協立エアテック株式会社 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2016年12月期)

(1) 重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。なお、個々の「重要な会計方針及び見積り」については、「第5〔経理の状況〕〔連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項〕」に記載のとおりであります。

(2) 当連結会計年度の経営成績の分析
①売上高
売上高は、前連結会計年度から5億87百万円減少し82億92百万円(前連結会計年度比6.6%減)となりました。
これは主に、ビル製品の当社主力製品であるダンパー・吹出口等の製品販売が前連結会計年度から4億93百万円減少したことによるものであります。
②営業利益
売上総利益は、前連結会計年度から1億68百万円減少し25億52百万円となりました。また、売上高に対する売上原価の比率は前連結会計年度の69.4%から0.2ポイント減少し、69.2%となりました。
販売費及び一般管理費は、前連結会計年度から1億4百万円減少し19億79百万円となりました。以上の結果、営業利益は前連結会計年度から64百万円減少し、5億72百万円(前連結会計年度比10.1%減少)となりました。
③経常利益
営業利益が減少したこと等により、経常利益も前連結会計年度から1億33百万円減少し6億5百万円(前連結会計年度比18.1%減)となりました。
④親会社株主に帰属する当期純利益
税金等調整前当期純利益は、6億85百万円と前連結会計年度に比べ61百万円の減少となり、親会社株主に帰属する当期純利益は4億37百万円と前連結会計年度から1億88百万円の減少となりました。

(3) 財政状態に関する分析
総資産は、前連結会計年度に比べ3億26百万円増加し、100億46百万円となりました。主として、土地及び建設仮勘定の増加、受取手形及び売掛金の減少によるものです。
負債は、前連結会計年度に比べ61百万円増加し、50億41百万円となりました。主として未払法人税等及び退職給付に係る負債並びに短期借入金の増加、支払手形及び買掛金並びに厚生年金基金解散損失引当金の減少によるものです。
純資産は、前連結会計年度に比べ2億64百万円増加し、50億4百万円となりました。主として利益剰余金の増加、退職給付に係る調整累計額の減少、配当金の支払いによるものです。

(4) キャッシュ・フローの状況の分析
キャッシュ・フローの状況につきましては「〔業績等の概要〕(2)キャッシュ・フローの状況」に記載しております。