シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100IU2A (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 山洋電気株式会社 研究開発活動 (2020年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループの当連結会計年度の研究開発活動は,山洋電気株式会社が中心となり,営業部門と設計開発部門が一体となってお客さまにとっての新たな価値創造ができる製品の開発をおこなうことを基本方針としています。
研究開発活動は,「地球環境を守るための技術」,「人の健康と安全を守るための技術」,「新しいエネルギーの活用と省エネルギーのための技術」への貢献をめざし,3つの事業部において積極的に推進しています。
研究開発の体制は,当社テクノロジーセンターを主要な拠点とし,市場ニーズの先取りやお客さまの要求に即応できるよう,設計開発部門をグループ制とするなど,課題ごとのチーム編成が容易となる体制としています。
無形資産に計上された開発費を含む当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は,3,089百万円です。
なお,研究開発費のセグメントはすべて日本で計上されています。

また,事業部門別の研究開発活動は,次のとおりです。

(クーリングシステム事業)
クーリングシステム製品「San Ace」においては,次のような開発に取り組みました。
冷却ファンの主要な市場である情報通信機器や電源機器,屋外に設置されるデジタルサイネージや通信設備,産業用機器で使用されるサーボアンプなどにおいては,装置の高性能化・高密度化・大容量化がさらに進み,冷却ファンには,さらなる高性能・高信頼性と高い環境性能が求められています。
これらの要望に応えるため,屋内用冷却ファンとして、実装密度の高い装置冷却に適した高静圧ファン「San Ace 92」9HVタイプを開発したほか,屋外用冷却ファンとして,高い冷却性能と防水性能を両立した防水ファン「San Ace 60W」「San Ace 80W」「San Ace 92W」9WPAタイプを開発しました。
また,オイルミスト環境下用冷却ファンとして,高性能と防油性能を有した防油ファン「San Ace 40WF」「San Ace 60WF」「San Ace 80WF」「San Ace 92WF」9WFAタイプを開発しました。
さらに,グラフィックカードなど小型・薄型機器の冷却ファンとして,これまで市場にはない小型・薄型サイズのφ70×20mm厚遠心ファン「San Ace C70」9TDタイプを開発しました。
市場においてさまざまな技術革新が進むなか,冷却ファンのさらなる高性能化と耐環境性能を実現するため,世界トップの性能と安心して使用頂ける信頼性を目指した新製品開発に取り組みました。
当事業部門における研究開発費は443百万円です。




(パワーシステム事業)
パワーシステム製品「SANUPS」においては,次のような開発に取り組みました。
無停電電源装置(UPS)の分野では,並列冗長構成の常時インバータ給電方式UPS「SANUPS A11M」を開発しました。1kVAのUPSユニットを組み合わせることで,出力容量を最大8kVAまで拡張できるUPSです。
また,リチウムイオン電池を搭載した常時インバータ給電方式UPS「SANUPS A11K-Li」シリーズのラインアップを拡充し,1.5kVAと3kVAの19分バックアップモデルを新たに開発したほか,同じくリチウムイオン電池を搭載した,国土交通省の「国土強靭化基本計画」案件に使用できる,屋外用の常時商用給電方式UPS「SANUPS N11B-Li」を2機種開発しました。
さらに,無停電電源装置(UPS)のオプションとして,業界標準の通信規定Modbusを追加した「SANUPS LANインタフェースカード」を開発しました。生産設備とUPSがシームレスにつながることで,生産設備の安定稼動に貢献します。
瞬時電圧低下補償装置では,CEマーキングに適合した「SANUPS C23A」を開発しました。定格容量は50kVA,100kVA,200kVAの3機種で,工場設備の生産性や装置の信頼性を向上します。
再生可能エネルギー分野では,風力発電および水力発電システム用の整流器ユニット「SANUPS W75A」を開発しました。さまざまな保護機能と,優れた耐環境性能を持ち,風力発電・水力発電用のパワーコンディショナと組み合わせることで,信頼性の高い発電システムを構築できます。
当事業部門における研究開発費は601百万円です。





(サーボシステム事業)
サーボシステム製品「SANMOTION」においては,次のような開発に取り組みました。
DCサーボモータでは,従来の製品に比べて,コギングトルクの低減,高効率化,低騒音化を実現した「SANMOTION K」シリーズを開発しました。コギングトルクの低減により,回転速度がさらに安定し,精密機器など機械装置の性能の向上に寄与します。また,高効率化により,環境負荷の低減にも貢献します。
リニアサーボシステムでは,業界トップの加減速性能と,小型・大推力を実現した「SANMOTION 小型シリンダリニアサーボモータ」を開発しました。加減速性能の向上により,機械装置のサイクルタイムを短縮できます。また,複数のリニアモータを密着して配置できるように磁気の干渉を最小にしたことで,モータを自由に配置でき,機械装置の小型・軽量化にも寄与します。
ACサーボアンプでは,「SANMOTION R 3E Model」シリーズに,最大254ポイントの位置決め運転,連続動作運転,簡易プログラム運転など自由度の高い位置決め制御機能を搭載したサーボアンプをラインアップしました。位置決めコントローラを使用せずにシステムが構築できるため,機械装置の小型化,省配線化に寄与します。 機能安全規格に適用したセーフティモデルもラインアップし,簡単に安全システムを構築できます。
このほかにも,モーションコントローラ「SANMOTION C」を,スマートデバイスに無線LANで接続できるアダプタを開発し,装置のIoT化に貢献します。
当事業部門における研究開発費は2,044百万円です。


事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01806] S100IU2A)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。