内海造船株式会社 対処すべき課題 (2015年3月期)

造船業界においては、国内景気の回復や円高是正により海上物流の増加に期待するが、船腹過剰状況の解消、船価の上昇には、さらに時間を要すると思われ、加えて資機材費の高騰や人材不足等も懸念される。そういった状況の中、エコシップの技術開発に取り組みながら受注競争も激しさを増すものと予想される。
当社グループとしては、次の6項目を最重要課題として、取り組んで行く方針である。
1.エコシップ等の顧客ニーズに対応する多種多様な船種船型の開発・営業・製造(プロダクトミックス)の推
進
2.戦略的な資材費対策と固定費の削減
3.受注一貫体制(営業・設計・調達・現業)の充実とリスク管理の徹底
4.優秀な人材確保と体系的教育の実施
5.公平・公正な財務情報の公開と有効で効率的な内部統制の維持・運用
6.省エネ・環境保護活動の推進
これらを当社グループが一丸となって実行し、業績の向上に最大限の努力を続ける所存である。