有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100599J
円谷フィールズホールディングス株式会社 業績等の概要 (2015年3月期)
(1) 業績
当期の経営成績は下表のとおりです。2014年3月期 | 2015年3月期 | 対前期増減率 | 計画達成率 | ||
(実績) | (当初計画) | (実績) | |||
売上高 | 114,904百万円 | 100,000百万円 | 99,554百万円 | 13.4%減 | 99.6% |
営業利益 | 9,791百万円 | 5,000百万円 | 4,743百万円 | 51.6%減 | 94.9% |
経常利益 | 9,765百万円 | 5,000百万円 | 5,491百万円 | 43.8%減 | 109.8% |
当期純利益 | 5,370百万円 | 2,500百万円 | 3,018百万円 | 43.8%減 | 120.7% |
当期(2014年4月-2015年3月)の経営成績は、売上高、営業利益は概ね計画どおり、経常利益、当期純利益については計画値を上回りました。
当期の遊技機販売事業においては、有力IP(知的財産)を搭載したパチンコ機の拡販に向けて、各種営業施策を推進しました。その結果、『CRヱヴァンゲリヲン9』をはじめとする各機種の販売台数が計画を上回り、パチンコ機の販売台数は302千台(前年同期比139千台増)となりました。
また、パチスロ機については、『パチスロ ベルセルク』をはじめ、投入した3機種はいずれも販売計画を上回りました。なお、2014年9月にパチスロ機の型式試験方法が変更されたため、当期中に計画していた5機種の発売を次期に延期することになりました。その結果、パチスロ機の販売台数は、97千台(同132千台減)となりました。
これにより、遊技機全体の販売台数は399千台(同6千台増)となりました。
主なIPの創出・事業化の取り組みは、下記のとおりです。
当社グループは、中長期的な成長戦略として、IPをマルチメディアで展開する循環型ビジネスを推進してきました。この結果、当社の保有するIPや、IP創出の取り組みへの認知が拡がり、エンタテインメント分野の多様な企業との関係強化や、協業体制の構築が進展しています。
当期の主な取り組みとしては、コミックス誌『月刊ヒーローズ』を通じてIPの創出に引き続き注力するとともに、同誌掲載作品の映像展開を進めました。また、ゲームやパチンコ・パチスロ機へのIP展開が決定しました。
『ウルトラマンシリーズ』は、IPのマルチメディア展開により安定的に収益を確保しています。当期も継続的にテレビシリーズの放送や劇場映画の公開を行い、映像作品と関連した商品の拡販に努めました。また、海外においても既存映像作品の販売及び新規映像作品の企画を進めるとともに、複合施設等での本格的なイベントを実施しました。
さらに、海外展開も見据え、『ウルトラマンシリーズ』を活用した体感型のライブエンタテインメント・ショーを企画・制作し、公演を開始しました。
IPの収益基盤を目指すソーシャルゲームの分野では、運営体制、開発体制の効率化を推進し、各タイトルの品質の向上に努めました。とくに、『AKB48』を活用したタイトルは、新コンテンツの追加やリアルイベントなどの施策を実施しました。また、スマートフォン向けゲームでは、新感覚のゲーム性と魅力的なキャラクターを掛け合わせた新作アプリを順次、投入しました。
(注)本文に記載の商品名は各社の商標又は登録商標です。
(2)キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ13,760百万円減少し、15,823百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は、9,086百万円(前年同期は16,322百万円の収入)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益5,754百万円、売上債権の増加17,232百万円、減価償却費2,137百万円、法人税等の支払1,951百万円等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、6,297百万円(前年同期は8,018百万円の支出)となりました。これは主に貸付による支出4,221百万円、無形固定資産の取得による支出1,665百万円、有形固定資産の取得による支出1,587百万円等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果得られた資金は、1,624百万円(前年同期は2,018百万円の支出)となりました。これは主に短期借入れによる収入3,380百万円、配当金の支払1,658百万円等によるものです。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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