリニューアルしたほか、南館11階から19階の客室改装を実施し、2013年度から進めてきた南館の全客室フロアの改装が完了しました。「京王プラザホテル札幌」では、個人で利用する外国人旅行客を主なターゲットとして16階から18階の高層客室を「プレミアフロア」「コンフォートフロア」として改装し、提供を開始しました。また、婚礼市場における競争力強化をはかるため、婚礼施設「カリヨンガーデン」や宴会場「プラザホール」の改装を実施しました。「京王プレッソイン」については9店舗目となる赤坂をオープンしたほか、東京駅八重洲および浜松町の建設を進めました。
このほか、高尾山口駅のとなりに日帰り温浴施設「京王高尾山温泉 / 極楽湯」をオープンいたしました。また、「京王聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンター」A館1階に来店型保険ショップ「京王ほけん倶楽部」をオープンしたほか、初のフードコート内出店となる「カレーショップC&C」中央林間店をオープンいたしました。さらに、台湾企業との合弁会社Freshtea Japan (株)を設立し、台湾茶カフェ「彩茶房」日本1号店としてカスケード原宿店がオープンしたほか、中国・上海の「大上海時代広場」内にカレーレストラン「游香食楽」がオープンいたしました。

業種別当連結会計年度
(27.4.1~28.3.31)
(百万円)
前年同期比
(%)
ホテル業48,4076.6
旅行業16,9482.0
広告代理業12,0911.1
その他6,2754.0
消去△9,643
営業収益74,0795.4
営業利益6,0166.7


② 業績
ホテル業では、「京王プラザホテル」で外国人利用客の取込み等により客室単価が向上したほか、「京王プレッソイン」では既存店が好調に推移したことに加え、昨年7月に開業した「京王プレッソイン赤坂」が寄与したことなどにより増収となりました。これらの結果、営業収益は740億7千9百万円(前期比5.4%増)、営業利益は60億1千6百万円(前期比6.7%増)となりました。

〔その他業〕
① 営業概況
子育て支援事業では、本年4月に認可保育所「京王キッズプラッツ国領」を子育て支援賃貸マンション「京王アンフィール国領」内に開設しました。
このほか、介護付有料老人ホーム「チャームスイート京王聖蹟桜ヶ丘」が竣工しました。

※本年4月の内容につきましては、当連結会計年度への収支影響はありません。

業種別当連結会計年度
(27.4.1~28.3.31)
(百万円)
前年同期比
(%)
ビル総合管理業22,4984.1
車両整備業9,4685.9
建築・土木業24,22219.7
その他7,1409.6
消去△2,484
営業収益60,84512.5
営業利益4,34789.4


② 業績
建築・土木業では、完成工事高が増加したことなどにより増収となりました。これらの結果、営業収益は608億4千5百万円(前期比12.5%増)、営業利益は43億4千7百万円(前期比89.4%増)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローについては、流入額は前連結会計年度に比べ23億8千9百万円増加し、542億4千7百万円となりました。
当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローについては、投資有価証券の売却および償還による収入の減少などにより、流出額は前連結会計年度に比べ229億9千7百万円増加し、553億2千3百万円となりました。
当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは、社債の発行による収入の増加などにより、流入額は255億3千万円となりました。
これらの結果、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は891億8千万円となりました。
また、有利子負債の当連結会計年度末残高は、3,393億6百万円となりました。有利子負債の連結会計年度末残高については、第5〔経理の状況〕1〔連結財務諸表等〕(1)〔連結財務諸表〕⑤〔連結附属明細表〕をご参照ください。
(注) 有利子負債は、借入金+社債+鉄道建設・運輸施設整備支援機構未払金により算出しております。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


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