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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007XVS

有価証券報告書抜粋 大建工業株式会社 研究開発活動 (2016年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

長期ビジョン『GP25』のもと、居住者の快適なくらしを創造する研究開発、住宅の資産価値の向上に寄与する研究開発を進める一方で、将来の国内新設住宅着工に影響されない公共・商業建築(非住宅建築)分野に向けて、その土台となる技術の開発を進めております。
具体的には、当社保有技術の強みを活かし、循環利用可能な木材・木質材料を広く、多く利用するための技術開発や、空間の快適性、安全性を追求しながらも生活のエネルギー消費を抑える技術開発、ユーザー目線でデザインを発想し、「美しさ、使いやすさ、心地よさ」を創造する製品開発を進め、公共・商業建築(非住宅建築)分野や建築以外の市場向けの新提案へと繋げております。
研究開発活動に直接携わる研究開発員は121名で、支出した研究開発費の総額は1,430百万円であります。なお、当社グループの研究開発活動は、主に住空間事業とエコ事業で実施しておりますが、研究開発内容は事業分野を跨り相互に関連していることから、セグメントに関連付けて記載しておりません。

(住空間事業)
床材事業では、業界初の新技術である四周木口面に化粧シートを巻き込んだ特殊加工化粧シート床材「トリニティ」を発売いたしました。高意匠を求めるお客様に対して、シート化粧床材ならではの安定した化粧性と品質を持ちつつ、本物の木材のような立体感と手触り感を実現しております。
住機製品事業では、リフォーム分野に向けて、既存内装の上から施工することで簡単に、スピーディなリフォームを実現する「かんたんリモデル」シリーズを立上げました。その中で従来の窓枠や開口部を大きく解体することなく上貼り設置可能なドア「アウトセットドア」、現場でのカットが可能な「カットフリー扉」などの新機軸の建具を発売いたしました。
中長期的な研究開発として、東京大学との共同研究「PCM建材の評価方法及び最適熱環境設計方法の研究」を進めており、潜熱蓄熱材を利用した建材の開発と建築物の省エネ効果の検証を進めております。

(エコ事業)
エコ事業においては、未利用資源のシラスを用いた無機素板であるダイライトの用途展開の技術開発を進め、鉄骨造の外壁耐火構造の下地材として、新製品「ダイライトSD」の限定発売を開始いたしました。

(エンジニアリング事業)
エンジニアリング事業では、東日本大震災後の建築基準法改正を受けて、省施工・短工期で天井の耐震化が可能な独自の天井工法「ダイケンハイブリッド天井」を開発し、提案を進めました。

(その他)
公共・商業建築(非住宅建築)分野に対して、国産材活用WPCフロアや地域産材突板張り不燃壁材などを開発し、国産材利用の促進に努めております。また、新たに木材の不燃化技術の研究開発を進めており、防火規制が厳しい公共空間への木材利用拡大の可能性を模索しております。
これらの技術をベースに建築以外の分野への新展開やビジネスマッチングを図る目的で、2015年11月にプライベート展示会「テクノビジネスフェア」を開催いたしました。異業種や大学関係者を含めて約1,400名のお客様に来場頂き、当社保有技術及び研究開発中の新技術に対して多くの意見と期待の声を頂くとともに、具体的に新規取引先とのマッチングや大学との共同研究に繋がり、将来の開発のシーズが生まれております。


経営上の重要な契約等財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00619] S1007XVS)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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