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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10057BY

有価証券報告書抜粋 冨士ダイス株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2015年3月期)


研究開発活動メニュー株式の総数等


文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されて
おります。この連結財務諸表の作成に当たって、見積りによる判断が含まれておりますが、実際の結果は見積りと
異なる可能性があります。

(2) 経営成績に重要な影響を与える要因について
当社グループは、特定市場への依存や他社との競合など経済状況の変動を含め、様々な要因が挙げられ、詳細に
つきましては、「第2 事業の状況 4事業等のリスク」に記載のとおり、認識しております。これらのリスクに
ついては発生の回避および発生した場合にはその対応に努める所存です。

(3) 経営成績の分析
当連結会計年度の経営成績につきましては「第2 事業の状況 1業績等の概要」に記載しましたとおり、
超硬製工具類では、設備更新を背景に鉄鋼向けのロールの売上高が増加し、超高圧発生用工具についても在庫
補充や工具需要の高まりによって売上高が増加するなど、好調に推移しました。
超硬製金型類では、自動車部品生産用金型売上高が増加し、製缶金型などの売上高が堅調に推移した一方、デジ
タルカメラの生産減少に伴って光学素子成型用金型の売上高が減少しました。
その他の超硬製品では、鉄鋼関連および海外の自動車部品向け各種部品の売上高が増加しました。
超硬以外の製品では、積極的に拡販に取組んだ自動車部品用生産用の鋼製品(鍛造金型)の売上高が増加し、
また、鋼製品(飲料缶生産用金型)の売上高が設備増強による需要増に対応し増加しました。更には加工用工具
のダイヤモンド研削砥石の売上高が海外のスマートフォン関連やハードディスク向けで増加しました。
その結果、当連結会計年度の売上高は前連結会計年度に比べ8.0%増収の16,251百万円となりました。
利益につきましては、主要原料の卸価格は緩やかに下落したものの、円安による影響で材料費は高止まりとな
りましたが、それを上回る売上高の確保により、当連結会計年度の営業利益は前連結会計年度に比べ6.7%増益の
1,088百万円となりました。経常利益は前連結会計年度に比べ3.9%増益の1,130百万円に、当期純利益は前連結会計
年度に比べ4.8%増益の767百万円となりました。

(4) 財政状態の分析
(資産の部)
当連結会計年度末の資産の部は、24,383百万円(前連結会計年度末22,725百万円)となり、1,658百万円増加いた
しました。流動資産は14,638百万円(前連結会計年度末13,933百万円)となり、705百万円増加いたしました。これは
主に、現金及び預金が400百万円、受取手形及び売掛金が311百万円増加したことによるものであります。また、固
定資産は9,745百万円(前連結会計年度末8,792百万円)となり、952百万円増加いたしました。これは主に、機械装置
及び運搬具(純額)が316百万円、建物及び構築物(純額)が214百万円増加したことによるものであります。
(負債の部)
当連結会計年度末の負債の部は、7,077百万円(前連結会計年度末6,015百万円)となり、1,061百万円増加いたしま
した。流動負債は4,801百万円(前連結会計年度末4,132百万円)となり、668百万円増加いたしました。これは主に、
未払金が350百万円増加、支払手形及び買掛金が328百万円増加したことによるものであります。また、固定負債は
2,275百万円(前連結会計年度末1,882百万円)となり、393百万円増加いたしました。これは主に、退職給付に係る
負債が439百万円増加したことによるものであります。
(純資産の部)
当連結会計年度末の純資産の部は、17,306百万円(前連結会計年度末16,710百万円)となり、596百万円増加いたし
ました。これは主に、当期純利益等の計上によって利益剰余金が383百万円増加したことや為替相場の変動によって
為替換算調整勘定が197百万円増加したことによるものであります。


(5) キャッシュ・フローの状況の分析
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ363百万円増加し、6,794百万円とな
りました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは税金等調整前当期純利益1,164百万円、減価償却費
852百万円の計上などにより1,995百万円(前年同期比2.8%増)となりました。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは有形固定資産の取得による支出1,380百万円などに
より1,384百万円の支出(前年同期は1,003百万円の支出)となりました。この結果、フリー・キャッシュ・フロー
は610百万円の収入(前年同期は938百万円の収入)となりました。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは配当金の支払額211百万円などにより288百万円の
支出(前年同期は432百万円の支出)となりました。

(6) 経営戦略の現状と見通し
当社グループの主たる利益基盤は、超硬合金を用いた耐摩耗工具の製造・販売であります。当社グループは超硬
合金の工具・金型の製造に必要な工程を全てグループ内で一貫生産しており、また技術的な専門知識を有した当社
グループ約100名の営業担当と当社の技術者が顧客と緊密なコミュニケーションを行うことにより、高精度・長寿命
の工具・金型を供給することで他社との差別化を図っております。当社グループは、顧客の業種や規模に関係なく
工具・金型に対する要望に応えることに努めており、現在では当社グループの顧客は鉄鋼、非鉄金属、輸送用機
器、電気・電子機器、精密機器・機械から化学、食品産業等の幅広い業種に広がっております。
今後につきましては、当社グループに対する顧客の要求や当社グループを取り巻く競争環境が一段と厳しくなる
と想定しており、このような環境下において持続的成長の実現を通じて企業価値の最大化を目指すため、「第2
事業の状況 3対処すべき課題」に掲げた施策を推進してまいります。

(7) 経営者の問題認識と今後の方針
当社グループは、現在の事業環境および入手可能な情報に基づき最善の経営方針を立案し、企業価値を最大限に
高め、強固な企業体質を確立すべく努めております。具体的には「第2 事業の状況 3対処すべき課題」に記載
のとおりであります。

研究開発活動株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E31594] S10057BY)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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