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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100D68G

有価証券報告書抜粋 山洋電気株式会社 研究開発活動 (2018年3月期)


経営上の重要な契約等メニュー株式の総数等

当社グループの当連結会計年度の研究開発活動は,山洋電気株式会社が中心となり,営業部門と設計開発部門が一体となってお客さまにとっての新たな価値創造ができる製品の開発をおこなうことを基本方針としています。
研究開発活動は,「地球環境を守るための技術」,「人の健康と安全を守るための技術」,「新しいエネルギーの活用と省エネルギーのための技術」への貢献をめざし,3つの事業部において積極的に推進しています。
研究開発の体制は,当社テクノロジーセンターを拠点とし,市場ニーズの先取りやお客さまの要求に即応できるよう,設計開発部門をグループ制とするなど,課題ごとのチーム編成が容易となる体制にしています。
無形資産に計上された開発費を含む当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は,2,965百万円です。
なお,研究開発費のセグメントはすべて日本で計上されています。

また,事業部門別の研究開発活動は,次のとおりです。

クーリングシステム事業
クーリングシステム製品「San Ace」においては,次のような開発に取り組みました。
冷却ファンの主要な市場である情報通信機器や電源機器,屋外に設置されるデジタルサイネージや通信設備,パワーコンディショナにおいて,装置の高密度化,大容量化,高速化が進んでおり,冷却ファンには,さらなる高性能と高い信頼性が求められています。
これらの要求に応えるため,屋内用ファンとして,高い冷却性能を得られる高静圧二重反転ファン「San Ace 40」,高風量ブロア「San Ace B92」,高風量長寿命ファン「San Ace 140L」を開発しました。
また,屋外用ファンとして,高い冷却性能と防水性能を両立した防水遠心ファン「San Ace 225W」,「San Ace 221W」,および長寿命と防水性能を両立した高風量長寿命防水ファン「San Ace 140W」,「San Ace 92W」などを開発しました。
さらに,医療市場に向けて,CTスキャンなど遠心加速度が加わる環境下で使用可能な耐Gファン「San Ace 120GP」,「San Ace 172GP」を市場に先駆けて開発しました。
市場においてさまざまな技術革新が進むなか,冷却ファンのさらなる高性能化と耐環境性能を実現するため,世界トップの性能と信頼性を目指した新製品開発に取り組みました。
当事業部門における研究開発費は363百万円です。


パワーシステム事業
パワーシステム製品「SANUPS」においては,次のような開発に取り組みました。
無停電電源装置の分野では,鉛蓄電池と比べ,使用温度範囲が広く,省スペースやメンテナンスフリーを実現できるリチウムイオン電池を搭載した常時インバータ給電方式UPS「SANUPS A11K-Li」,および屋外にも設置可能な常時商用給電方式UPS「SANUPS N11B-Li」を開発しました。
太陽光発電システムの分野では,リチウムイオン蓄電池と組み合わせることで,停電時に最大60kVAの電力を供給でき,電力ピークカット機能で電力需要に対し最適な電力を供給できる太陽光発電システム用パワーコンディショナ「SANUPS P73L」を開発しました。
太陽光発電システム以外の再生可能エネルギー分野では,風力発電および水力発電システム用として,発電に最適な条件を,接続する風車や水車に合わせて正確に設定できるパワーコンディショナ「SANUPS W73A」を開発しました。
風車や水車により効率よく発電できるよう,接続システムに合わせて直流入力電圧-電力の特性を設定できる製品など,従来にない業界トップの製品開発に取り組みました。
当事業部門における研究開発費は717百万円です。

サーボシステム事業
サーボシステム製品「SANMOTION」においては,次のような開発に取り組みました。
ステッピングモータでは,高トルク,低騒音,省エネルギー化を特長とする「SANMOTION Fシリーズ」2相42角1.8°ステッピングモータを開発しました。騒音や発熱が低減するため,機械装置の低騒音化,安全性の向上に寄与します。
ACサーボアンプでは,「SANMOTION R ADVANCED」に,AC400V入力仕様の多軸サーボアンプを開発しました。産業のグローバル化が進むなかで,AC400V入力仕様の製品ラインアップを拡充することにより,機械装置に最適なサーボシステムの選択肢が一層広がりました。
また,「SANMOTION R 3E Model」には,従来比1/2の通信速度を実現したEtherCAT通信モデルや,多様な安全機能と高い安全性を有するSafetyサーボアンプを開発しました。これらの新製品は,機械装置の生産性,加工品質,ならびに安全性の向上に貢献します。
当事業部門における研究開発費は1,884百万円です。

経営上の重要な契約等株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01806] S100D68G)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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