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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100G805

有価証券報告書抜粋 名糖産業株式会社 研究開発活動 (2019年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等


食品(菓子・飲料)につきましては食品開発部(本社内、瀬戸工場内)、連結子会社の株式会社エースベーカリー(愛知県小牧市)において、また化成品(医薬品原料、酵素)につきましては名古屋研究所(愛知県清須市)、東京研究所(東京都八王子市)において、研究開発を実施しております。
当連結会計年度の研究開発費は食品事業が422百万円、化成品事業が364百万円、総額で786百万円であります。

食品事業
食品事業におきましては、経営基本姿勢にあります「お客様重視の経営」のもとで、企業理念に掲げます「おいしさ」「たのしさ」「健康」への追求を通じ、常に安全で高品質な商品の提供を行うべく、研究開発に取組んでまいりました。
菓子部門のチョコレート類は、主力の「アルファベットチョコレート」のさらなる認知度向上を図るべく、「わくわくチョコタイムキャンペーン」を実施しました。また、主力商品形態でありますファミリータイプ(大袋)の新商品として、カカオ73%のハイカカオチョコレートを食べきりサイズの小袋にして、6袋入りのマルチパック形態とした「おいしくカカオ73」、風味・食感の異なる抹茶チョコを3種類ミックスした「薫る抹茶チョコレート」、ユニバーサルスタジオの人気キャラクターであるミニオンとコラボレーションした「ドーナツチョコレート ミニオン」を発売し、品揃えの充実を図りました。その他、個食対応のスタンドパック商品として、カカオ73%のハイカカオチョコレートにイチョウ葉エキスを配合した「冴えるカカオ73」、ハイカカオチョコと素焼きアーモンドを別々に詰合せた「ハイカカオ&アーモンド」を発売、お酒などを使用した「One’s Bar」は新フレーバーの展開とリニューアルを実施しました。また、「くろいぷくぷくたい」、「ぷくぷくたいミント」は、従来の「ぷくぷくたい」からのイメージチェンジを図りました。
キャンディ類は、イチョウ葉エキスを配合した「頭脳飴」、ソントン食品工業株式会社とコラボレーションした「ピーナッツクリームキャンディ」、2粒1組の個包装など遊び心満載の「いたずらフルーツキャンディ ミニオン」、地域の特産原料を使った「黒みつ抹茶飴」、「北海道メロンキャンディ」を発売し、品揃えの充実を図りました。
粉末飲料部門は、販売好調なスティックメイト商品群のシリーズ化に向けて「スティックメイト Fアソート」、「スティックメイト Mアソート」のデザインを統一し、増量キャンペーンを行う等して、採用企業の増加、消費者の認知度向上を図るとともに、新商品として4種類のしょうが湯を詰合せた「あったかしょうが湯4種アソート」、4種類のフルーツ飲料に美容成分を配合した清涼飲料「スティックメイトビューティーアソート」を発売し、品揃えの充実も図りました。ココア商品は、「香り高いミルクココア」の増量キャンペーンを実施し、新商品として機能性表示食品「GABAココア」、冷たい牛乳でも溶ける「牛乳でつくるココア」を発売し、市場シェア拡大に取り組みました。
栄養食品部門は、病院・施設の水分補給として利用されている「ウォーターメイトシリーズ」にりんご味の「ウォーターメイトアップル600G」、「ウォーターメイトアップル30P」を加えNB商品の拡充を図り、また病院・施設向けPB商品では、非加熱でプリンができる商品を発売しました。
このように、各部門とも新商品を上市し、市場シェアの拡大を図るとともに、既存商品のさらなる販売増を目指し、様々な施策に取り組みました。
また、株式会社エースベーカリーでは、一口タイプゼリーの充実を図るべく、新たに機能性表示食品として「GABAゼリー、セラミドゼリー」の2品を発売しました。また、塩分補給塩レモンゼリー、ビフィズス菌ゼリーなどの新製品に加え、幼児や主婦層に認知の高いキャラクター「はなかっぱ」を採用したゼリーをアップルとグレープの2種類の味が楽しめるようにしました。ケーキでは「チョコチャンクブラウニー」、「パウンドケーキ焙煎くるみ」などの新製品と既存の「パウンドケーキフルーツ」もフルーツを増量しリニューアルを図りました。バウムクーヘンでは期間限定商品の「厚切りバウムクーヘン安納芋」を発売し、チョコ掛けの製品も「濃厚チョコバウムクーヘン」として規格を見直し新たな商品として発売しました。
当社グループは、消費者の食品への安全・安心に対する高い意識のなか、お客様にとって安心できる原材料を選択管理し、また、お客様の視点に立った適切な表示を行ってまいります。
そして、今後も国内の少子高齢化や流通再編に伴う市場の変化に対応し、消費者の健康志向や環境にも配慮した商品開発にも取り組み、企業行動憲章に則り、信頼できる「名糖」ブランドの確立に努めてまいります。

