有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100CGVX
大阪有機化学工業株式会社 業績等の概要 (2017年11月期)
(1) 業績
当連結会計年度におけるわが国経済は、海外経済の回復による輸出の増加や生産の持ち直しを背景に、企業収益は好調に推移し、景気の緩やかな回復基調が継続いたしました。しかしながら、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動などのリスクも多く、先行きは依然不透明な状況となっております。また、化学工業界におきましては、国内景気の回復などにより、全体的な事業環境は堅調に推移いたしました。
このような情勢の下で当社グループは、2015年11月期よりスタートしました10ヶ年の長期経営計画「Next Stage 10」の目標達成に向けて、各種施策に取り組んでおります。安定基盤事業としての化成品事業においては、主力のアクリル酸エステルの収益性アップと海外拡販に注力しております。先端材料事業としての電子材料事業においては、主力製品のシェア拡大と次世代表示材料の開発に努めてまいりました。また、機能化学品事業においては、新規分野の開拓と海外拡販の強化とともに、既存製品の合理化と拡販による採算性の改善を進めてまいりました。
この結果、当連結会計年度の売上高は265億6千2百万円(対前年同期比12.6%増)、営業利益は32億8百万円(対前年同期比31.4%増)、経常利益は33億6千4百万円(対前年同期比29.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は21億6千1百万円(対前年同期比5.8%増)となりました。
セグメントごとの業績は次のとおりであります。(セグメント間取引を含んでおります。)
①化成品事業
化成品事業におきましては、アクリル酸エステルグループは、自動車塗料用や光学材料向け粘着剤用の販売が堅調に推移し、売上高は増加いたしました。メタクリル酸エステルグループは、販売が堅調に推移し、売上高は増加いたしました。また、売上高の増加及び原価低減の効果により、セグメント利益は大幅に増加いたしました。この結果、売上高は110億4千6百万円(対前年同期比6.7%増)、セグメント利益は7億9千2百万円(対前年同期比20.5%増)となりました。②電子材料事業
電子材料事業におきましては、表示材料グループは、液晶ディスプレイ市場が回復基調で推移し、売上高は増加いたしました。半導体材料グループは、需要が好調に推移し、売上高は増加いたしました。また、売上高の増加に伴いセグメント利益は大幅に増加いたしました。この結果、売上高は93億9千6百万円(対前年同期比21.2%増)、セグメント利益は17億7千9百万円(対前年同期比37.2%増)となりました。③機能化学品事業
機能化学品事業におきましては、化粧品原料グループは、売上高は横ばいとなりました。機能材料グループは、販売が好調に推移し売上高は増加いたしました。また、利益率の高い製品比率の増加によりセグメント利益は大幅に増加いたしました。この結果、売上高は63億1千6百万円(対前年同期比12.0%増)、セグメント利益は6億4千3百万円(対前年同期比28.2%増)となりました。(2) キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動により獲得した35億3千7百万円から、投資活動に5億9千7百万円投資し、財務活動において9億8千7百万円減少となったことなどにより、19億5千5百万円増加し、51億8千万円(対前年同期比60.6%増)となりました。(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益29億5千4百万円、非資金損益項目である減価償却費14億9千5百万円、売上債権の増加額10億2千万円及び仕入債務の増加額6億1千7百万円などにより、35億3千7百万円の増加(前年同期は33億2千2百万円の増加)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、定期預金の預入による支出31億5千万円、定期預金の払戻による収入31億5千万円、有形固定資産の取得による支出11億4百万円及び投資有価証券の売却による収入2億4千4百万円などにより、5億9千7百万円の減少(前年同期は29億3百万円の減少)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れによる収入3億円、長期借入金の返済による支出6億3千7百万円及び配当金の支払額6億4百万円などにより、9億8千7百万円の減少(前年同期は6億4千2百万円の増加)となりました。
当企業集団のキャッシュ・フロー指標のトレンド
第67期 | 第68期 | 第69期 | 第70期 | 第71期 | |
自己資本比率(%) | 73.6 | 69.5 | 76.7 | 74.6 | 74.7 |
時価ベースの自己資本比率(%) | 32.4 | 32.6 | 42.5 | 50.6 | 75.0 |
キャッシュ・フロー対有利子負債比率 | 0.24 | 1.05 | 0.30 | 0.68 | 0.54 |
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍) | 217.9 | 190.0 | 411.7 | 315.3 | 296.4 |
(注)自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注1)いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
(注2)株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。
(注3)キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを使用しております。
(注4)有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利息を支払っている全ての負債を対象としております。
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このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00855] S100CGVX)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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