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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100CN49

有価証券報告書抜粋 山崎製パン株式会社 業績等の概要 (2017年12月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国の一般経済環境は、海外経済の回復を背景に、企業収益が改善し設備投資が増加するなど景気は緩やかな回復基調で推移しましたが、可処分所得の伸び悩みもあり個人消費は盛り上がりに欠けました。
パン・菓子業界にありましては、お客様の節約志向が根強い市場環境の下で販売競争が激化するとともに、人手不足を背景とした人件費や物流コストの上昇により収益が圧迫される厳しい経営環境となりました。また、コンビニエンスストア業界にありましては、大手チェーンによる事業統合や加盟店支援などの戦略的投資が拡大する中で、業態を超えた販売競争もあり厳しい経営環境となりました。
このような情勢下にありまして、当社グループは、品質向上と新製品開発に積極的に取り組み、「厳撰100品」を中心とした主力製品の取扱拡大につとめるとともに、高品質・高付加価値製品を開発する一方で値頃感のある製品を投入し消費の二極化への対応をはかるなど、営業・生産が一体となった部門別製品戦略・営業戦略を推進してまいりました。また、製品のアイテム数を適切な水準に管理して効率的な生産・販売・物流体制の構築につとめ、品質訴求による効果的な販売活動を推進し、売上向上をめざしました。
デイリーヤマザキのコンビニエンスストア事業につきましては、当社グループの総力を挙げて「ヤマザキベストセレクション」を中心にパン、和洋菓子、米飯、サンドイッチ、調理麺の品質向上と新製品開発に取り組むとともに、焼き立てパンや手づくりの弁当・おにぎりの品揃えを充実し、店舗売上の増加をめざしました。また、デイリーヤマザキのリージョンと各工場が一体となって店舗運営の改善を推進し、店内加工機能の導入などの店舗改装に取り組みました。
当連結会計年度の業績につきましては、売上高は1兆531億64百万円(対前連結会計年度比101.1%)となりましたが、一部の子会社の業績の伸び悩みに加え人件費や物流費の増加もあり、営業利益は300億87百万円(対前連結会計年度比85.6%)、経常利益は321億43百万円(対前連結会計年度比87.1%)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、㈱不二家の固定資産売却益の計上により251億6百万円(対前連結会計年度比138.1%)となりました。

セグメント別の業績は次のとおりであります。

〔食品事業〕
①食パン部門(売上高964億93百万円、対前連結会計年度比102.5%)
食パンは、「ロイヤルブレッド」、「超芳醇」、「ダブルソフト」の3大ブランドを中心に拡販につとめました。また、「レーズンゴールド」などのゴールドシリーズが大きく伸長し、数量・販売単価ともに上昇したことに加え、品質を向上させたサンドイッチ用食パンの売上が拡大し、食パン全体で好調な売上となりました。
②菓子パン部門(売上高3,595億71百万円、対前連結会計年度比100.9%)
菓子パンは、ランチパックに新製品を投入して売場づくりを推進するとともに、ヤマザキ菓子パンや「ミニスナックゴールド」、「ケーキドーナツ」など主力製品の品質を向上して拡販をはかり、新規格のコッペパンや当社独自のルヴァン種を活用したハードロールの「パン・オ・ルヴァン」シリーズの寄与もあり、菓子パンの売上は堅調でした。
③和菓子部門(売上高709億91百万円、対前連結会計年度比99.7%)
和菓子は、主力の串団子や大福、まんじゅうが好調に推移するとともに、生地と具材を見直し品質を向上させた中華まんの「具たっぷり」シリーズが伸長しましたが、蒸しパンや焼菓子の低迷もあり前連結会計年度の売上を下回りました。

④洋菓子部門(売上高1,349億7百万円、対前連結会計年度比100.7%)
洋菓子は、ケーキスポンジの品質向上をはかった2個入り生ケーキや主力の「まるごとバナナ」が伸長しチルドケーキが順調に推移するとともに、スペシャルシリーズなどのスナックケーキが好調に推移し、堅調な売上となりました。
⑤調理パン・米飯類部門(売上高1,552億98百万円、対前連結会計年度比104.7%)
調理パン・米飯類は、食パンの品質を向上させたサンドイッチが好調に推移するとともに、㈱サンデリカにおいて大手量販店やコンビニエンスストアチェーンとの取引が拡大し、好調な売上となりました。
⑥製菓・米菓・その他商品類部門(売上高1,648億54百万円、対前連結会計年度比99.3%)
製菓・米菓・その他商品類は、㈱不二家の「ルック」などのチョコレートや㈱東ハトの「ポテコ」などのスナックが好調に推移しました。ヤマザキビスケット㈱は、ビスケットやクラッカーの一部に売上逸失がありましたが、主力の「チップスター」、「エアリアル」などのスナックや「ルヴァン」、「YBCスタンドパック」の拡販につとめるとともに、12月には新製品「ノアール」や「ルヴァンプライムスナック」、「ルヴァンクラシカル」を発売して取扱の拡大をはかりました。
以上の結果、食品事業の売上高は9,821億16百万円(対前連結会計年度比101.3%)、営業利益は292億9百万円(対前連結会計年度比85.4%)となりました。

〔流通事業〕
デイリーヤマザキのコンビニエンスストア事業につきましては、当社グループの総力を挙げて「ヤマザキベストセレクション」を中心に品質向上と新商品開発に取り組み、「塩バターパン」などの焼き立てパンや手づくりの弁当・おにぎりなど魅力ある商品の品揃えを充実して、店舗売上の増加をめざしました。また、11月には主力のおにぎりの規格を大幅に見直して関東地区で先行発売し、お客様の好評を得ることができました。
当連結会計年度末の店舗数は「デイリーヤマザキ」1,187店(45店減)、「ニューヤマザキデイリーストア」333店(33店増)、「ヤマザキデイリーストアー」33店(6店減)、総店舗数1,553店(18店減)となりました。
以上の結果、流通事業の売上高は直営店の減少もあり604億1百万円(対前連結会計年度比97.5%)、営業損失は8億49百万円(前連結会計年度は8億52百万円の営業損失)となりました。

〔その他事業〕
その他事業につきましては、売上高は106億46百万円(対前連結会計年度比105.9%)、営業利益は12億55百万円(対前連結会計年度比87.8%)となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は1,292億53百万円となり、前連結会計年度に対しては249億9百万円の増加となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益413億74百万円に加え、減価償却費366億82百万円などにより566億63百万円のプラスとなりました。前連結会計年度に対しては61億円収入が減少しました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出などにより339億80百万円のマイナスとなりましたが、前連結会計年度に対しては有形固定資産の売却による収入などにより88億13百万円収入が増加しました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度において財務活動によるキャッシュ・フローは、借入金の返済、配当金の支払などがありましたが、新規借入により21億42百万円のプラスとなり、前連結会計年度に対しては263億67百万円収入が増加しました。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00375] S100CN49)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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