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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1007V76

有価証券報告書抜粋 富士通コンポーネント株式会社 業績等の概要 (2016年3月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度における世界経済は、アメリカを中心とした先進国では比較的堅調に推移していると考えられるものの、原油価格の下落や中国経済の減速に端を発した世界的な景気減速への懸念などリスク要因が顕在化し、不安定な状況で推移しました。
日本経済につきましても、金融政策を背景とした円安・株高基調に陰りがみられ、個人消費の回復の遅れや中国経済の減速もあって、景気回復に対する懸念は増加しております。
当社グループが属する電子部品業界におきましても、車載向け等一部の業界向けにつきましては引き続き堅調に推移しているものの、中国経済の減速を背景とした設備投資計画の見直しや生産調整の動きがみられる業界もあり、楽観できない状況にあります。
このような環境のもと、当連結会計年度の売上高につきましては、全ての部門で売上増となりましたが、特に車載用リレー、タッチパネル、車載用コントロールユニットを中心に売上増となり、前連結会計年度に比べ1,334百万円増(前期比2.8%増)となる48,278百万円となりました。

(ディスクリートデバイス部門)
車載向けリレーが堅調に推移し、売上高は21,956百万円(前期比1.0%増)となりました。
(入出力デバイス部門)
サーマルプリンタやKVMスイッチの需要減がありましたが、タッチパネルが売上増となり、売上高は18,897百万円(前期比2.0%増)となりました。
(その他部門)
車載用コントロールユニットが増産となり、売上高は7,424百万円(前期比11.2%増)となりました。

損益面につきましては、人件費の増加や成長戦略実行のための投資による減価償却費の増加の影響はありましたが、成長戦略品であるリレー、タッチパネルを中心に積極的拡販による売上拡大を行うとともに、生産性改善やコストダウン、費用圧縮等による原価低減を進めました。また、通期にわたって為替が円安傾向で推移したこともあって、当連結会計年度の営業利益は907百万円(前期比10.3%増)となりました。
経常利益につきましては、当連結会計年度末にかけての円高の影響により為替差損を339百万円計上したことから、512百万円(前期比△45.5%減)にとどまりました。
親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、特別利益として中国子会社移転に伴う固定資産売却益423百万円、法人税等の税金費用を計上したことにより、626百万円(前期比△45.2%減)となりました。


[地域別の売上]
(単位:百万円)
前連結会計年度
(自 2014年4月1日
至 2015年3月31日)
当連結会計年度
(自 2015年4月1日
至 2016年3月31日)
前期比
日本24,69524,824129
アジア15,16216,4531,290
北米3,1333,20571
ヨーロッパ3,9513,795△156
合計46,94348,2781,334
(海外売上比率)( 47.4%)( 48.6%)( 1.2%)


1. 日本
日本は、タッチパネルが売上減となりましたが、車載用コントロールユニット及び車載用リレーが堅調に推移し、売上高は24,824百万円(前期比0.5%増)となりました。
2. アジア
アジアは、タッチパネルが大幅な売上増となり、売上高は16,453百万円(前期比8.5%増)となりました。
3. 北米
北米は、サーマルプリンタは売上減となりましたが、車載用リレーが堅調に推移したことから、売上高は3,205百万円(前期比2.3%増)となりました。
4. ヨーロッパ
ヨーロッパは、サーマルプリンタが売上増となったものの、産業機器向けリレーが売上減となり、売上高は3,795百万円(前期比△4.0%減)となりました。


(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ408百万円増加し、1,657百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは3,001百万円の収入(前期比1,450百万円増)となりました。収入は主に税金等調整前当期純利益935百万円、減価償却費1,911百万円、仕入債務の増加2,496百万円によるもので、支出は主に売上債権の増加額2,178百万円、固定資産売却益423百万円によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは2,157百万円の支出(前期比1,940百万円増)となりました。収入は主に中国子会社移転及び割賦取引に係る社内製作設備の売却に伴う固定資産の売却による収入等722百万円によるもので、支出は有形固定資産の取得による支出2,158百万円、無形固定資産の取得による支出801百万円によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは180百万円の支出(前期比1,229百万円減)となりました。収入は長期借入れによる収入3,000百万円、支出は主に短期借入金の減少2,063百万円、割賦債務の返済1,030百万円によるものであります。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01871] S1007V76)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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