有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10059KX
北陸電気工事株式会社 業績等の概要 (2015年3月期)
(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、政府による経済政策の効果が下支えするなか、国内需要が順調に推移し、個人消費の増加を受けて企業収益が改善するなど、景気は緩やかに回復した。建設業界においては、公共投資の順調な推移や、企業収益の改善による民間設備投資の増加など受注環境が改善した一方、労務費・材料費の高止まりに伴う建設コストの上昇により、厳しい受注・価格競争が続いた。
このような状況のなか、当社グループは受注高・売上高を確保するため、全社を挙げて積極的な営業活動を展開した結果、売上高は431億70百万円(前連結会計年度比3.2%増)となった。
また、利益面においては、工事原価管理の徹底と経営全般の効率化に努めた結果、経常利益は43億77百万円(前連結会計年度比25.1%増)、当期純利益は27億40百万円(前連結会計年度比26.0%増)となった。
セグメントの業績は、次のとおりである。
(設備工事業)
当社グループの主たる事業である設備工事業の受注高は457億68百万円(前連結会計年度比13.3%増)、完成工事高は419億26百万円(前連結会計年度比2.6%増)、完成工事総利益は65億26百万円(前連結会計年度比17.9%増)となった。(その他)
不動産賃貸業等で、売上高は12億43百万円(前連結会計年度比28.1%増)、売上総利益は183百万円(前連結会計年度比678.7%増)となった。また、2015年3月の北陸電力株式会社による当社株式の公開買付けにより、同社は当社の親会社となった。これを踏まえ、当社と同社との間で、より強固な資本関係を構築して経営戦略を共有化し、確固たる事業体制の整備と経営の効率化を推進していく。
(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比べ25億17百万円増加し、103億1百万円となった。(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益43億48百万円に対して、仕入債務や未成工事受入金などが減少したものの、売上債権が減少したことなどにより、44億6百万円の資金増加(前連結会計年度比35億60百万円増)となった。(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、定期預金の払戻による収入などがあったものの、有形固定資産の取得による支出により、12億52百万円の資金減少(前連結会計年度比12億76百万円減)となった。(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払や短期借入金の返済による支出などにより、6億36百万円の資金減少(前連結会計年度比2億64百万円減)となった。- 有価証券報告書 抜粋メニュー
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