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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100FZM1

有価証券報告書抜粋 山洋電気株式会社 研究開発活動 (2019年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループの当連結会計年度の研究開発活動は,山洋電気株式会社が中心となり,営業部門と設計開発部門が一体となってお客さまにとっての新たな価値創造ができる製品の開発をおこなうことを基本方針としています。
研究開発活動は,「地球環境を守るための技術」,「人の健康と安全を守るための技術」,「新しいエネルギーの活用と省エネルギーのための技術」への貢献をめざし,3つの事業部において積極的に推進しています。
研究開発の体制は,当社テクノロジーセンターを拠点とし,市場ニーズの先取りやお客さまの要求に即応できるよう,設計開発部門をグループ制とするなど,課題ごとのチーム編成が容易となる体制にしています。
無形資産に計上された開発費を含む当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は,2,976百万円です。
なお,研究開発費のセグメントはすべて日本で計上されています。

また,事業部門別の研究開発活動は,次のとおりです。

(クーリングシステム事業)
クーリングシステム製品「San Ace」においては,次のような開発に取り組みました。
冷却ファンの主要な市場である情報通信機器や電源機器,屋外に設置されるデジタルサイネージや通信設備において,装置の高密度化,大容量化,高速化はとどまる事を知らず進んでおり,冷却ファンには,さらなる高性能と高い信頼性が求められています。
これらの要求に応えるため,1Uサーバ用として,高い冷却性能を得られる高静圧ファン「San Ace 36」を開発しました。
屋外用ファンとして,高い冷却性能と防水性能を両立した防水遠心ファン「San Ace 175W」,「San Ace 150W」,高性能防水ブロア「San Ace 97W」などを開発しました。
また,空調システム・パワコン市場では,AC入力の高効率な遠心ファンが求められており,ACDCコンバータを搭載したACDC遠心ファン「San Ace 225AD」を開発しました。
さらに,IoT製品として,ファンの自動制御や遠隔監視をおこなえるファンコントローラ「San Ace Controller」を,市場に先駆けて開発しました。
市場においてさまざまな技術革新が進むなか,市場に無い新しい製品の実現および冷却ファンの高性能化と耐環境性能を実現するため,世界トップの性能と信頼性を目指した新製品開発に取り組みました。
当事業部門における研究開発費は306百万円です。

(パワーシステム事業)
パワーシステム製品「SANUPS」においては,次のような開発に取り組みました。
無停電電源装置(UPS)の分野では,リチウムイオン電池(LiB)を搭載した「N11B-Li」,「N11C-Li」および「A11K-Li」を開発しました。LiBを採用することで,広い使用温度範囲,軽量化,メンテナンスフリーを実現しました。
また,ハイブリッド給電方式UPSの現行製品「E11A」の後継となる「E11B」の1kVAを開発しました。さらに,5kVAのモジュール構造による並列運転方式を採用した,高信頼のモジュール型UPS「A22A」を開発しました。5kVAのインバータモジュールを最大21台まで並列接続でき,必要な出力容量に合わせ柔軟なシステム構築ができるUPSです。
回転型電源の分野では,建物防災用の消防法に適合した屋外型の防災用ディーゼル発電装置「G53A」を開発しました。LANや周辺機器に接続できるIoT機能を搭載しました。
再生可能エネルギー分野では,風力発電および水力発電システム用のパワーコンディショナ「W73A」に,停電時においても風車の回転により発電した電力が利用できる「連携自立タイプ」を開発しました。
当事業部門における研究開発費は656百万円です。

(サーボシステム事業)
サーボシステム製品「SANMOTION」においては,次のような開発に取り組みました。
サーボモータでは,当社従来品に対して,高トルク化と高回転速度化を実現した小容量低慣性ACサーボモータ「SANMOTION R1」シリーズ(フランジサイズ40mm角~80mm角)を開発しました。高い加速性能により,機械装置のタクトタイム短縮と生産性向上に寄与します。
サーボアンプでは,「SANMOTION R 3E Model」シリーズに,モータ定格出力5.5kW~30kW用のAC400V入力サーボアンプ(150A,300A)を加え,ラインアップを拡充しました。欧州や東南アジアなどAC400V電源地域でご使用いただけるサーボシステムの選択肢が一層広がりました。また,部品の残寿命や通信の品質を確認できるモニタ機能を搭載しており,サーボシステムの計画的なメンテナンス,故障・予兆診断にも貢献できます。
また,コントローラでは,当社従来品に対し体積を1/4に小型化し,OPC-UAサーバやModbus TCPなど豊富な通信機能を搭載した「SANMOTION C」モーションコントローラSMC100を開発しました。制御盤など生産設備の省スペース化に寄与するとともに,生産管理システムや周辺機器と簡単に接続できるため,情報通信技術を活用した柔軟で生産性の高い「ものづくり」に貢献します。
当事業部門における研究開発費は2,013百万円です。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01806] S100FZM1)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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