倉庫精練株式会社 研究開発活動 (2014年3月期)

当社グループは、基本理念である『自主性ある高付加価値企業をめざそう』を念頭において、大手繊維メーカー、公的機関との共同開発や独自素材の開発を行いました。具体的な開発の一つとして、全ての素材を合成繊維とした色素増感太陽電池の研究開発を行っております。色素増感太陽電池の素材(負極材・正極材の基盤)は通常ガラスですが、当社グループは色素増感太陽電池の基材に柔軟な合成繊維を採用し、屋根等に置く太陽電池のイメージを大きく変え、太陽電池をより身近にし、生活シーンを一変する可能性を模索するため、全ての基材を合成繊維とした色素増感太陽電池の研究開発を始めました。
この研究は、2013年度の石川県と公益財団法人石川県産業創出支援機構、東京大学先端科学技術研究センターとの共同研究創出支援事業に採択されており、2014年9月まで共同研究を行う予定であり、現在も共同研究中の状況です。実用化に向けて、今後も研究開発をさらに力強く進展させる所存であります。
なお、当連結会計年度における研究開発費の総額は13,259千円であり、これらはすべて繊維事業に関連して行われております。