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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100AJ4U

有価証券報告書抜粋 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 研究開発活動 (2017年3月期)


事業等のリスクメニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


当社グループでは、持続的な成長を支える取り組みの一環として、全業種及び特定業種の顧客にとって、将来、不可欠と思われる技術テーマを設定し、米国シリコンバレーや英国ロンドン、シンガポール等の世界各国のネットワークを通じて、①マルチベンダーシステムの開発、動作検証、性能評価、②最新テクノロジーの計画的な調査、③独自開発資産の形成、④新規事業の開拓を実施しております。
当連結会計年度の研究開発費は1,237百万円(情報通信事業 486百万円、ITサービス事業 204百万円、その他 546百万円)であり、主な研究開発の内容は以下のとおりであります。

情報通信事業においては、インフラ領域から新サービス領域まで、今後成長が見込まれる下記の技術分野において、研究開発活動を行いました。
(1) 次世代モバイル通信技術の調査
トラフィックのリアルタイム処理、モバイルコア技術の仮想化(NFV : Network Function Virtualization)、
ネットワークのソフトウェア制御(SDN: Software Defined Networking)、及び各種オープンソースソフトウェアの適用に関する調査研究
(2) IoTサービスへの対応
オープンソースソフトウェア、センサーデバイス、通信モジュール、MVNO回線、クラウド、オープンAPI(アプリケーションプログラムインターフェイス)等、IoTサービスの基盤に必要な要素技術とその連携に関する調 査研究
(3) データセンター及びサービス事業者向けクラウドプラットフォーム技術
データセンター内ネットワークのソフトウェア制御(SDN)、クラウド管理、クラウドストレージ、運用自動化、OpenStack等のオープンソース技術等の調査研究
(4) クラウドサービス領域
M2Mプラットフォーム、シングルサインオン機能、クラウドポータル機能、スマートテレマティクス、マルチデバイス管理、企業向けオンラインファイル共有サービス、機械学習等の調査研究

ITサービス事業においては、米国を中心とした海外の最先端の技術調査を始め、クラウド技術やアプリケーション開発技術などの分野において、研究開発活動を行いました。
(1) 北米IT業界トレンドの調査、注目ベンダーの発掘及びリレーション構築
クラウド、セキュリティ、ビッグデータ・アナリティクス、モバイル、SNS、IoTに関する新技術や新サービス等
(2) 次世代クラウド技術
OpenStackやCloud Foundry、Dockerなどのオープンソースを中心としたクラウド基盤の調査研究
(3) AI技術
IBM Bluemix、Watson、Microsoft Azureなどを活用したAIアプリケーションの技術検証、開発手法の研究
(4) 次世代アプリケーション開発技術
クラウドや運用自動化、モバイル、ソーシャル、ビッグデータ、IoTに適した次世代型アプリケーション開発手法の研究
(5) 次世代SIモデル
新技術や新手法を用いた顧客ニーズのシステム化のための実証実験


その他の研究開発につきましては、イノベーション推進室において、ITの普及や人口構造の変化に伴いライフサイクルやワークスタイルの変化が見込まれる2020年以降の社会を見据え、ITによる豊かな社会の実現を目指し、ネットワーク・ロボットやIoT、ドローン、人工知能などに関する技術を研究するとともに、それらの技術を活用した、スマートアグリ、福祉・介護、ヘルスケアなどの分野におけるビジネスの可能性について研究し、ビジネス・イノベーションの創出に取り組みました。主な研究開発活動は以下のとおりであります。

(1) ネットワーク・ロボット
・各種コミュニケーションロボット、Webサービス、センサー等を連携制御・管理する「ロボット&IoT」プラットフォームの開発
・ロボットの利活用を検討するお客様向けの、ロボット導入に関する企画検討支援からデモンストレーション、アプリケーション開発、実証実験までをトータルサポートする「Robo-LAB」の開設
(2) スマートアグリ、人工知能、ドローン
・農業ICTの普及と農業情報標準化の推進を目的としたアグリプラットフォームコンソーシアム(注)への参画
・国内農産物の流通業者や輸出業者向けの、ビッグデータやAI技術を活用した、海外へ輸出する農作物の残留農薬のリスク判定を支援するサービスに関する研究開発、実証実験
・ドローンを活用した農産物の生育状況モニタリングシステムにおける調査研究、実証実験
(3) 福祉・介護、ヘルスケア
・介護事業分野向けの、ウェアラブルデバイス、ロボット、AI技術を活用した、施設入居者のクオリティ・オ ブ・ライフの向上、ケアプランの最適化、介護士の負荷軽減等を実現するサービスに関する研究開発、実証実験
・障がい者向けや健康経営を志向する企業向けの、ウェアラブルデバイスを活用した健康管理サービスに関する研究開発、実証実験

(注) 慶應義塾大学SFC研究所を事務局とした産学連携による国内農業IT施策の検証とガイドラインの提示・普及促進等に係る諸活動の推進団体


事業等のリスク財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05059] S100AJ4U)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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