シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S1009XSA

有価証券報告書抜粋 山崎製パン株式会社 業績等の概要 (2016年12月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国の一般経済環境は、中国経済の減速や円高の進行もあり、景気の足踏み状態が続きましたが、米国大統領選挙後、円安基調への転換もあり、一部に持ち直しの動きがみられました。
パン・菓子業界にありましては、お客様の節約志向が続く市場環境の下で、販売競争が激化しました。また、コンビニエンスストア業界にありましては、業態を超えた販売競争により厳しい経営環境となりました。
このような情勢下にありまして、当社グループは、品質向上と新製品開発に積極的に取り組み、「厳撰100品」を中心とした主力製品の拡販につとめ、高品質・高付加価値製品の開発に注力するとともに、お客様の低価格志向に対応した値頃感のある製品を投入するなど、営業・生産が一体となった部門別製品戦略・営業戦略を推進してまいりました。また、製品のアイテム数を適切な水準に管理して生産面や物流面の効率化につとめ、品質訴求による効果的な販売活動を推進し、業績向上をめざしてまいりました。
菓子事業におきましては、ヤマザキ・ナビスコ㈱が、2016年9月1日をもってヤマザキビスケット㈱に商号変更し、クラッカーの「ルヴァン」、「ルヴァンクラシカル」やサンドビスケットシリーズの「YBCスタンドパック」などの新製品を発売して積極的な販売活動を展開し、当社グループの総力を挙げて、新ブランドYBCの取扱拡大につとめました。
デイリーヤマザキのコンビニエンスストア事業につきましては、当社グループの総力を挙げて、「ヤマザキベストセレクション」を中心にパン、和洋菓子、米飯、サンドイッチ、調理麺の品質向上と新製品開発に取り組むとともに、店舗での品揃えの充実につとめ、「春のパンまつり」などのキャンペーンを活用して店舗売上の増加をめざしました。また、工場エリアごとに再編成したリージョンと当社の各工場が一体となって店舗運営の改善や店舗開発に取り組みました。
2016年12月1日、当社創業の地である市川工場跡地に、「山崎製パン総合クリエイションセンター」(中央研究所、総合研修所、飯島藤十郎社主記念LLCホール)をグランドオープンいたしました。当社はこれを、当社グループの技術革新を推進する研究開発の拠点とするとともに、技術の継承、人材の育成の場として活用し、21世紀のヤマザキの前進基地としてまいります。
当連結会計年度の業績につきましては、連結売上高は1兆419億43百万円(対前連結会計年度比101.4%)、連結営業利益は351億69百万円(対前連結会計年度比130.3%)、連結経常利益は369億5百万円(対前連結会計年度比130.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益は181億75百万円(対前連結会計年度比163.8%)となり、増収増益を達成することができました。

セグメント別の業績は次のとおりであります。

〔食品事業〕
①食パン部門(売上高941億円、対前連結会計年度比102.2%)
食パンは、品質訴求によって「ロイヤルブレッド」、「超芳醇」、「ダブルソフト」の3大ブランドを中心とする主力製品の売上拡大をはかりました。小麦粉をグレードアップし品質を向上させた「ダブルソフト」が伸長するとともに、高品質・高付加価値の新製品「レーズンゴールド」と「チーズゴールド」が大きく寄与し、好調な売上となりました。
②菓子パン部門(売上高3,563億41百万円、対前連結会計年度比101.3%)
菓子パンは、下期に入り主力製品が伸び悩みましたが、「ランチパック」の食材食パンの品質向上や薄皮シリーズの生地改良などの対策を講じ、10月以降、売上は回復基調となりました。また、「ホワイトデニッシュショコラ」などペストリーが伸長し、食卓ロールの新製品「北海道産小麦のバターロール」の寄与もあり、売上増を達成することができました。
③和菓子部門(売上高712億17百万円、対前連結会計年度比101.9%)
和菓子は、主力の串団子や大福、まんじゅうが順調に推移し、品質を向上させた「ホットケーキ」が伸長するとともに、主力の具たっぷりシリーズや新製品の「特撰肉まん」の寄与もあり中華まんが回復し、順調な売上となりました。

④洋菓子部門(売上高1,339億93百万円、対前連結会計年度比100.1%)
洋菓子は、まるごとバナナシリーズや2個入り生ケーキが好調に推移するとともに、「やわらか卵のシフォンケーキ」などのスナックケーキが伸長し、主力製品を拡販した「プレミアムスイーツ」が大きく伸長しました。
⑤調理パン・米飯類部門(売上高1,483億11百万円、対前連結会計年度比104.9%)
調理パン・米飯類は、㈱サンデリカにおいて引き続き最新鋭の炊飯設備を導入し米飯類の品質向上をはかったこともあり、コンビニエンスストアチェーンとの取引が拡大し、大幅な売上増となりました。
⑥製菓・米菓・その他商品類部門(売上高1,659億76百万円、対前連結会計年度比100.8%)
製菓・米菓・その他商品類は、㈱不二家が「カントリーマアム」など主力ブランドの新製品を積極的に発売し好調な売上となりました。また、ヤマザキビスケット㈱は「チップスター」などのスナックの拡販をはかり、9月以降「ルヴァン」や「YBCスタンドパック」など新製品を投入して市場への浸透をめざしました。
以上の結果、食品事業の売上高は9,699億41百万円(対前連結会計年度比101.7%)、営業利益は342億2百万円(対前連結会計年度比127.4%)となりました。

〔流通事業〕
デイリーヤマザキのコンビニエンスストア事業につきましては、「ヤマザキベストセレクション」を中心に品質向上と新製品開発を推進するとともに、米飯、サンドイッチ、調理麺の品質向上に継続的に取り組み、「塩バターパン」など焼きたてパンの品揃えを充実強化してまいりました。
新規店舗の開発に積極的に取り組んだことにより7月以降店舗数は増加に転じ、当期末の店舗数は「デイリーヤマザキ」1,232店(51店減)、「ニューヤマザキデイリーストア」300店(70店増)、「ヤマザキデイリーストアー」39店(9店減)、総店舗数1,571店(10店増)となりました。
以上の結果、流通事業の売上高は619億44百万円(対前連結会計年度比96.9%)で、直営店の減少もあり減収となりましたが、本部経費の削減を進めるとともに直営店の重点管理を拡大して収益改善につとめたことにより、営業損失は8億52百万円(前連結会計年度は13億95百万円の営業損失)となりました。

〔その他事業〕
その他事業につきましては、売上高は100億57百万円(対前連結会計年度比104.0%)、営業利益は14億30百万円(対前連結会計年度比122.7%)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は1,043億44百万円となり、前連結会計年度に対しては43億71百万円の減少となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益326億34百万円に加え、減価償却費366億98百万円などにより627億63百万円のプラスとなりました。前連結会計年度に対しては73億47百万円収入が増加しました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出などにより427億93百万円のマイナスとなり、前連結会計年度に対しては81億24百万円支出が増加しました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の返済、配当金の支払などにより242億24百万円のマイナスとなりましたが、前連結会計年度に対しては40百万円支出が減少しました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00375] S1009XSA)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。