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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100LMI6 (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 住友ベークライト株式会社 研究開発活動 (2021年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等


当社は、経営方針の一つとして、持続可能な世界を実現するために2015年に国連で採択された「Sustainable Development Goals」(以下、SDGs)を取り入れることを決め、注力するSDGsの領域を明確にし、かつ必要な施策を全社規模で推進しております。研究・開発においても、社会課題解決につながる顕在ニーズのみならず潜在ニーズにも応えていくために、3つの創生領域として掲げる「高集積デバイス」、「自動車・航空機」、「ヘルスケア」領域において、SDGsを意識したイノベーションによる競争優位性の高い革新的製品および技術の開発を推進しております。
当社グループの研究・開発活動は、中長期的視野に立ち新製品およびそれに必要な要素技術の研究を担当する先端材料研究所、新製品の商品化と市場要求への対応および現製品の改良研究を担当する各製品別5研究所(情報通信材料研究所、HPP技術開発研究所、フィルム・シート研究所および産業機能性材料研究所、子会社の秋田住友ベーク株式会社のヘルスケア研究所)を主体に、光電気複合インターポーザ事業開発推進部、炭素材開発プロジェクトチームとそれらを生産技術開発で支えるコーポレートエンジニアリングセンターという体制をとっており、当社のコア事業分野である、①半導体関連材料、②高機能プラスチック、③クオリティオブライフ関連製品における各マーケット動向に即座に対応すべく、研究・開発活動を進めております。当連結会計年度はコーポレート部門である、光電気複合インターポーザ事業開発推進部から、「光電センサー用ポリマー光導波路部品」を開発、上市しました。さらに、2021年度からは、コーポレートの新たな研究所として、バイオ・サイエンス研究所を神戸事業所内に設立し、クオリティオブライフ事業部門の材料開発に関わる基礎研究を一元化することで、研究を加速させます。また、海外研究・開発拠点として、コーポレート部門拠点を米国に、情報通信材料関係拠点を中国、台湾、シンガポールに、高機能プラスチック関係拠点を米国、カナダ、ベルギー、スペイン、中国、インドネシアにそれぞれ設けており、国内組織と緊密な連携をとりながらグローバル市場のニーズに対応しております。
また、2020年10月30日付で、川澄化学工業株式会社を完全子会社化し、協業の体制を整えました。ヘルスケア分野は当社創生領域の一つであり、医療機器事業では、血管内治療や内視鏡治療等の低侵襲治療分野に注力してきました。当社と川澄化学工業株式会社は医療機器事業の統合に向けて、両者の強みを活かし、低侵襲分野をはじめとする次世代医療機器の研究開発をより一層強化・加速させてまいります。
当連結会計年度における当社グループ全体の研究開発費は10,363百万円であります。なお、この中には基礎研究等費用1,793百万円が含まれております。
各セグメント別の研究・開発活動は次のとおりであります。

①半導体関連材料
半導体封止用エポキシ樹脂成形材料、半導体用液状樹脂、半導体用感光性樹脂およびパッケージ基板用材料の開発に重点的に力を入れております。当連結会計年度は、「5G通信機器向け低誘電正接封止材」、「EVモーター磁石固定用エポキシ樹脂」、「産業向けインバーターモジュール向け封止材」、「パワー半導体向け半田代替Agシンタリングペースト」、「高感度型感光性ウェハーコート材」、「パワーインダクタ向け超極薄コア材」を開発、上市しました。また、「軟磁性粉高充填コンパウンド」、「ステーター封止用エポキシ樹脂」、「次世代ファンアウト型パッケージ用感光性絶縁膜」、「ミニ/マイクロLEDディスプレイ向け感光性材料」について重点注力し開発中であります。
なお、当セグメントにかかる研究開発費は、3,565百万円であります。

②高機能プラスチック
高機能成形材料と精密成形技術を基盤技術として、自動車、電機部品用等の産業資材用樹脂、成形材料および成形品の開発を進めております。当連結会計年度は、「HEV用クラッチフェーシング用フェノール樹脂」、「HEV用クラッチフェーシング接着剤用フェノール樹脂」、「LED用高耐熱レジスト樹脂」、「高解像ディスプレイ用レジスト樹脂」、「半導体用厚膜レジスト樹脂」、「低CO2排出プロセス対応ガスメータ用摺動材料」、「金属メッキ高密着性フェノール樹脂成形材料及び電磁波シールドメッキ処理フェノール樹脂成形品」を開発、上市しました。
なお、当セグメントにかかる研究開発費は、1,621百万円であります。


③クオリティオブライフ関連製品
医療機器・用具、バイオ関連製品、医薬・食品等各種包装用材料および建築材料を中心に開発を進めております。当連結会計年度は、「細径胆菅シリコーンカバードステント」、「膵がん検査用採取チューブ」、「十二指腸長期留置薬液投与チューブ」、「薬液滴下チューブ」、「内視鏡用生体接着剤噴霧塗布器具」、「COVID-19迅速PCR検査向けMFキット」、「海外向けO型糖鎖分析キット」、「韓国向け抗体医薬糖鎖分析前処理自動化システム」、「半導体・ディスクリート部品用高信頼性カバーテープ」、「レンジアップ対応P-プラス®」、「洗口液用多層フィルム」、「医療機器用多層フィルム」、「イメージセンサー用ダイシングテープ」、「HUD(ヘッドアップディスプレイ)向け光学シート」、「ハイカーブサングラス向け色彩強調機能付ポリカーボネート偏光板」、「COVID-19対応 飛沫防止関連製品」を開発、上市しました。
なお、当セグメントにかかる研究開発費は、3,384百万円であります。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00819] S100LMI6)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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