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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1009VWF

有価証券報告書抜粋 協和キリン株式会社 業績等の概要 (2016年12月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績
① 全般の状況
当連結会計年度前連結会計年度増減
売上高3,430億円3,643億円△212億円
営業利益316億円437億円△121億円
経常利益263億円392億円△128億円
親会社株主に帰属する当期純利益186億円297億円△111億円

◎ 当連結会計年度の売上高及び営業利益は、新製品の伸長があったものの、薬価基準引下げや円高の影響、技術収入の減少、研究開発費の増加等により減収減益となりました。
◎ 経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は、営業利益の減少によりそれぞれ減益となりました。
◎ 2016年より開始した5ヵ年の中期経営計画は、1年を経過しておおよそ順調に進捗しており、グローバル・スペシャリティファーマへの飛躍に向けて着実な一歩を踏み出しています。
日本における事業では、医療費抑制策に伴う後発医薬品の浸透や薬価基準引下げの影響を受けたものの、主力品及び新薬へ重点的に営業資源を配分し、主力の持続型赤血球造血刺激因子製剤「ネスプ」をはじめ、二次性副甲状腺機能亢進症治療剤「レグパラ」、持続型G-CSF製剤「ジーラスタ」、パーキンソン病治療剤「ノウリアスト」が堅調に推移しました。また、9月には新製品「ルミセフ」を世界に先駆けて日本で発売し、乾癬治療において新しい選択肢を提供しています。
海外事業では、欧米子会社名をKYOWA KIRINに統一してブランドの浸透を図るとともに、新たに欧州で販売を開始したオピオイド誘発性便秘治療剤「Moventig」を中心に事業地域を拡大するなど、来るべき自社製品の上市に向けた基盤強化を進めました。
研究開発の分野では、成長のキードライバーと位置付けるグローバル戦略品の一つであるKRN23は、ウルトラジェニクス社との共同開発を進めており、6月に米国食品医薬品局(FDA)より画期的治療薬の指定を受けたことに続き、年末には欧州医薬品庁(EMA)に承認申請が受理されました。その他、日本で開発中の複数の開発品や、欧米で進めてきたバイオシミラーFKB327の開発においては重要な目標を達成しており、早期承認取得と上市に向けた準備を進めています。
バイオケミカル事業では、為替の影響を受けにくい体質にすることや生産の効率化及び製品供給体制の強化を目的に生産体制の整備を継続すると同時に、健康志向や品質への関心が高まる中、既存製品の付加価値を高める取り組みも進めています。ブランド名をつけて商標登録を行い販売してきたCognizin(シチコリン)は、その機能性を評価され、米国で全国展開する大手健食チェーンのナショナルブランドに採用され、販売数量を大きく伸ばしました。また通信販売では、主力となる「オルニチン」に加え、新製品の「アルギニンEX」も消費者ニーズを的確に捉えた商品開発と販売戦略により、順調に売り上げを伸ばしました。

② セグメント別の概況
セグメントの業績は、次のとおりであります。
医薬事業
当連結会計年度前連結会計年度増減
売上高2,632億円2,792億円△160億円
営業利益263億円362億円△98億円

◎ 日本の売上高は、新製品の伸長がありましたが、4月に実施された薬価基準引下げの影響等により前連結会計年度を下回りました。
・主力製品の持続型赤血球造血刺激因子製剤「ネスプ」や二次性副甲状腺機能亢進症治療剤「レグパラ」は堅調に推移しました。
・持続型G-CSF製剤「ジーラスタ」、パーキンソン病治療剤「ノウリアスト」、2型糖尿病治療剤「オングリザ」及び尋常性乾癬治療剤「ドボベット」等の新製品は順調に伸長しました。
・抗アレルギー剤「アレロック」、高血圧症・狭心症治療剤「コニール」、好中球減少症治療剤「グラン」等の長期収載品は、後発医薬品の浸透等の影響を受けて売上高が減少しました。
・乾癬治療剤「ルミセフ」を9月に発売しました。
◎ 海外の売上高は、円高影響や技術収入の減少により前連結会計年度を下回りました。
・欧州及び米国では、癌疼痛治療剤「Abstral」及び「PecFent」等が伸長したものの、円高影響や技術収入の減少により売上高は前連結会計年度を下回りました。
・オピオイド誘発性便秘治療剤「Moventig」の欧州における販売権をアストラゼネカ社から取得し、4月から販売を開始しました。
・アジアでは、中国や韓国を中心に堅調に推移したものの、円高影響により売上高は前連結会計年度を下回りました。
バイオケミカル事業
当連結会計年度前連結会計年度増減
売上高836億円888億円△52億円
営業利益53億円81億円△28億円

◎ 日本の売上高は、前連結会計年度を下回りました。
・医薬・医療領域の売上高は、一部製品の価格下落等の影響により、前連結会計年度を下回りました。
・ヘルスケア領域の売上高は、「オルニチン」や新製品「アルギニンEX」をはじめとする通信販売が順調に伸長し、前連結会計年度を上回りました。
◎ 海外の売上高は、為替の円高進行等により、前連結会計年度を下回りました。
・米州では、米国で全国展開する健食チェーンのサプリメントシリーズに採用されたCognizin (シチコリン)等の販売数量は増加したものの、円高影響により売上高は前連結会計年度を下回りました。
・欧州では、輸液用・工業原料用アミノ酸が好調に推移しましたが、円高影響により売上高は前連結会計年度を下回りました。
・アジアでは、一部製品の競争激化による価格下落の影響で前連結会計年度を下回りました。

(2) キャッシュ・フロー
当連結会計年度前連結会計年度増減
営業活動によるキャッシュ・フロー657億円665億円△7億円
投資活動によるキャッシュ・フロー△489億円△577億円87億円
財務活動によるキャッシュ・フロー△135億円△140億円4億円
現金及び現金同等物の期末残高130億円127億円2億円

◎ 当連結会計年度における現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末の127億円に比べ2億円増加し、130億円となりました。

当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
◎ 営業活動によるキャッシュ・フローは、657億円の収入(前連結会計年度比1.2%減)となりました。主な収入要因は、税金等調整前当期純利益302億円、減価償却費230億円、のれん償却額126億円等であります。一方、主な支出要因は、法人税等の支払額184億円等であります。
◎ 投資活動によるキャッシュ・フローは、489億円の支出(前連結会計年度比15.2%減)となりました。主な支出要因は、有形・無形固定資産の取得による支出292億円、短期貸付金の純増加額187億円等であります。一方、主な収入要因は、有形固定資産の売却による収入47億円等であります。
◎ 財務活動によるキャッシュ・フローは、135億円の支出(前連結会計年度比3.3%減)となりました。主な支出要因は、配当金の支払額136億円等であります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00816] S1009VWF)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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