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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1002COX

有価証券報告書抜粋 富士石油株式会社 業績等の概要 (2014年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1)業績

原油情勢につきましては、期初1バレル約107ドルであったドバイ原油価格は、中国経済の先行き不透明感などを背景に4月中旬には96ドル台まで下落しましたが、7月以降は中東情勢に対する懸念などから上昇し、8月下旬に約113ドルとなりました。その後は米国の量的金融緩和縮小やウクライナ情勢の緊迫化といった要因はあったものの、概ね100~110ドルの範囲で推移し、期末には約105ドルとなりました。この結果、期中平均では前期を約2ドル下回る約105ドルとなりました。
一方、期初1ドル94円台で始まった外国為替相場は、4月に日銀が市場予想を超える内容の量的金融緩和策を発表したことから急速な円安が進み、5月には103円台まで下落しました。6月には新興国経済への懸念などからリスク回避的に円が買われ一時的に93円台となりましたが、その後は98円から99円を中心とする相場が続きました。12月以降は本邦貿易収支の大幅な赤字や日米の金利差拡大などから円安が進展し、期末には102円台となりました。この結果、期中平均では前期より約17円円安となる約100円となりました。
石油製品の国内需要につきましては、ガソリンは猛暑による増加要因がありましたが、低燃費車の普及などにより年間では前期を下回り、灯油は冬季前半の気温が前期より高かったことや暖房用熱源の多様化の影響などから前期を下回りました。一方、軽油は復興需要や景気の回復基調による物流の活発化などにより前期を上回りましたが、C重油は発電用燃料の石炭・LNGへの代替が進行した影響から前期を大幅に下回りました。このような状況下で、燃料油総量では前期を2%程度下回る需要となりました。

このような事業環境のもと、当連結会計年度の業績は下記のとおりとなりました。売上高は原油価格上昇に伴い販売価格は上昇しましたが、袖ケ浦製油所の昨年5月から6月にかけて実施した4年に1度の大規模定期修理に伴う販売数量の減少などにより、前年同期比770億86百万円減収の7,029億42百万円となりました。営業損益は、在庫影響などのプラス要因はあったものの、定期修理に伴う修繕費などが増加したこと及び当期の後半において石油製品のマージンが大幅に縮小したことなどから、前年同期比93億65百万円悪化の78億17百万円の損失となりました。経常損益は上記営業損益の悪化に加え、為替差益の縮小などにより、前年同期比133億90百万円悪化の101億12百万円の損失となりました。当期純損益は、石油上流事業の2プロジェクトからの撤退に係る特別損失等を計上した前年同期と比較して、前年同期比11億28百万円改善の118億97百万円の損失となりました。

なお、当社グループは、石油精製/販売事業のみの単一セグメント・単一事業部門であるため、セグメント別の記載を省略しています。

(2)キャッシュ・フローの状況

(単位:百万円)
区 分前連結会計年度
(自 2012年4月1日
至 2013年3月31日)
当連結会計年度
(自 2013年4月1日
至 2014年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー5,602△43,962
投資活動によるキャッシュ・フロー5,491155
財務活動によるキャッシュ・フロー△16,20740,916
現金及び現金同等物に係る換算差額320499
現金及び現金同等物の増加額または減少額(△)△4,792△2,391
現金及び現金同等物の期首残高18,05713,264
連結の範囲の変更に伴う現金及び現金同等物の
増加額または減少額(△)
-1,828
現金及び現金同等物の期末残高13,26412,701


当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前年同期末に比して5億63百万円減少し、127億1百万円と
なりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
前連結会計年度においては、仕入債務の減少276億31百万円等による支出はあったものの、たな卸資産の減少
257億73百万円等による収入により、キャッシュ・フローは56億2百万円の収入となりました。一方、当連結会
計年度においては、売上債権の減少117億48百万円等による収入があったものの、たな卸資産の増加330億80百万
円、未払揮発油税の減少62億57百万円等による支出により、キャッシュ・フローは439億62百万円の支出となり
ました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
前連結会計年度においては、貸付金の回収80億76百万円等により、キャッシュ・フローは54億91百万円の収入
となりました。一方、当連結会計年度においては、有形固定資産取得による支出が70億49百万円あったものの、
貸付金の回収55億34百万円、連結範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入14億38百万円等により、キャッ
シュ・フローは1億55百万円の収入となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
前連結会計年度においては、長期借入期の返済197億76百万円等により、キャッシュ・フローは162億7百万円
の支出となりました。一方、当連結会計年度においては、長期借入金の返済による支出が339億63百万円あった
ものの、短期借入金の増加による収入482億16百万円、長期借入金による収入272億56百万円等により、キャッシ
ュ・フローは409億16百万円の収入となりました。


従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01082] S1002COX)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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