化成品事業
化成品事業におきましては、発酵技術および合成技術を活用して微生物の生産する酵素類および多糖類(デキストランやデキストラン発酵産物)とその誘導体について積極的な研究開発活動を行っており、食品、医薬品、化粧品原料、飼料などの広範な分野で用途開発を進めております。
酵素部門では、主力製品であるチーズ用凝乳酵素「レンネット」のうち、次世代製品として開発しチーズの歩留り、フレーバーやテクスチャーなどの品質を向上できるとして海外市場で高い評価を得ております「LPシリーズ」製品の「MRS-LP」、「MR-200LP」、「MR-LP」の、更なる市場拡大に向け、海外顧客先での各国の主要チーズの試作試験により評価データの取得に努めております。また、新規開発製品の工場生産への移行と生産性の向上を速やかに達成する技術開発を目的として、微生物による酵素生産メカニズムに関する基礎研究を進めております。
脂肪分解酵素の「リパーゼ」につきましては、機能性油脂製造、脂肪酸製造、ミルクフレーバー展開、臨床検査薬、また、有機化合物の合成用触媒として使用されるなど、食品、医薬品、化学と各分野で多様な用途で使用されております。その潜在的な能力を活用したさらなる用途の拡大と新規の用途の創出を進めており、そのために酵素の特性の改良による付加価値の高い製品の開発に取り組むとともに、品質向上と効率生産のための製造方法の改良にも注力しております。加えて、各国規制に対応する安全性データを収集し、海外展開可能な製品ラインアップの拡大に努めております。
薬品部門では、自社発酵工場で生産される「デキストラン」や、デキストランをベースとした化学的誘導体を医薬品や医療機器の原料(原薬・部材)、化粧品素材や臨床検査用試薬等として開発し、国内外に供給しております。このうち、主要な製品である「デキストラン」、「デキストラン硫酸」、「カルボキシメチルデキストラン」等については既存品に加えて、ライフサイエンス等の分野からのニーズを取り入れて製品ラインを拡充することによって新たな用途開拓も目指しております。さらに、当社の強みである多糖類合成というニッチな分野に特化して、化学的誘導体製造の技術を活かした受託製造にも対応しております。
デキストランの化学的誘導体を原料とする肝臓癌診断用のMRI造影剤『リゾビス卜』の原薬「フェルカルボトラン」や癌転移検出用医療機器を始めとする「デキストランマグネタイト類」については、その品質や物性が国内外の多くの研究者から注目され、新規MRI造影剤の開発や新たな磁性粒子撮像法であるMPI、その他の診断システムでの標識物質としての使用/応用研究等が進められており、これらを含めた用途拡大を目指した幾つかの共同開発・研究を他機関・企業等と推進しております。
また、デキストラン発酵産物から製造される混合飼料「ヘルシーフレンド」や「デキストランと相性の良い乳酸菌」およびこれらを組み合わせて付加価値を高めた「シンバイオティクス飼料」は家畜の健康増進や感染予防に効果のある商品として高い評価を受け、飼料業界や畜産農家への浸透、海外への紹介も進めております。
いずれの部門ともに国内外からの安全で高品質な製品に対する要請が強まっておりますので、薬品部門におきましては原薬と動物用医薬品GMPに加えて飼料GMP、酵素部門におきましてはFSSC22000に則り、生産管理、品質管理基準の向上に取り組み、事業基盤の強化に努めてまいります。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00376] S100G805)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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