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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1004DOT

有価証券報告書抜粋 山崎製パン株式会社 業績等の概要 (2014年12月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国の一般経済環境は、4月の消費増税に伴う駆け込み需要の反動によって鉱工業生産が減少し景気は弱含みましたが、その後、徐々に持ち直しの動きが広がってまいりました。また、増税後の物価上昇による実質可処分所得の伸び悩みもあり、個人消費は弱い動きとなりました。
パン・菓子業界にありましては、お客様の低価格志向が続く中で販売競争が激化するとともに、円安による原材料価格の上昇や電気料金、燃料等のエネルギーコストの増加もあり、厳しい経営環境となりました。また、コンビニエンスストア業界にありましては、大手チェーンの積極的な出店に加え、小型スーパーやドラッグストアとの販売競争が激化しました。
このような情勢下にありまして、当社グループは、消費増税に先立ち、日本パン公正取引協議会において結成された消費税の転嫁及び表示カルテルに参加し、消費税の円滑かつ適正な転嫁をめざしました。さらに、当社グループは、主力製品の品質向上と新製品開発によって価値ある製品を提供するとともに、高品質・高付加価値製品の開発に取り組むなど、市場動向に即応した部門別製品施策、営業戦略を推進してまいりました。また、キャンペーンを活用して主力製品の売上拡大をはかり、「ロイヤルブレッド」の積極的な拡販や「ヤマザキゴールドシリーズ」の取扱拡大、「おいしい菓子パン」シリーズの発売など高品質・高付加価値戦略を推進するとともに、ヤマザキの売れ筋製品の「厳撰100品」を重点的に拡販し、売上上位品の販売に集中して製品アイテム数の適正管理を実現し、効率の良い生産、販売、物流体制の構築をめざしました。
デイリーヤマザキのコンビニエンスストア事業につきましては、品質を強化した競争力のある製品「ヤマザキベストセレクション」を中心に、パン、和洋菓子の価値ある製品の提供につとめるとともに、調理パン、米飯、麺類の品質向上をはかり、当社グループの総力を挙げて業績の向上をめざしました。また、工場エリアごとに編成したリージョンと各工場が一体となって店舗の開発、運営に取り組み、「デイリーヤマザキ」の既存店の活性化と新業態「ニューヤマザキデイリーストア」の店舗展開を推進しました。
当連結会計年度の業績につきましては、連結売上高は9,950億11百万円(対前連結会計年度比102.8%)、連結営業利益は208億76百万円(対前連結会計年度比125.9%)、連結経常利益は227億70百万円(対前連結会計年度比121.7%)、連結当期純利益は120億48百万円(対前連結会計年度比106.3%)となり、増収増益を達成することができました。

セグメントの業績は次のとおりであります。

〔食品事業〕
①食パン部門(売上高917億14百万円、対前連結会計年度比100.7%)
食パンは、主力の「ロイヤルブレッド」に「山型」や「サンドイッチ用」などの新製品を投入してラインアップを拡充し、量販店に専用コーナーを設けるなど「ロイヤルブレッド」の売場づくりを推進して拡販につとめるとともに、少量目の2枚入、3枚入を活用して高品質・高付加価値の食パン「ヤマザキゴールドシリーズ」の取扱拡大をはかりましたところ、食パンの販売単価は上昇に転じ、前期売上を上回ることができました。
②菓子パン部門(売上高3,389億15百万円、対前連結会計年度比103.0%)
菓子パンは、主力製品を販売強化するとともに、「おいしい菓子パン」シリーズなど高品質・高付加価値製品の取扱拡大をはかりました。また、クロワッサン生地を用いたサックリとした食感の新製品「ドーワッツ」が売上を牽引してドーナツが大きく伸長するとともに、品質を向上したペストリーが好調に推移し、順調な売上となりました。
③和菓子部門(売上高689億16百万円、対前連結会計年度比105.5%)
和菓子は、串団子や大福、まんじゅうが好調に推移するとともに、品質を向上した「北海道チーズ蒸しケーキ」など蒸しパンが伸長し、焼菓子が堅調に推移するなど、好調な売上となりました。
④洋菓子部門(売上高1,285億57百万円、対前連結会計年度比105.7%)
洋菓子は、消費増税後のお客様の節約志向の影響がありましたが、第4四半期から回復傾向となり、また㈱不二家による㈱スイートガーデンの連結子会社化もあり、大幅な売上増となりました。

⑤調理パン・米飯類部門(売上高1,339億60百万円、対前連結会計年度比99.3%)
調理パン・米飯類は、取引先店舗数の減少や麺類の伸び悩みもあり、前期売上を若干下回りました。
⑥製菓・米菓・その他商品類部門(売上高1,597億85百万円、対前連結会計年度比103.5%)
製菓・米菓・その他商品類は、㈱不二家の中国事業が伸長するとともに、ヤマザキ・ナビスコ㈱、㈱東ハトのクラッカーやビスケットが好調に推移し、順調な売上となりました。
以上の結果、食品事業の売上高は9,218億50百万円(対前連結会計年度比102.8%)、営業利益は212億97百万円(対前連結会計年度比133.1%)となりました。

〔流通事業〕
デイリーヤマザキのコンビニエンスストア事業につきましては、「ヤマザキベストセレクション」を中心にパン、和洋菓子の価値ある製品の提供につとめるとともに、サンドイッチのパンや具材の改良に取り組み、㈱サンデリカに最新鋭の炊飯設備を導入して「ご飯」の品質向上をはかり「ベストセレクション弁当」の開発を推進するなど、商品力の強化をはかってまいりました。
当期末の店舗数は、「デイリーヤマザキ」1,386店、「ヤマザキデイリーストアー」64店、「ニューヤマザキデイリーストア」136店、総店舗数1,586店(前期末と同数)となりました。
以上の結果、流通事業の売上高は635億98百万円(対前連結会計年度比100.5%)で、直営店の増加によって増収となりましたが、一方では加盟店売上の減少によりロイヤリティ収入が減少し、直営店の増加に伴うコスト増もあり、営業損失は23億3百万円(前連結会計年度は11億17百万円の営業損失)となりました。

〔その他事業〕
その他事業につきましては、売上高は95億62百万円(対前連結会計年度比109.9%)、営業利益は13億26百万円(対前連結会計年度比114.8%)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物の当期末残高は1,121億81百万円となり、前連結会計年度に対して329億75百万円の増加となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益256億78百万円に加え、減価償却費384億82百万円などにより647億57百万円のプラスとなりました。前連結会計年度に対しては167億89百万円収入が増加しました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出などにより319億54百万円のマイナスとなり、前連結会計年度に対しては10億77百万円支出が減少しました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の返済、配当金の支払などがありましたが、新規借入により61百万円のプラスとなり、前連結会計年度に対しては265億22百万円増加しました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00375] S1004DOT)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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