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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S10070L3

有価証券報告書抜粋 大阪有機化学工業株式会社 業績等の概要 (2015年11月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、各種政策の効果を背景に企業収益や雇用・所得環境の改善傾向が継続し、景気は緩やかな回復基調で推移いたしました。一方、海外においては、アメリカの金融政策が正常化に向かうなか、中国経済の減速などが懸念材料となり、依然として不透明な状況が続いております。
また、化学工業界におきましては、国内景気の回復や原油安などにより、全体的な事業環境は堅調に推移いたしました。
このような情勢の下で当社及び子会社は、当連結会計年度よりスタートいたしました10ヶ年の中長期経営計画「NextStage10」の目標達成に向けて、各種施策に取り組んでおります。安定収益基盤としての化成品事業においては、主力のアクリル酸エステルの収益性アップと海外拡販の強化とともに、高付加価値製品の上市を目指しております。先端材料事業としての電子材料事業においては、主力製品のシェア拡大と次世代材料開発に注力し収益改善に努めてまいりました。また、機能化学品事業においては、新規分野の開拓と海外拡販の強化を図り、既存製品の合理化と拡販による採算性の改善を進めてまいりました。
この結果、当連結会計年度の売上高は237億7百万円(対前年同期比0.3%減)、営業利益は15億7千8百万円(対前年同期比16.2%増)、経常利益は17億5千1百万円(対前年同期比19.3%増)、当期純利益は13億円(対前年同期比45.8%増)となりました。
セグメントごとの業績は次のとおりであります。(セグメント間取引を含んでおります。)
①化成品事業
化成品事業におきましては、アクリル酸エステルグループは、自動車塗料樹脂関連の販売が堅調に推移し売上高は増加いたしました。メタクリル酸エステルグループは、販売が低調に推移したことと、大阪工場の生産中止に伴い売上高は減少いたしました。また、原価低減の影響等によりセグメント利益は増加いたしました。この結果、売上高は107億3千2百万円(対前年同期比6.5%減)、セグメント利益は3億3千9百万円(対前年同期比30.6%増)となりました。
②電子材料事業
電子材料事業におきましては、表示材料グループは、高精細タイプの需要が増加しましたが、顧客の生産調整の影響などにより売上高は横ばいとなりました。半導体材料グループは、需要が好調に推移し売上高は増加いたしました。また、売上高の増加によりセグメント利益は増加いたしました。この結果、売上高は75億7千4百万円(対前年同期比14.4%増)、セグメント利益は10億7千1百万円(対前年同期比9.0%増)となりました。
③機能化学品事業
機能化学品事業におきましては、化粧品原料グループは、海外向け販売が好調に推移し売上高は増加いたしました。機能材料グループは、販売が低調に推移し売上高は減少いたしました。また、利益率の高い製品比率の増加によりセグメント利益は増加いたしました。この結果、売上高は55億3百万円(対前年同期比4.8%減)、セグメント利益は1億6千3百万円(対前年同期比40.3%増)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動により獲得した28億9千8百万円から、投資活動に24億3千万円投資し、財務活動において7億3千8百万円減少となったことなどにより、2億7千7百万円減少し、21億7千3百万円(対前年同期比11.3%減)となりました。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益18億5千7百万円、非資金損益項目である減価償却費15億3千万円、売上債権の減少額17億5百万円及び仕入債務の減少額18億1千5百万円などにより、28億9千8百万円の増加(前年同期は10億3千8百万円の増加)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、定期預金の預入による支出14億9千万円、定期預金の払戻による収入13億円、有形固定資産の取得による支出23億6千8百万円及び投資有価証券の償還による収入4億円などにより、24億3千万円の減少(前年同期は24億5千9百万円の減少)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済による支出2億7千9百万円、自己株式の取得による支出1億5千1百万円及び配当金の支払額2億7千5百万円などにより、7億3千8百万円の減少(前年同期は1億4千万円の増加)となりました。

当企業集団のキャッシュ・フロー指標のトレンド
第65期第66期第67期第68期第69期
自己資本比率(%)71.474.773.669.576.7
時価ベースの自己資本比率(%)25.727.132.432.642.5
キャッシュ・フロー対有利子負債比率1.310.910.241.050.30
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)49.064.1217.9190.0411.7

(注)自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注1)いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
(注2)株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。
(注3)キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを使用しております。
(注4)有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利息を支払っている全ての負債を対象としております。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00855] S10070L3)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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